【2023年最新】流山の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 流山の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

流山市で粗大ゴミを処分するには、まず行政に依頼するという方法があります。ここでは、行政に粗大ゴミの処分を依頼する方法として、規定や出し方、依頼方法など基本的なことを紹介していきます。

流山の粗大ゴミの回収規定

流山市は「50cmを超える可燃ゴミと一辺が1mを超える不燃ゴミ、一辺が50cm以上の木製品」は、粗大ゴミとして扱われます。流山市に粗大ゴミの処分を依頼する際は、電話での事前申し込みと「粗大ゴミ処理券」が必要です。なお、事前申し込みは、原則として回収希望日の2日前までとなっています。ただし、予約状況によっては希望通りに予約を受けてもらえないこともあります。また、日曜日と祝日、年末年始は受付を行っていません。

この流山市の粗大ゴミの回収規定は、同市で配布している「家庭ゴミの正しい分け方・出し方（令和2年4月）」をもとにしています。内容は一般家庭を対象にしており、事業系の粗大ゴミについては特に触れられていません。そのため、事業所から出た粗大ゴミの処分は市に問い合わせたほうがいいでしょう。

対象：千葉県流山市内にお住まいの方
費用：有料
申し込み：事前予約制
持ち込み：可
申込先：流山市クリーンセンター（一般加入電話などから）04-7157-7411
事業系粗大ゴミ：要確認

粗大ゴミ分別の基準

流山市では、50cmを超える可燃ゴミと一辺が1mを超える不燃ゴミ、一辺が50cm以上の木製品は粗大ゴミとして扱われます。この条件に該当する粗大ゴミは、所定の集積所に出すことができます。ただし、自分が出せる集積所の場所と曜日については自治会・管理会社等での確認が必要です。自由に集積所を選ぶことはできないので注意しましょう。なお、処分したい不用品が粗大ゴミに該当するかどうか不明なときは、流山市が配布している「家庭ゴミの正しい分け方・出し方（令和2年4月）」の3ページにある「粗大ゴミの排出方法」で確認できます。市で回収できる指定品目もすべて書かれていますから、まず該当するかどうかを確認し、そのうえで予約するといいでしょう。

粗大ゴミの出し方・手順

1.まず品目と数量を確認したら「流山市クリーンセンター」に電話で予約を入れます。
※このとき、回収日と集積所を決めます。
※日曜日と祝日、年末年始の受付はお休みです。
2.流山市の「粗大ゴミ処理券」を購入し、対象の粗大ゴミに貼ったら指定の場所に出しましょう。
※「粗大ゴミ処理券」は、粗大ゴミ1点につき1枚貼ります。
3.「粗大ゴミ処理券」を取り扱っているのは、流山市内のコンビニエンスストアや指定の個人商店、流山商工会議所、赤城福祉会館、思井福祉会館、野々下福祉会館、向小金福祉会館、森のまちエコセンター、流山市クリーンセンター、東深井福祉会館、江戸川台福祉会館、駒木台福祉会館、十太夫福祉会館、北部公民館、初石公民館、中央公民館（文化会館）、南流山センター、東部公民館、おおたかの森センター、市役所環境政策課、江戸川台駅前出張所、おおたかの森市民窓口センター、南流山出張所、東部出張所です。
※「粗大ゴミ処理券」は、1枚税込み1100円で購入できます。
※購入可能な曜日や時間帯は取り扱い場所によって違うため、事前に確認が必要です。
4.粗大ゴミは、希望日に回収してもらえますが、状況によっては希望に添えないこともあります。
5.粗大ゴミは、回収日の午前8時30分までに指定された場所に出しておきます。
※粗大ゴミを回収する当日の立ち会いは不要です。

粗大ゴミ収集依頼方法

1.流山市に粗大ゴミの申し込みをする方法は電話のみです。
2.粗大ゴミの申し込みは「流山市クリーンセンター」で、電話番号は04-7157-7411のみとなっています。固定電話や携帯電話からかけることができますが、無料電話や通話料割引サービスなどは用意されていません。受付可能時間は、月曜日〜土曜日の午前8時30分から午後5時までです。日曜日と祝日、年末年始は受付を行っていないので注意しましょう。

