【2023年最新】船橋の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 船橋の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

船橋市では有料の申し込み制で粗大ゴミを戸別収集しています。また、粗大ゴミの処理施設へ自分で直接搬入して処分してもらうことも可能です。ここでは、船橋市の粗大ゴミの処分方法の概要について説明します。

船橋の粗大ゴミの回収規定

船橋市で粗大ゴミを出す場合は、電話などで粗大ゴミ受付センターに事前に回収申し込みが必要です。また、粗大ゴミの品目と大きさや重さに応じた手数料分の粗大ゴミ処理券（シール）を購入する必要があります。申込順に関係なく、エリアごとに決められた収集日に収集しているため、収集日の指定はできません。申し込み時に案内のあった収集日に回収してもらうことになります。粗大ゴミは室内から運び出し、当日の午前8時30分までに粗大ゴミ受付センターから指定された場所に運び出す必要があります。その後は、収集の立ち会いは必要ありません。その他、申し込み先や手数料、収集依頼方法などは詳しく後述します。

対象：千葉県船橋市内に居住する方
手数料：有料
申し込み：事前申し込み制
持ち込み：清掃施設への自己搬入可
申し込み方法：電話、FAX、Eメール、ハガキ
申し込み先：粗大ゴミ受付センター 電話047-457-4153（FAX 047-457-4221）

粗大ゴミ分別の基準

船橋市では粗大ゴミを「概ね20リットル以上の大きさのゴミや重量のあるゴミ」と定めています。縦・横・高さなどの長さに厳密な決まりはありませんが、2022年3月発行の「船橋市の家庭ゴミの出し方」によると、「長辺が概ね50cmを超えるもの」で「不燃ゴミ袋20リットルに入らないもの（傘は除く）」と記載されています。船橋市指定の不燃ゴミ20リットルのゴミ袋は、縦600mm・横400mmですので、袋に入れて口が結べるかどうかを目安にするとよいでしょう。

粗大ゴミの出し方・手順

1.船橋市の「粗大ゴミ受付センター」へ収集を申し込んでください。申し込みは電話、FAX、Eメール、ハガキの4種類の方法があります。それぞれの詳しい申し込み方法については後述します。1回につき5点まで受付可能です。他にも収集してもらいたい粗大ゴミがある場合は、7日後に次の申し込みができます。
2.船橋市の「粗大ゴミ処理券取扱店」で、粗大ゴミに応じた手数料分の「粗大ゴミ処理券（シール）」を購入します。取扱店は、各商店会、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン、セブンイレブン、デイリーヤマザキなどのコンビニエンスストア（一部に取り扱いがない店舗もあります）、地区社会福祉協議会、船橋酒販協同組合加盟店、船橋市漁業協同組合などです。一部の自治会や町会で取り扱っているところもあります。
3.粗大ゴミ処理券は、粗大ゴミ1点ごとに収集日と名前を記入し、見やすい位置に剥がれないように貼り付けます。
4.収集日の朝8時30分までに、玄関先など指定された場所に出しておきます。集合住宅などでは、1階の玄関先などになります。
5.粗大ゴミは基本的に、室内から指定場所まで自力で運搬する必要があります。ただし、65歳以上の高齢者や障害者のみの世帯などで、室内からの粗大ゴミの運び出しが困難で、身近な人の手伝いが頼めないような場合は、本人に代わって屋内からの運び出しを請け負います。粗大ゴミ受付センターに申し込む際に、事前に相談してください。
6.収集日当日は、立ち会いの必要はありません。

粗大ゴミ収集依頼方法

（1）電話による申し込み方法
1.粗大ゴミ受付センター TEL.047-457-4153に電話をします。受付時間は、月曜日～金曜日午前9時から午後4時まで。祝日を除きます。週初めの月曜日や休日明けは、特に午前中が電話が混雑しつながりにくい場合があります。
2.住所、氏名、昼間に連絡のつく電話番号、粗大ゴミの品名や個数などを伝えます。
3.収集日と手数料が知らされますので、忘れないようにメモしておきましょう。

