【2023年最新】八街の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 八街の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

まず、八街市に粗大ゴミの戸別回収を依頼するときのルールや方法を詳しく説明します。あわせて、クリーンセンターに直接持ち込む際のルールについても解説していきます。

八街の粗大ゴミの回収規定

八街市では、市の指定ゴミ袋に入らない大きさのゴミについては、粗大ゴミとして回収しています。また、市で「もやせるゴミ」や「金物・小型家電・硬質プラスチック」として回収しているゴミの中でも、粗大ゴミとして戸別回収を依頼できるものもあります。市に戸別回収を依頼する場合には、事前予約と、粗大ゴミ1点あたり1枚の「粗大ごみ処理券A券」が必要です。


対象：八街市に住んでいる人（家庭ゴミ）
費用：有料
申し込み：事前予約制
持ち込み：可（無料）

粗大ゴミ分別の基準

八街市では市の指定ゴミ袋（45L）に入りきらない大きさのゴミは、粗大ゴミとして戸別回収を行っています。臼やエレキギターのように大きさにかかわらず粗大ゴミとして扱うものもあります。また、羽毛布団のようにもやせるゴミとしてゴミ集積場に出せるものでも、粗大ゴミとして戸別回収を行うものもあります。


また、八街市では家電リサイクル法の対象4品目（エアコン・テレビ・冷蔵冷凍庫・洗濯乾燥機）についても、自ら購入店に引き取りを依頼したり、指定場所に持ち込んだりできない場合については、粗大ゴミ回収日に戸別回収をしています。その際には「家電リサイクル券」と「粗大ごみ処理券B券」が必要になります。なお、「家電リサイクル券」は郵便局で購入できます。


八街市クリーン推進課では「ごみ分別早見表（https://www.city.yachimata.lg.jp/uploaded/attachment/15281.pdf）」を作成し、ゴミの分別基準を示しています。ゴミの分別基準が分からない場合には、八街市クリーン推進課（電話：043-443-6937）に問い合わせをしてください。

粗大ゴミの出し方・手順

粗大ゴミは回収日の午前8時30分までに、八街市の「粗大ごみ処理券」を貼って指定された場所に出します。自宅の駐車場など、回収しやすい場所に置いてください。立ち会う必要はなく、不在でも回収しています。「粗大ごみ処理券A券」は1枚550円で、八街市役所環境課とクリーン推進課（クリーンセンター）のほか、市内にあるスーパーやコンビニなどで購入できます。「粗大ごみ処理券A券」を扱っているのは次の店舗です。


・ランドマーク八街店
・イオン八街店
・カインズホーム八街店
・セブン-イレブン八街四木店
・カスミ八街朝日店
・ランドローム東吉田店
・ミニストップ八街おおぎ店
・トウズ八街店
・カスミ八街店
・ローソン八街山田台店
・セブン-イレブン八街滝台店


家電リサイクル法の対象4品目を戸別回収してもらう際に貼る「粗大ごみ処理券B券」は、八街市役所環境課とクリーン推進課（クリーンセンター）の2カ所のみで扱っています。


粗大ゴミの回収日は住所がある地区ごとに月1回、特定の曜日が決まっていて、A地区が第1火曜日、B地区が第2火曜日、C地区が第3火曜日、D地区が第4火曜日です。自分の住まいがどの地区に該当するかは「八街市ごみ収集カレンダー」に記載されています。なお、祝日などの都合で曜日などが変更となっている場合もあるので、必ず「八街市ごみ収集カレンダー」を確認してください。一度に出せる粗大ゴミは3点まで（衣装ケースは重ねることができれば、5点を粗大ゴミ1点として扱います）となります。

粗大ゴミ収集依頼方法

八街市に粗大ゴミの戸別回収を依頼するときは、収集日の8日前までに八街市役所クリーン推進課（クリーンセンター）に予約をします。電話番号は043-443-6937で、平日の午前9時～正午と午後1時から午後4時30分まで受け付けしています。土曜日・日曜日・祝日はお休みです。1回の収集につき、3点まで申し込みが可能です。家電リサイクル法の対象品目を出す場合は、一般的な粗大ゴミと合わせて3点までとなります。なお、引っ越しなどで大量に出た粗大ゴミを回収してほしい場合は、クリーン推進課（電話：043-443-6937）に相談をしてください。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