なお、携帯電話からかけるときは、相手先が市内であっても市外局番（04）が必要です。基本的なことですが、普段固定電話を利用していると混同することもあります。市外局番が抜けると電話がつながらないため、必ずはじめに入れるよう注意が必要です。
3.流山市では「高齢者等ゴミ出し支援事業」を行っています。粗大ゴミは、原則として集積所まで自分で運んでおかなければなりません。回収当日の立ち会いは不要ですが、家からの運び出しは自分で行う必要があります。しかし、どうしても自分で運び出すことが難しい高齢者や障がい者の世帯であればゴミ出しの支援が受けられます。なお「高齢者等ゴミ出し支援事業」を利用するときは、粗大ゴミの収集依頼と同時の申し込みはできません。利用するには手続きと面談が必要になるので、必ず粗大ゴミの収集を依頼する前に申請しておきましょう。

「障害者等ゴミ出し支援事業」を利用できる条件は「流山市内居住であること」「ゴミを自分で集積所まで排出することが困難な人」「近所や身内などゴミ出しの協力が得られない人」です。この他「介護保険法にもとづき支援もしくは要介護と認定されているか同等と認められる人」または「一人暮らしの障がい者もしくは障がい者のみの世帯」のいずれかに該当することが条件となっています。申請には「流山市高齢者等ごみ出し支援事業利用申込書」を提出し、面談のうえ可否が決定されます。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

1.粗大ゴミを「流山市クリーンセンター」に自分で持ち込む場合、事前予約は不要です。持ち込みができるのは月曜日〜土曜日の午前8時30分〜午前11時40分、午後1時〜午後4時15分までとなっています。持ち込みは祝日でも可能ですが、日曜日は対応していません。なお、年末年始の日程は「流山市クリーンセンター」に確認しましょう。
2.粗大ゴミの処分にかかる費用は持ち込みの場合も有料です。料金は10kgにつき税込み300円で、車の総重量で計算されます。
3.「流山市クリーンセンター」に入るときにまず車の総重量を計測し、粗大ゴミを下ろして出る際にもう一度計測します。入るときと出るときの重量の差で算出されるのが最終的に支払う料金です。
4.持ち込みした粗大ゴミは、受付で指定された場所に自分で下ろします。
5.年末年始やゴールデンウィークは混み合うため、余裕を持って持ち込めるよう計画を立てて片付けるなどの対策が必要です。
6.センター内が混み合っているときは、家庭用ゴミ回収車を優先させる場合があります。
7.テレビ、冷蔵庫や冷凍庫、ワインクーラー、エアコン、全自動洗濯機、二層式洗濯機、衣類乾燥機、パソコンといったリサイクル家電は、持ち込みでも流山市では処分できません。ピアノやバイク、耐火金庫、大型農機具、爆発物、消火器などは専門業者に処分を依頼する必要があります。
8.粗大ゴミの持ち込み先は下記になります。事前の申し込みは不要ですが、年末年始の日程の確認など不明な点は電話で確認したほうがいいでしょう。

流山市クリーンセンター：電話番号04-7157-7411
持ち込み可能日：月曜日〜土曜日（祝日も持ち込みは可能）
持ち込み時間：午前8時30分〜午前11時40分、午後1時〜午後4時15分
持ち込み場所：流山市クリーンセンター（流山市下花輪191番地）

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

流山市の「粗大ごみ処理券」は、指定されている店舗や公共施設、市役所で購入できます。まず販売店としては、コンビニエンスストアが13店舗、酒店など小売店が12店舗です。公共施設は赤城福祉会館、野々下福祉会館、森のまちエコセンター、東深井福祉会館など10カ所の福祉会館、北部公民館や南流山センターをはじめとした6カ所の公民館、市役所環境政策課や江戸川台駅前出張所といった6カ所の市役所及び出張所などがあげられます。他にも、森のまちエコセンターと流山市クリーンセンターでも「粗大ごみ処理券」を購入できます。

いずれも、購入可能な曜日や時間帯については異なるため、あらかじめ確認が必要です。支払いについては、基本的に現金を用意したほうがいいでしょう。クレジットカードやモバイル決済に対応しているコンビニエンスストアや小売店でも「粗大ごみ処理券」の支払いについては、対応が異なる場合もあります。詳しくは、それぞれの店舗で確認が必要です。

粗大ゴミ処分手数料一覧

IHコンロ1100円（税込み）
網戸1100円（税込み）
衣装ケース1100円（税込み）
オットマン1100円（税込み）
カーペット1100円（税込み）
2口以上のガスコンロ1100円（税込み）
高圧洗浄機1100円（税込み）
こたつ布団1100円（税込み）
食器洗い機・食器乾燥機1100円（税込み）
自転車1100円（税込み）
スーツケース1100円（税込み）
ステレオセット1100円（税込み）
テレビ台1100円（税込み）
電気毛布1100円（税込み）
電子レンジ1100円（税込み）
布団1100円（税込み）
ベビーベッド1100円（税込み）
ホットカーペット1100円（税込み）
マッサージチェア1100円（税込み）
物置1100円（税込み）
※原則として粗大ゴミ1点につき1100円（税込み）です。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