（2）FAXによる申し込み方法
1.船橋市のホームページ「粗大ゴミの出し方」http://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/gomi/002/p001549.htmlにアクセスし、ページ中央部辺りの「粗大ゴミ受付票」の画像をクリックするか、少し下の「ファイルダウンロード メール用粗大ゴミ受付票（エクセル形式44キロバイト）」をクリックします。エクセルファイルがダウンロードされるので、プリンターで印刷して太枠内を記入します。あるいは、編集を有効にして太枠内の必要事項を入力してから印刷するのでも良いでしょう。出したい粗大ゴミがリストの中にない場合は、電話での申し込みが必要です。
2.粗大ゴミ受付票に必要事項を記入したら、粗大ゴミ受付センター FAX.047-457-4221宛に送信します。電話番号とは異なるため注意してください。
3.返事がくるまでに約1週間程度要する場合があります。不備などがある場合は電話やFAXで連絡が入るため、日中に連絡の取れる電話番号や受信可能なFAX番号を忘れずに記入しておきましょう。
4.後日、収集日と手数料等が連絡されます。

（3）Eメールによる申し込み方法
1.上記「FAXによる申し込み方法」の1.と同様に「粗大ゴミ受付票」をダウンロードします。太枠内を入力し保存します。
2.Eメールアドレスsodaigomi@city.funabashi.lg.jpに、エクセル形式のまま添付ファイルで送信してください。個人情報が心配であれば、パスワードを設定すると良いでしょう。
3.後日、メールで収集日や手数料のお知らせがあります。返信までに約1週間程度かかる場合もあります。受信拒否などの設定をしている場合は、sodaigomi@city.funabashi.lg.jpからのメールが受信できるよう設定しておいてください。なかなか届かない場合は、迷惑メールフォルダなどに自動で振り分けられていないか確認してみてください。

（4）ハガキによる申し込み方法
1.ハガキの表面に以下の宛先を記入します。郵便番号＆住所「274-0082 船橋市大神保町1360番地1」、宛名「船橋市粗大ゴミ受付センター 御中」と書きます。
2.裏面には、住所、氏名、日中に連絡の取れる電話番号、粗大ゴミの持ち出し場所、粗大ゴミの品名と個数を1つずつすべて記入してください。
3.必要事項が漏れなく記入できたらポストに投函してください。後日、粗大ごみ受付センターから収集日や手数料の連絡がきます。返事がくるまでに1週間程度かかる場合があります。急ぎの場合は、電話申し込みがおすすめです。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

船橋市では、粗大ゴミを自分で直接ゴミ処理施設へ持ち込んで処分してもらうこともできます。市内にゴミ処理施設は数カ所ありますが、ゴミの種類によって搬入場所が異なるため注意してください。粗大ゴミの持ち込みは市内の清掃施設2カ所で受け入れが可能です。どちらも事前の予約は必要ありません。粗大ゴミの処理手数料は個別回収の品目ごとに決められた手数料とは異なり、持ち込みの場合は重量制になっています。

また、持ち込みは船橋市民や船橋市内に事業所のある方に限られます。持ち込み当日は、市民の方は運転免許証や公共料金の領収書など、事業者の方は社員証、名刺、個人事業主は事業者の名称および所在地が確認できるものを持参してください。ただし、事業系粗大ゴミは可燃性のもののみ受け入れ、不燃性粗大ゴミは持ち込み不可です。持ち込みの際は必ずマスクを着用し、密集しないよう係員の指示に従ってください。持ち込みの際に「船橋市廃棄物搬入許可申請書」に住所、氏名、電話番号を記入して提出します。用紙は、各施設のWebページからダウンロードして印刷して事前に記入してから持ち込むとスムーズです。

【持ち込み先】
西浦資源リサイクル施設
船橋市西浦一丁目4番2号
TEL.047-401-9811
月曜日から土曜日の午前9時から12時、午後1時から5時（日曜日、12月31日から1月3日まで休み）

北部清掃工場
船橋市大神保町1360番地1
TEL.047-457-5341
月曜日から土曜日の午前9時から12時、午後1時から5時（日曜日、12月31日から1月3日まで休み）

【処理手数料】
家庭系の粗大ゴミ
1回の持ち込み量の合計が15kg未満のときは150円（別途消費税加算）、以降10kgごとに150円（別途消費税加算）がかかります。

