【2023年最新】茂原の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 茂原の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

茂原市では月に1回、粗大ゴミの回収を行っていて、集積場に出せる粗大ゴミならば無料で処分できます。また、大型の粗大ゴミは環境衛生センターでの回収も行っています。ここでは茂原市に粗大ゴミの回収をお願いする方法をくわしく説明します。

茂原の粗大ゴミの回収規定

茂原市では、1辺の長さが1.8m以内かつ重量が20kg以内のものは、月1回、集積場での回収を行っています。収集日は地区ごとに設定されています。1辺の長さが1.8mあるいは20kgを超える大きさの粗大ゴミについては、有料になりますが、長生郡市広域市町村圏組合 環境衛生センターに持ち込むことが可能です。集積場に出せる粗大ゴミは家庭で出た粗大ゴミだけで、事業所で出た粗大ゴミについては集積場での回収は行っていません。事業で出た粗大ゴミについては、環境衛生センターに直接持ち込むか一般廃棄物の収集運搬許可業者に依頼する必要があります。また、事業で出た産業廃棄物については産業廃棄物処理業者に依頼をしてください。粗大ゴミの収集日については、下記サイトも参考にしてください。

【長生郡市広域市町村圏組合】ゴミと資源の分け方・出し方（ごみカレンダー）
https://choseikouiki.jp/kankyo/wakekata/%e3%82%b4%e3%83%9f%e3%81%a8%e8%b3%87%e6%ba%90%e3%81%ae%e5%88%86%e3%81%91%e6%96%b9%e3%83%bb%e5%87%ba%e3%81%97%e6%96%b9%ef%bc%88%e3%81%94%e3%81%bf%e3%82%ab%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%bc%ef%bc%89/

・費用：無料
・申し込み：不要（集積場での回収）
・持ち込み：可（予約不要・有料）
・問い合わせ先：長生郡市広域市町村圏組合 環境衛生課
・電話：0475-23-4944

粗大ゴミ分別の基準

茂原市で集積場での回収を行っている粗大ゴミは、「燃えるごみ専用袋」「燃えないごみ専用袋」に入らない大きさで、1辺の長さが1.8m以下、重量が20kg以下のものです。目安として1人で持ち上げることができる大きさのものとなります。集積場に出すときは、決められたルールに従って出す必要があります。茂原市の集積場に出せる粗大ゴミは、次のようなものです。

・大型カーペット
・蛍光管
・自転車
・すだれ
・ステレオ
・扇風機
・掃除機
・ビニールトタン
・布団
・プラスチック衣装箱
・ベビーカー
・ポリタンク

品目ごとの分別基準については、下記サイトにくわしく書かれているので、参考にしてください。

【千葉県茂原市公式サイト】品目ごとの分別区分（50音順）
https://www.city.mobara.chiba.jp/0000003985.html

粗大ゴミの出し方・手順

茂原市で粗大ゴミを集積場に出す場合には、決められた収集日にルールに従って出します。収集日が祝日であっても回収を行っています。シールなどを貼る必要はありませんが、自転車やベビーカー、シルバーカーのように粗大ゴミなのかどうかが判断しにくいものについては、「粗大ゴミ」と書いた紙を貼っておいてください。ストーブを出すときは、燃料や電池を外した状態で出します。ポリタンクについては中身がないものを回収しています。ゴミに出すときにはフタを外してください。大型のカーペットやビニールトタン、すだれなどは1辺が1.8m、重さが20kg以下になるよう切った上で、丸めて出します。大型のカーペットやビニールトタン、すだれなどは1回2～3枚ほど出すことができます。布団はたたんで縛った状態で出してください。布団は1回につき2枚程度まで出すことができます。粗大ゴミは前日や夜間に出すのではなく、収集日当日の午前8時30分までに集積場に出します。粗大ゴミとして集積場に出してよいかどうかが分からない場合は、長生郡市広域市町村圏組合 環境衛生課（0475-23-4944）に問い合わせをしてください。

粗大ゴミ収集依頼方法

茂原市では、月1回の粗大ゴミ回収のほかに、粗大ゴミの戸別回収は行っていません。大量にゴミが出た場合で自己搬入が困難な場合には、長生一廃許可組合（0475-33-7676）に依頼してください。なお、ゴミ処理手数料とゴミの収集運搬料金が別途必要です。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