生活保護受給者など経済的に困窮している世帯や高齢者世帯などを対象に、粗大ゴミ処理手数料等の減免を行っている自治体もあります。しかし、流山市において粗大ゴミ処理手数料等の減免制度は2022年時点では設けられていません。流山市のホームページを見ても、減免制度についての記載はないことから、そもそもそういった制度はないと考えたほうがいいでしょう。粗大ゴミ処理手数料等の減免制度を利用したい場合は、流山市クリーンセンターまたは流山市役所に確認が必要です。

 流山の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

ここまで説明したように、流山市では処分できない粗大ゴミがいくつかあります。では、自治体での処分が難しい粗大ゴミが出たときはどのように処分したらいいのか、一般的に考えられるものを紹介します。

リサイクルショップに持っていく

まだ使えるものであれば、リサイクルショップで買い取ってもらうのも一般的で手軽な処分方法です。例えば、ソファーやベッド、本棚、テーブルといった大型の家具類は買い取ってもらえる可能性が高いといえます。楽器や家電品なども、壊れていないならリサイクルショップに持っていくといいでしょう。他にも、マッサージチェアなどの健康器具やベビーベッド、テレビ台などもリサイクルショップなら買い取りの対象になります。

リサイクルショップは、自分で持ち込む以外に出張買取に対応している店舗も多いものです。そのときの混み具合によっては即日の対応は難しい場合もありますが、自分で運べない人でも処分することができます。大量の回収にも応じてくれることが多く、引っ越しなどのタイミングで何点か不用なものが出たときでも安心です。買い取りが成立すればその場で支払われることが多い点も、リサイクルショップを利用するメリットではないでしょうか。

ただし、まだ使えるものなら何でも引き取ってくれるわけではありません。汚れのひどいものや製造年の古いものは引き取ってもらえないこともあります。リサイクルショップによっては、買い取りの基準を販売から何年までのものと決めているケースも少なくはありません。そのため、せっかく見てもらっても、実際には1点も処分できないということもあり得ます。

販売店で引き取ってもらう

粗大ゴミの中でも、特に処分に困るものといえばリサイクル家電でしょう。テレビやエアコン、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機、家庭用パソコンなどは、リサイクルすることが法律で定められています。そのため、流山市に限らず通常はどこの自治体でも処分の対象から外しています。リサイクルショップなどで買い取ってもらうという選択肢もありますが、使い込んでいたり型が古かったりするとなかなか引き取ってもらえることはありません。

リサイクル家電の処分に困ったときは、家電量販店など販売店に引き取ってもらうという方法があります。新しい機種への買い替えの際に引き取ってもらうのも良いですし、処分だけ依頼することも可能です。流山市の場合は、市が配布している「家庭ゴミの正しい分け方・出し方」の中に「廃家電持ち込み先及び引き取り店一覧」として処分が必要な家電品を引き取ってくれる販売店が記載されています。その中から最寄りの店舗や事業者を選んで引き取ってもらうといいでしょう。

販売店にリサイクル家電を引き取ってもらう場合も料金は必要です。リサイクル家電の処分にはリサイクル料金がかかります。料金は、品目ごとに分かれているだけでなく、サイズやメーカーなどによっても変わってきます。そのため、引き取ってもらう前にリサイクル料金を確認したほうがいいかもしれません。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼するのも、一般的で手軽な粗大ゴミの処分方法です。不用品回収業者とは、その名の通り不用になったものを回収してくれる業者のことで、粗大ゴミをはじめとしたさまざまな品目に対応してくれます。業者によっては危険物など一部対応していない品目もありますが、自治体よりも扱う対象は多いのが特徴です。業者によっては買い取りに応じてくれるケースもあり、料金を節約しやすいのも不用品回収業者の便利な点といっていいでしょう。

不用品回収業者の料金体系は、主に2種類に分かれます。品目ごとに料金が設定されているプランと、もう1つはトラックに積み放題のプランです。品目ごとに料金を加算していくプランは、処分したい粗大ゴミが少ないときに向いています。一方、トラックの積み放題プランは、品目や点数に関係なく定額料金です。例えば、大掃除やゴミ屋敷の片づけなどに適しています。