八街市では、クリーンセンター（住所：千葉県八街市用草500）において、持ち込みによる粗大ゴミの回収を行っています。予約は不要で、受け入れ日は月曜日から金曜日の午前9時から午前11時45分と午後13時から午後16時15分と、土曜日の午前のみです。日曜日・祝日は受け入れをしていません。なお、2022年10月1日より、荷下ろし時間や安全性を考慮して、最終入場時間が設定されます。粗大ゴミを持ち込む場合には、開場時間の15分前までに入場を完了してください。


・月曜日～金曜日：午前9時から11時45分／午後13時から16時15分
・土曜日：午前のみ
・日曜日：休み


粗大ゴミは、分別できる場合は分別し、市指定のゴミ袋に入れられる場合は入れてください。他市町村のゴミ袋を使用することはできません。粗大ゴミを持ち込む際には、市内に住所があることを示す公的な身分証明書が必要です。顔写真のある公的な身分証明書（運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど）は、原則1枚だけ持参すればよいですが、健康保険証など顔写真がついていない身分証明書については、2点持参しなければなりません。また、八街市以外に住んでいる人が、市内に所有する土地・建物から出る粗大ゴミを持ち込む際には固定資産税の納税通知書と、持ち込む人の身分証明書（運転免許証、マイナンバーカードなど）が必要です。


なお、市内に住んでいる人が入院あるいは死亡し、市外に住んでいる家族・親族が粗大ゴミを持ち込みたい場合には、クリーン推進課（電話：043-443-6937）に問い合わせてください。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

八街市の「粗大ごみ処理券」は、八街市役所環境課とクリーン推進課（クリーンセンター）、市内にあるスーパー、コンビニで購入できます。この段落では、八街市で粗大ゴミの処分をするときの手数料を説明します。

粗大ゴミ処分手数料一覧

八街市で粗大ゴミを戸別回収してもらう際には、粗大ゴミ1点あたり550円の手数料が必要です。事前に、指定された場所で「粗大ごみ処理券A券」を購入し、粗大ゴミに貼って出します。また、家電リサイクル法の対象4品目については「粗大ごみ処理券B券」を購入し、貼って出します。「粗大ごみ処理券B券」は品目ごとに手数料が異なり、エアコンが1430円、テレビが1320円、冷蔵冷凍庫が1980円、洗濯乾燥機が1760円です。


家電リサイクル法の対象4品目はこのほか、郵便局で購入した「家電リサイクル券」も必要となります。「家電リサイクル券」の料金は、メーカーや品目、大きさによって異なります。おおよその目安は、下記サイトを確認してください。


【千葉県八街市ホームページ】家電4品目のリサイクル（家電リサイクル法）について
https://www.city.yachimata.lg.jp/soshiki/22/1512.html


八街市のクリーンセンターに粗大ゴミを持ち込む場合には、家庭から出たものであれば原則、手数料はかかりません。事業系のゴミや産業廃棄物、犬・猫の死体については手数料がかかります。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

八街市では、粗大ゴミの処理手数料の減免規定はありません。また、2019年の台風による災害ゴミの受け入れも終了しています。なお、高齢者などで退院後のゴミ出しを含む生活に不安がある人は、地域包括支援センターに相談をしてください。

 八街の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

この段落では、八街市で自治体の回収以外で粗大ゴミを処分する方法を紹介します。

リサイクルショップに持っていく

まだ使用できる家電製品や家具については、リサイクルショップで買い取ってくれるかもしれません。八街市内にもリサイクルショップはいくつかありますが、隣接する自治体のリサイクルショップに買い取り査定を依頼することも可能です。リサイクルショップでは、テレビや洗濯乾燥機、冷蔵冷凍庫などであっても買い取りしてくれることがあります。また、中には出張買い取りサービスを実施している店舗もあるため、車がない人でも利用できます。


ただし、大手メーカーが製造した家電製品や、ブランドの家具は値段がつくことが多いですが、メーカーが分からないものや有名でないものは値段が安くなる場合があります。また、家具・家電製品の状態によっては値段がつかない場合がありますし、家具や家電製品となると処分手数料を請求される場合もあります。