茂原市で発生したゴミだけでなく、長生郡市内で発生した一般廃棄物については、環境衛生センター（千葉県茂原市下永吉2101）に持ち込むことができます。環境衛生センターでの受け入れは、平日の午前8時30分～午前11時45分と午後1時～午後4時、土曜日と祝日の午前8時30分～午前11時45分に行っています。日曜日と年末年始は受け入れを行っていません。

環境衛生センターに持ち込む場合は、粗大ゴミだけでなく燃えるゴミ、燃えないゴミも一緒に持ち込むことができます。持ち込む際には指定のゴミ袋に入れる必要はありません。しかし、ゴミの種類ごとに捨てる場所が異なるので、分別をした上で車に積載する必要があります。分別できていないゴミや環境衛生センターで受け入れていないゴミについては、回収することができません。

環境衛生センターでは新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、集積場に出せるゴミやすぐに処分する必要がないゴミについては、環境衛生センターへの持ち込みをできるだけ控えるよう案内をしています。体調がすぐれない場合についてもゴミの持ち込みを控えてください。環境衛生センターに来場する際には、マスクを着用の上、係員の指示に従ってください。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

茂原市では粗大ゴミを環境衛生センターに持ち込んだ場合のみ、ゴミの処分手数料がかかります。処分手数料の額は家庭ゴミ・事業ゴミ問わず同じ額です。

粗大ゴミ処分手数料一覧

茂原市では、集積場に出す粗大ゴミについては、処分手数料はかかりません。環境衛生センターに持ち込む場合には、20kgあたり347円（消費税込み・10円未満切り捨て）の処分手数料がかかります。ゴミの処分手数料は「ゴミの処分量（kg）÷20kg×374円＝ゴミの手数料（10円未満切り捨て）」という計算式で求めます。200kgまでのゴミの処分手数料は次のとおりです。

・20kg：370円
・40kg：740円
・60kg：1120円
・80kg：1490円
・100kg：1870円
・120kg：2240円
・140kg：2610円
・160kg：2990円
・180kg：3360円
・200kg：3700円

粗大ゴミ処理手数料等の減免

茂原市を含め長生郡市内には、粗大ゴミの処分手数料の減免規定がありません。月1回の回収であれば無料で行っていますし、長生郡市広域市町村圏組合がゴミの回収を行っているので、独自の減免規定を作りにくいことが背景にあります。また、茂原市が主体となって、高齢者の家のゴミ出しを手伝うなどの事業についても行っていません。

 茂原の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

茂原市以外で粗大ゴミを処分する方法としてはリサイクルショップやフリマアプリで売る方法と、購入店などに持ち込む方法があります。リサイクルショップなどで売れないものや自力で粗大ゴミを搬出できない場合については、不用品回収業者に収集を依頼します。

リサイクルショップに持っていく

就職や結婚、子どもの成長に伴いまだ使える家電や家具を捨てる場合には、民間のリサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。リサイクルショップで買い取ってもらう場合には、茂原市以外の店舗に持ち込むことも可能です。また、車などで搬送するのが難しい場合には、出張買い取りサービスを実施しているリサイクルショップに依頼するとよいでしょう。

リサイクルショップでは大手メーカーが製造した比較的年式の浅いものについては値段がつきますが、年式の古いものや汚損・破損が見られるもの、保証書や箱がないものは値段がつかない可能性があります。なお、民間のリサイクルショップは家具のみを扱うところ、家電のみを扱うところ、家具も家電も扱うところというように、店舗によって扱う品目が異なります。ホームページなどで、取扱品目を確かめてから持ち込むようにしましょう。

ピアノやギターなど、楽器のリサイクルであれば楽器専門のリサイクルショップもおすすめです。楽器にくわしいスタッフがいるので、一般的なリサイクルショップよりも高値がつく場合がありますし、楽器を大事にしている人に買い取ってもらえる可能性が高まります。ピアノのように搬送が難しいものについても相談できるでしょう。