細かいプラン設定や対応品目などは不用品回収業者によって違いますが、自治体では回収しない品目にも対応しているのが一般的です。料金の支払い方法も柔軟性が高い業者が多く、現金の他にクレジットカード決済や後払いなども増えています。不用品回収以外にもリフォームやハウスクリーニング、家の解体などさまざまなサービスを併用している業者もいるので、用途に合わせて選べるのも特徴です。

 流山の自治体と回収業者のメリット・デメリット

流山市が実施している粗大ゴミの処分方法は、他の自治体でも良く行われている一般的なものです。事前予約による個別収集とクリーンセンターへの持ち込みのいずれかを選べるのは、市民にとって手軽な手段かもしれません。料金も、品目に関係なく一律になっており、わかりやすく手頃になっています。しかし、一方で不便な点があるのも事実です。流山市に粗大ゴミの処分を依頼するのは難しいと感じる人は、民間の不用品回収業者を利用するほうが便利に感じることもあります。そこで、流山市と民間の不用品回収業者ではそれぞれにどのようなメリットとデメリットがあるのか比較してみましょう。

はじめに、流山市に粗大ゴミを処分してもらうメリットとデメリットについて解説していきます。まずメリットとしてあげられるのは、品目に関係なく手数料が一律で設定されていることです。細かく料金設定がされているわけではないため、何点かまとめて処分してもらうときでも簡単に計算できます。その反面、どれも手数料が同じなのはデメリットでもあります。目安となるサイズは決まっていますが、大型の家具であっても小さな木製品であっても手数料は税込み1100円です。粗大ゴミによっては高いと感じる人もいるでしょう。

大きさや重さに関係なく、指定された場所まで自分で運ばなければならないのも自治体に依頼する際のデメリットです。高齢者や障がい者世帯はゴミ出しの支援を受けられますが、申請した後に面談を経て可否をもらう必要があります。支援を受ける決定をもらうまで時間も手間もかかるうえに、必ず利用できるとは限りません。また、リサイクル家電など処分に対応していない品目が多いこともデメリットです。

一方、不用品回収業者を利用するメリットは、流山市が回収してくれない品目でも対応してくれる点にあります。リサイクル料金はかかるものの、テレビやエアコンなどのリサイクル家電の処分に応じてくれるのは安心感があるでしょう。粗大ゴミだけでなく、分別がわからないゴミについても一緒に引き取ってくれることは多いものです。不用品が大量に出たときでも、量を制限することなく回収してくれるのも不用品回収業者のメリットといえます。そのうえ、不用品回収業者なら部屋から重い粗大ゴミを自分で運ぶ必要もありません。

不用品回収業者のデメリットといえば料金がかかることではないでしょうか。ただし、自治体に処分してもらう場合でも手数料はかかります。処分する品目によっては、自治体のほうが割高に感じることもあるでしょう。不用品回収業者は運び出しの料金や出張費までプランに含まれていることが多く、料金に見合っただけのサービスが期待できます。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

流山市で粗大ゴミを収集してもらうには、事前に電話での申し込みが必要です。自分で直接持ち込むときの申し込みは不要ですが、いずれの場合も粗大ゴミの運び出しや車からの積み下ろしは自分で行わなければなりません。障がい者や高齢者の世帯はゴミ出し支援を受けられるとはいえ、実際に利用できるまでには時間を要します。

さまざまな事情を考えると、流山市で粗大ゴミを処分するなら不用品回収業者を利用したほうがいいでしょう。電話やインターネットからの申し込みで迅速に対応してくれることが多く、早い場合は即日の回収も可能です。引っ越しや大掃除などで大量に出た粗大ゴミも対応してもらうことができ、片づかずに困るという心配もありません。何より、高齢者や障がい者に関わらず粗大ゴミの運び出しから応じてもらえるのは便利です。流山市で粗大ゴミの処分をするなら、自治体より不用品回収業者に任せたほうがスムーズに片づきます。

まとめ

流山市では、品目に関係なく1点につき税込み1100円で粗大ゴミを収集してくれます。ただし、指定の場所まで自分で運ばなければならず、重いものや大きなものを処分したいときには難しいかもしれません。自分で粗大ゴミの運び出しができない人や、決められた時間に出すことが難しい人は不用品回収業者が向いています。早いときには即日の対応も可能で、引っ越しや大掃除のときも便利です。