事業系の粗大ゴミ
1kgあたり20円（別途消費税加算）です。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

粗大ゴミは、指定された収集日までに、粗大ゴミ1点ごとに定められた金額分の「粗大ゴミ処理券（シール）」を取扱店で購入する必要があります。粗大ゴミ処理券取扱店は、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン、セブンイレブン、デイリーヤマザキ、ポプラ、ローソンストア100などのコンビニエンスストア（一部に取り扱いが無いお店があります。）、各地区の社会福祉協議会、各商店会、船橋酒販協同組合加盟店、船橋市漁業協同組合、若松2丁目住宅管理組合、金杉台団地分譲自治会、緑台町会、若松2丁目自治会です。

市境のコンビニエンスストアでは、2つの市の粗大ゴミ処理券を取り扱っているケースがあります。店員に「船橋市の処理券」と伝えて間違いのないように購入してください。処理券は、370円券の1種類だけですので、収集申し込みの際に伝えられた料金分の枚数を購入します。

粗大ゴミ処分手数料一覧

粗大ゴミの処分手数料は、品目ごとに細かく設定されています。また、同じ品目でも大きさや重量によって段階的に料金が異なるものもあります。収集申し込みをしたときに処理手数料を教えてもらえますが、事前に金額を確認したいときは船橋市の「粗大ごみ処理手数料一覧」https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/gomi/002/p001551.htmlが便利です。カテゴリ別の50音順に調べられます。例えば、2口のガスコンロ、照明器具、卓上型ステレオセット、長辺が1m未満の電気こたつ、こたつ板、3畳までのホットカーペット、長辺が1m未満のタンス・本棚・サイドボード、食器棚・テレビ台などの収納家具、ベビーベッド、ギター、ゴルフバッグ、スーツケースなど、粗大ゴミのなかでも比較的小型のものや軽いものは手数料が370円です。

3口以上のガスコンロ、床置き型のステレオセット、電子レンジ、長辺が1m以上で短辺が1m未満のタンス・本棚・サイドボード、食器棚・テレビ台などの収納家具、1人用ソファー、長辺が1m以上で短辺が1m未満のテーブル・机・ちゃぶ台・ワゴン、石付きの物干し台などは740円ですので、370円の処理券2枚が必要です。長辺が1.5m未満で短辺が1m以上のタンス・本棚・サイドボード、食器棚・テレビ台などの収納家具、2人用以上のソファー、長辺が1m以上で短辺が1m以上のテーブル・机・ちゃぶ台・ワゴン等、シングルベッド（スプリングマットは除く）、長辺が1m以上の犬小屋などは1110円ですので、370円の処理券を3枚購入します。

卓上型以外のミシン、電動式のいす・座椅子・ベンチ等、長辺が1.5m以上で短辺が1m以上のタンス・本棚・サイドボード、食器棚・テレビ台などの収納家具、ダブル・セミダブル・2段ベッド（スプリングマットは除く）は1480円ですので370円の処理券が4枚必要です。また、一覧表に見当たらない品目は、重量で手数料が判断できます。重さ15kg未満のものは370円、重さ15kg以上25kg未満のものは740円、重さ25kg以上35kg未満のものは1110円、重さ35kg以上のものは1480円となっています。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

船橋市に居住する生活保護世帯は、粗大ゴミの処理手数料が免除されます。詳細については、粗大ゴミ受付センターTEL.047-457-4153に問い合わせてください。

 船橋の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

船橋で自治体に収集を申し込んだり自力で処理施設に持ち込んだりする以外に、粗大ゴミを処分する別の方法について紹介します。

リサイクルショップに持っていく

買い替えや引っ越し、断捨離などでまだ使えるのに不要になった粗大ゴミは、リサイクルショップで買い取ってもらう方法があります。査定してもらいいくらかのお金が手に入れば、粗大ゴミとして手数料を払って処分してもらうよりもお得です。ただし、季節性の家電などは、需要のない時期は査定が低くなってしまいます。来店する客層によっても査定が異なることもあるため、少しでも高く買い取ってもらうには、少しでも有利になる方法を検討する必要があるでしょう。ただし、需要の見込みのないものは買い取ってもらえないこともあるため、不用品を持ち込む前に、まずは買取可能かどうかを確認することをおすすめします。