近年では、民間のリサイクルショップに買い取ってもらう以外にも、スマートフォンのフリマアプリを活用し手軽に出品できるようになりました。フリマアプリを活用すれば、自動車やオートバイのように従来捨てることが困難だったものについても出品することが可能です。ただし、フリマアプリを利用する場合の送料は出品者が負担することが多く、買い取ってもらえたとしても手元にお金が残らない可能性もあります。もちろん、品物の状態によっては値段を下げても買ってもらえない場合もあるでしょう。また、車やオートバイを出品する場合には、名義変更などを自ら行う必要があるため、注意が必要です。

販売店で引き取ってもらう

家電リサイクル法の対象品目であるテレビ・エアコン・冷蔵冷凍庫・洗濯機・洗濯乾燥機は、原則購入した店に引き取ってもらいますが、買い替える場合にはその店で相談をすると引き取ってもらえる場合があります。また、大手家電量販店では持ち込みによる家電の回収を行っています。家電量販店に引き取ってもらう場合には、家電の大きさによって設定されている家電リサイクル料金のほか、収集運搬料がかかります。消火器やオートバイ、パソコンなどについても、一般的に販売した店舗やメーカーで回収を行っています。購入した店に問い合わせるか、メーカーに問い合わせて処分方法を相談してください。

不用品回収業者に依頼する

自分で粗大ゴミをリサイクルに出せない場合や、購入店などに運ぶことができない場合には、不用品回収業者に回収してもらうことができます。不用品回収業者ならば、家の中まで粗大ゴミを取りに来てくれるので、自分で粗大ゴミを動かしたり取り外したりする必要がありません。家電リサイクル法の対象品目であっても、回収してくれるところがほとんどです。粗大ゴミだけでなく、乾電池やスプレー缶のようにゴミに出すのが難しいゴミについても引き取ってもらえるでしょう。引っ越しやゴミ屋敷の片付け、遺品整理などを専門に扱う業者もあるため、ゴミが大量に出る場合にも安心して依頼することができます。

 茂原の自治体と回収業者のメリット・デメリット

茂原市の粗大ゴミ回収のメリットは、集積場での回収ならば処分手数料がかからないことです。回収の頻度も1カ月に一度なので、定期的に粗大ゴミを捨てる機会があります。また、環境衛生センターが茂原市内にあるため、ほかの5町1村に住んでいる人に比べて粗大ゴミを持ち込みやすいのがメリットです。

一方、茂原市の回収のデメリットは、家庭ゴミ以外は集積場で回収していないことです。飲食店を経営している場合や農業を行っている場合など、事業活動によって出たゴミについては集積場に出すのではなく、環境衛生センターに持ち込む必要があります。家の前まで粗大ゴミの回収に来てくれるわけではないため、ゴミの集積場まで遠い人や1人暮らしの人、高齢者は粗大ゴミを出すためのハードルが高いです。

また、車を持たない人や車の運転ができない人は、集積場で扱わない粗大ゴミを環境衛生センターに持ち込むことが難しいです。茂原市は2020年時点の高齢化率（人口に占める65歳以上の割合）が33.2％と、全国平均と比べても5ポイント以上高くなっています。茂原市では、自治体として高齢者のゴミ出し支援や手数料減免などの措置を講じているわけではないため、高齢者が粗大ゴミを捨てるには第三者の手助けが必要です。ただし、ホームヘルパーや遠方に住む家族・親族にゴミ出しの手伝いを頼む場合には、平日の早朝に家に来てもらう必要があります。周りの人に頼んでも、時間を理由に断られる可能性もあるでしょう。

不用品回収業者ならば、自分でゴミを持ち運びできない場合であっても処分をしてもらえます。また、茂原市で回収できない大型の粗大ゴミや家電リサイクル法の対象品目などもまとめて片付けてもらえます。高齢者や1人暮らしの人が自ら片付けをする必要がありません。家の中に粗大ゴミだけでなくゴミが大量にたまってしまっている場合にも、まとめて片付けをしてもらえます。事業で出たゴミについても片付けてもらえるので、自宅で店を営んでいる人も利用しやすいのがメリットです。もちろん、遠方に住んでいる家族・親族が茂原市に住んでいる人の了解を得た上で、片付けを依頼することもできます。土曜日・日曜日にも対応しているため、立ち会いが必要な場合でも自らのスケジュールを優先して頼むことができるので、便利です。