現代では、リサイクルショップを利用しなくてもフリマアプリを通して、家具や家電製品を売れるようになりました。ただし、送料は原則、出品者負担です。買い取ってもらえたとしても、送料のほうが高くなる場合もあるため、注意してください。

販売店で引き取ってもらう

家電リサイクル法の対象4品目をはじめ家電製品は、原則、商品を購入した店に引き取りを依頼します。家電製品を買い替える際に、家電量販店で以前使っていた家電製品の引き取りや下取りを依頼できる場合もあります。大型の家電量販店だと、新たに家電製品を買わなくても、使わなくなった家電製品を有料で引き取ってくれるところもあります。家電製品については、店舗に持ち込むのではなく、インターネットで申し込みをして宅配で引き取ってもらうことも可能です。


なお、家電製品を販売店で引き取ってもらう際には、店舗が設定した処分手数料を支払う必要があります。

不用品回収業者に依頼する

粗大ゴミが大量に出た場合や、粗大ゴミ以外にも引き取ってほしいゴミがある場合には、民間の不用品回収業者を利用するのがおすすめです。ゴミ屋敷や空き家の整理や遺品整理を得意とする専門業者もあります。民間の不用品回収業者であれば、家電リサイクル法の対象品目や八街市が回収していないゴミについても、おおむね回収してもらえます。また、事前に分別をしたり、運び出したりという作業をする必要はありません。重たい家具や家電製品であっても、家の中から運び出してくれますし、エアコンや洗濯乾燥機は取り外し作業をしてもらえる場合もあります。


不用品回収業者を利用する場合は、ホームページなどで検索をしていくつかの業者から見積もりをとりましょう。事業所が八街市以外にあっても、粗大ゴミを引き取りに来てくれる業者も複数あります。見積もりをとった結果、一番よいと感じた業者に依頼をします。即日対応しているところもありますが、3月～4月の引っ越しシーズンや年末年始は不用品回収業者が混み合う場合もあります。引っ越しや大掃除の予定がある場合には、早めに依頼をしておくと安心です。


不用品の回収は、一般的に半日程度あれば完了することが多いです。しかし、ゴミ屋敷や遺品整理などは何日間かにわたって作業を行う場合もあります。原則、立ち会いが必要ですが、土曜日や日曜日、祝日も対応しているため、予定を合わせやすいでしょう。中には、まだ使える家具や家電製品を買い取りし、処分費用と相殺してくれる業者もあるようです。作業が終わったら、あらかじめ決めておいた金額を支払います。不用品回収業者の場合、クレジットカード決済に対応している業者も多いので、事前に高額の現金を用意しなくても大丈夫です。


なお、不用なトラブルを避けるという点でも、事前に見積もりをとるのがおすすめです。「不用品回収1点2000円」などと拡声器で話しながら町の中を巡回している業者もありますが、支払いの段階で「2000円というのは不用品の回収費用で、積み込み費用は別途かかる」というように、後付けで高額請求をする悪徳業者もあります。このような悪徳業者は、名刺などに書かれた連絡先がでたらめで、あとでトラブルを訴えても業者を特定できず、依頼者が泣き寝入りするケースも少なくありません。また、中には引き取った不用品を山の中などに不法投棄している業者もあります。不法投棄された家具について、元の所有者が分かれば、悪徳業者に依頼をした人が罰せられる可能性もあります。


一社から見積もりをとって決めるのではなく、複数社から見積もりをとることで、金額だけでなくスタッフの対応なども知ることができます。最も信頼できる業者がどこだろうかという視点を持つことで、安心して不用品回収業者を利用できるでしょう。

 八街の自治体と回収業者のメリット・デメリット

八街市に粗大ゴミを回収してもらうメリットは、指定場所まで自分で粗大ゴミを搬出できれば料金が安くなることです。戸別回収であっても1点につき550円ですし、クリーンセンターに持ち込む場合については費用がかかりません。少量の粗大ゴミを捨てたい場合には、費用を安く済ませることができるでしょう。また、粗大ゴミの回収日が地区ごとに決められているので、予定を立てやすいのは魅力です。当日、立ち会う必要がないため、平日の日中に仕事をしている人でも利用できるでしょう。持ち込みについては、土曜日の午前中にクリーンセンターが開所しているので、粗大ゴミを捨てるためにわざわざ休暇をとる必要はなさそうです。