販売店で引き取ってもらう

船橋市で収集してもらえない粗大ゴミは、販売店やメーカーに引き取ってもらう方法があります。たとえば、耐火金庫、浴槽、タイヤ、スプリングマットレス、ピアノ、トレーニングマシン、ガスボンベなどは、処理困難物として船橋市では処理ができません。販売店やメーカーに相談するか、品目によっては一般廃棄物協同組合か一般廃棄物処分業許可業者等に依頼する必要があります。家電リサイクル法対象品は買い替える販売店、購入した販売店、近くの販売店などに引き取りを依頼しましょう。パソコンは、メーカーか国の認定業者により回収可能です。

不用品回収業者に依頼する

粗大ゴミを不用品回収業者に引き取ってもらう方法もあります。自治体の収集とは異なり、民間の不用品回収業者なら室内から粗大ゴミを運搬してもらえます。回収日や時間も自分の都合に合わせて選べるため、平日の早朝に粗大ゴミを指定場所に運ぶ手間もかかりません。船橋市では、1世帯の1回に出せる粗大ゴミが5点までと決められていますが、不用品回収業者なら点数に関係なく一度に処分してもらえます。処理券に名前が書いてある粗大ゴミを、通行人に見られるのが恥ずかしいという方もいるでしょう。そのような場合も不用品回収業者なら安全に人目につかないよう運んでもらえるため安心です。

 船橋の自治体と回収業者のメリット・デメリット

自治体で粗大ゴミを収集してもらうメリットは、1点ごとの手数料がわかりやすいこと、他の方法より安く処分できること、収集当日は立ち会いが不要なことなどです。ただし、事前の申し込みや処理券の購入などの手続きに手間がかかること、日時の指定ができず平日しか行っていないこと、指定場所まで自分で運び出さなければならないことなどがデメリットでしょう。また、自治体では家電リサイクル法対象の家電は処分してもらえません。その点、民間の不用品回収業者なら、家電リサイクル法対象の家電も回収してもらえます。

粗大ゴミが大量にある場合は、まとめて一度に処分してもらえるため、家がすっきりと片付くのも大きなメリットです。また、キャンペーンや割引サービス、積み放題パック料金などが使える業者もあり、積み込みなどはすべてお任せできるため、思ったより高くなかったという利用者の声もあります。その反面、悪質な業者に、不正に高額費用をだまし取られる事例も見られるためその辺がデメリットになるでしょう。

また、粗大ゴミが1点だけの場合は、引き受けてもらえない可能性があります。あるいは、単品だけの回収を引き受けてもらえても、ドライバーが1人だけの場合、運び出しを一緒に行う必要があるかもしれません。ただし、急いで多くの粗大ゴミを1度に処分したいときは、不用品回収業者の利用が何かと便利で安心でしょう。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

不用品回収業者なら一度に不用品が片付くため、引っ越しを控えている場合や、思い切って大量の不用品を断舎離したい場合などにおすすめです。自治体に何回にも分けて処分してもらうのも案外費用がかさむものです。不用品回収業者なら、積み込み放題の定額プランなどを利用すれば、自治体の収集よりも安く済むかもしれません。不用品が大量にある場合は、まずは下見に来てもらい見積もりを出してもらったうえで納得がいったら依頼するとよいでしょう。その際は、出張費や見積もり料金が無料の業者を選べば安心です。

業者によっては、格安プランとして積み込みを自分でやることによりわずかな費用で済むプランもあります。うまく利用すれば、かなり安く不用品が処分できるでしょう。緊急で処分したい場合は、即日最短30分で駆けつけてくれるところがあるのもフットワークの軽い民間の業者ならでは。気になる業者のホームページで料金体系や利用者のレビューなどを確認してみることをおすすめします。

まとめ

自治体に頼む手間を考えると、少しばかり費用が高くても不用品回収業者のほうが便利そうだと思われた方もいるのではないでしょうか。自治体では回収してもらえないものもあるため、結局は民間の不用品回収業者にも依頼したというケースもあるものです。ケースバイケースですが、一括で業者に依頼したほうが安上がりだったという可能性もありますので、まずは不用品回収業者に見積もりを出してもらうことをおすすめします。