ゴミ屋敷や使わなくなった家の片付け、遺品整理などを頼むときにも不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。公営住宅を使っていた高齢者が亡くなった場合などは、家族や親族がすみやかに部屋を片付けて県や茂原市に部屋を返さなければなりません。部屋にある家財道具をまるごと片付けた上で、掃除をしてくれるサービスを行っている業者もあるため、ゴミや不用品の片付けで困っている場合には相談してみるとよいでしょう。

不用品回収業者のデメリットは茂原市に回収してもらうよりも費用がかかることです。しかし、茂原市ではゴミの排出に関する支援は行っていないので、自力で搬出できない場合には不用品回収業者に依頼をする必要があります。それに、軽トラック積み放題や2トントラック積み放題のようなプランを利用して、定額で大量の粗大ゴミを捨てるサービスを行っている企業もあります。利用するプランによっては、安くゴミを処分できるかもしれません。

なお、不用品回収業者の中には不用品回収だけでなくリサイクルや買い取りも実施している業者があります。不用品回収業者によっては買い取りできるものについてはきちんと査定をして買い取ってくれるところもあります。粗大ゴミの内容によっては処分手数料が思ったほどかからない場合もあります。買い取りできるかどうかについては、見積もりの段階で業者に相談してみるとよいでしょう。

また、不用品回収業者のデメリットとして、詐欺まがいのことをする業者や不法投棄をする業者など、悪質な業者が存在することが挙げられます。国民生活センターでも、「無料」とうたっている不用品回収業者に不用品の回収を依頼したところ、ゴミを軽トラックに積み込んだあとで法外な高額請求をされたというトラブルが寄せられていました。悪質な業者によると、ゴミの処分費用は無料だけれども、ゴミを軽トラックに運ぶ料金がかかる仕組みになっているようで、しつこく請求をされ、怖い思いをした人もいるようです。

ゴミを山林などに不法投棄する業者や野焼きなどで焼却しようとする業者もあるため、注意が必要です。万が一、不法投棄されたものの使用者が特定できた場合には、粗大ゴミを悪質な業者に依頼した人が罪に問われる場合もあるため、不用品回収業者に依頼をする場合には適切に処分してくれる業者を見極めなければなりません。

不用品回収業者をきちんと見分けるためにも利用者の口コミを確認することが大切です。支店が多い不用品回収業者ならば実績がある証しになるので、安心して依頼できるでしょう。また、見積もりを無料で実施している業者もあるため、見積もりの段階でスタッフの印象などを確かめた上で依頼することができます。事前にきちんと確かめてから依頼する不用品回収業者を決めることが、トラブル回避につながります。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

茂原市では1カ月に一度、粗大ゴミの回収を実施していますが、自ら集積場まで粗大ゴミを搬出できない場合や、環境衛生センターにゴミを搬入する手段がない場合には、利用しづらいのが現状です。自治体の中には、高齢者のゴミ出しを支援している自治体もありますが、茂原市の場合、自治体がゴミ出しの手伝いをしていないため、特に高齢者にとっては、粗大ゴミを集積場や環境衛生センターに持ち込むことが難しいといえるでしょう。

このようなことを考えると、茂原市でゴミを出す場合には不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。持ち運びができない大きさのゴミや、家電リサイクル法の対象品目についてもまとめて処分してくれます。また、ゴミ屋敷の片付けや遺品整理についても、専門のスタッフが行います。公営住宅のように、住んでいた人が使わなくなったあとすぐに片付けが必要な場合であっても対応してもらえます。粗大ゴミに限らず、ゴミの片付けに困っている場合には、不用品回収業者の利用を考えてみましょう。

まとめ

茂原市では、月に1回無料で粗大ゴミの回収をしています。また、環境衛生センターにゴミを持ち込めば、有料ですが粗大ゴミを処分してもらえます。茂原市で粗大ゴミとして回収していないものや、自分で集積場や環境衛生センターに持ち込むことができないゴミは、不用品回収業者の利用がおすすめです。自分でゴミを動かせない場合や分別が分からない場合でも、専門のスタッフが片付けてくれるので安心して任せることができます。