一方、八街市の粗大ゴミ回収のデメリットは、一度に大量のゴミを出せない点です。戸別回収ならば1回につき3点までと決まっていますし、クリーンセンターに持ち込む場合でも自家用車に積み込める量についても、限りがあります。引っ越しなどで大量にゴミが出る場合には、すぐに片付けるのが難しいかもしれません。また、指定場所まで自ら運び出さなければならないので、1人暮らしの人や高齢者世帯だと利用しづらいです。それに、八街市に粗大ゴミの回収を依頼できるのは、原則、八街市に住んでいる人だけです。遠方に住んでいる人が空き家の片付けや遺品の整理をしたい場合には、事前に市に相談しなければなりません。


不用品回収業者のメリットは、一度に大量のゴミが出た場合でも片付けられることです。ゴミ屋敷や遺品整理などもできる業者もあり、重宝します。運び出しや分別などの作業を依頼者がしなくてよいのもメリットです。スプレー缶や灯油、ライターのような危険物やバイク、自動車、消火器など、八街市では回収していないゴミについても回収してもらえます。業者によっては「軽トラック積み放題」などのプランを用意しているところもあり、大量に粗大ゴミを処分する場合には安くなる傾向があります。さらに、土曜日・日曜日・祝日など、自治体が回収していない日にゴミを出すことができるのも長所といえるでしょう。予約もとりやすく、最短で即日回収してもらえる場合もあります。


また、空き家の整理や遺品整理など、個人では難しい作業を依頼することができます。作業当日に依頼者が作業を行うことはありません。高齢者世帯や小さな子どもがいる家庭でも、安心して依頼できます。


不用品回収業者のデメリットは、単品回収を受け付けていない業者もあり、単品回収だと料金が高くなる場合があることです。ただし、粗大ゴミを搬出するための手数料だと考えると、そこまで高いとはいえないでしょう。もう一つのデメリットは、中には悪徳業者もあるため、注意が必要なことです。悪徳業者については国民生活センターなどに相談が寄せられていて、思わぬ高額請求をされた人もいます。


ただし、依頼前に十分下調べをすることで、悪徳業者にあうリスクを減らすことができます。依頼前に必ずホームページを確認し、信頼できる業者かどうかを確かめましょう。実績だけでなく、利用者の口コミも参考にするとよいです。事前に複数の業者にコンタクトをとり、見積もりをとるのもよいでしょう。また、悪徳業者の多くは、身元を明かさないようにしています。身元が分からない業者には頼まないことが大切です。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

八街市では、粗大ゴミの戸別回収と持ち込みによる回収を行っています。ただし、戸別回収は月1回決められた日に、1回あたり3点までしか出すことができません。持ち込みについては、粗大ゴミを自ら自家用車にのせて運ぶ必要があります。いずれの場合も、1人暮らしの人や高齢者など、自力で家具や家電製品を動かすのが困難な人には、利用が難しいといえるでしょう。不用品回収業者であれば、自力で粗大ゴミを搬出する必要がありません。また、大量にゴミが出た場合に分別しておく必要もありません。ゴミ屋敷の片付けや遺品整理など、難しい作業も依頼できます。このようなことを踏まえると、八街市で粗大ゴミを処理する場合には、不用品回収業者の利用がおすすめです。特に、大量に粗大ゴミが出た場合には利用を検討してみましょう。

まとめ

八街市では1点あたり550円で、粗大ゴミの戸別回収を行っています。また、直接クリーンセンターに持ち込むことができれば費用がかかりません。ただし、一度に大量の粗大ゴミが出た場合には、複数回に分けて粗大ゴミを出さなければなりません。1人暮らしや高齢者世帯のように、自分でゴミの搬出ができない人には利用が難しいです。不用品回収業者は、自治体が行う粗大ゴミ回収のデメリットを補ってくれます。特に、大量にゴミが出た場合には費用が安くなる傾向がありますし、片付けがはかどります。八街市で粗大ゴミの処分に困っている場合は、不用品回収業者に相談をしてみましょう。