【2023年最新】我孫子の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 我孫子の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

我孫子では、粗大ゴミを処分する際のルールが細かく決められています。ここでは、一般家庭で出た粗大ゴミを市で処分してもらう際の依頼方法や分別の基準、手順などを説明していきます。

我孫子の粗大ゴミの回収規定

我孫子市では、市が指定している品目もしくは資源として活用できないもので一辺が1mを超えている不用品が粗大ゴミとして扱われます。我孫子市に粗大ゴミの処分を依頼するときは、事前の申し込みと点数に応じた金額の「粗大ゴミ処理券」が必要です。

収集対象：我孫子市内の居住者
処分費用：有料
申し込み：事前申込による予約制
持ち込み：可
申し込み先：我孫子市クリーンセンター 電話番号04-7181-5374（粗大ゴミ受付専用）またはインターネットhttps://s-kantan.jp/toppage-chiba-t/top/municipalitySelection_initDisplay.action（ちば電子申請サービス）
※住所、氏名など基本情報の他、収集して欲しい品目などを伝えます。
事業系粗大ゴミ：不可

粗大ゴミ分別の基準

我孫子では「資源として活用できない、一辺が1mを超える不用品」と「市が指定している品目」を粗大ゴミとして扱っています。粗大ゴミのように感じても、資源としてリサイクル可能なものは有効活用されます。また、粗大ゴミについては、通常のゴミ集積所に出してはいけません。ゴミ集積所に出しておいても収集されることはないため、勝手に判断することのないよう注意が必要です。

粗大ゴミは、市のルールに従って適切に処分することが求められます。処分を検討しているものが粗大ゴミに当たるのかどうか判断が難しいときは、我孫子のホームページ「粗大ごみ（有料・予約制）」で確認できます。不明な点については、環境経済部クリーンセンター（電話04-7187-0015）に問い合わせるなどし、正しく申し込みましょう。

粗大ゴミの出し方・手順

1.粗大ゴミを収集してもらうときは、我孫子専用の「粗大ゴミ処理券」を貼ります。
2.「粗大ゴミ処理券」は、粗大ゴミ1点につき1枚です。ただし、複数で1点として扱う品目もあります。詳しい内容は申し込みの際に確認できます。
3.「粗大ゴミ処理券」は、我孫子市内のコンビニエンスストアの他、薬局や米店、酒店などの個人商店で購入可能です。なお、取扱店の詳細については我孫子市のホームページ「粗大ごみ（有料・予約制）」に記載されています。
4.「粗大ゴミ処理券」には、受付ナンバーと回収日、氏名を記入します。「粗大ゴミ処理券」はシールで、片側が控えになっています。粗大ゴミの収集が完了するまで、控えは保管しておきましょう。
5.シールを貼って準備が整ったら、指定日の朝8時30分までに粗大ゴミを適切な場所に出しておきます。戸建て住宅の場合は玄関前、アパートやマンションなど集合住宅の場合は1階入り口付近が適切です。判断に迷うときは申し込みの際に相談しましょう。
6.「粗大ゴミ処理券」の再発行はできませんので、紛失しないよう注意が必要です。ただし、期限はないので余った場合はいつでも使用できます。
7.1日に出す粗大ゴミの数量は原則として制限されていません。
8.収集して欲しい品目に変更があったときは、収集日の前日までに連絡が必要です。

粗大ゴミ収集依頼方法

1.我孫子市に粗大ゴミの収集を依頼するときは、電話もしくはインターネットで申し込みます。
2.粗大ゴミ収集を受け付けてくれるのは「我孫子市役所クリーンセンター」で、電話番号は04-7181-5374です。こちらは、粗大ゴミ受付専用になっています。なお、受け付け可能な曜日と時間帯は月曜日～金曜日の午前8時30分～午後5時までです。土日や夜間の受け付けは行っていません。
3.電話で申し込みの際、収集日を教えてもらえます。出したい品目は事前にメモをするなどまとめておきましょう。1日で出せる粗大ゴミの点数は制限されていませんが、自分で運べるかどうかで判断する必要があります。
4.インターネットから申し込みをする場合は「ちば電子申請サービス」を利用します。こちらは外部のサービスで、我孫子市のホームページにある「粗大ごみ（有料・予約制）」のリンクから遷移できるようになっています。
5.「ちば電子申請サービス」は、まず千葉県の地図から我孫子市を選択し、それから利用したいサービスの申請を選ぶという流れです。ここでできるのは粗大ゴミ収集の申し込みだけではありません。選択の段階で間違えることのないよう、注意が必要です。なお「ちば電子申請サービス」の利用には本来事前登録が必要ですが、登録をしないまま申し込みを行うこともできます。
6.「ちば電子申請サービス」は、パソコンやスマートフォンなどから利用が可能です。
7.インターネットで申し込みをすると、メールで回収日と必要な「粗大ゴミ処理券」の枚数が知らされます。「ちば電子申請サービス」は電話での申し込みに比べて回答に時間を要するので、早めに回収日を知りたいときは電話のほうがいいかもしれません。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

1.粗大ゴミを自分で持ち込む際も、クリーンセンターへの事前予約が必要です。なお、2023年（令和5年）3月31日まで新廃棄物処理施設の建設工事が行われており、それまでは遅くとも搬入希望日の前日までに連絡を入れる必要があります。
2.持ち込み当日は、搬入者自身がゴミの荷下ろしを行います。職員が手伝ってくれることはありません。
3.粗大ゴミと一緒に可燃ゴミや資源ゴミなども持ち込みことができますが、下ろす場所がそれぞれに異なります。作業をスムーズに進めるために、あらかじめ分別が必要です。できていないときは場内での分別を求められるので、事前にきちんと確認しておきましょう。
4.クリーンセンターへの持ち込みは予約制ですが、作業車が往来しているときは待つ場合もあります。
5.持ち込みできるのは、搬入者1人に対し1カ月に1回までです。

我孫子市クリーンセンター
電話番号：04-7187-0015
インターネット：2022年現在、インターネットでの受付は行っておりません。
持ち込み可能日：月曜日〜金曜日のうち予約を入れた曜日
持ち込み可能時間：一般家庭は午前8時30分からと9時30分から、10時30分から、午後1時から、2時からとなっています。事業所は午前8時30分〜11時30分、午後1時〜4時で、祝休日は3時までです。
持ち込み場所：我孫子市クリーンセンター（住所：千葉県我孫子市中峠2264）
持ち込みできるゴミ：我孫子市内の一般家庭及び事業所で出たゴミが対象ですが、エアコンやテレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機、パソコンといったリサイクル家電の他、我孫子市で処分できないものは持ち込みできません。
手数料：一般家庭から出るゴミは10kgまで165円です。事業者から出るゴミは10kgまで264円かかります。収集時のように処理券などの購入は不要です。
持ち込み方法：事前にクリーンセンターに電話で申し込みし、予約した日時を守って搬入しましょう。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

我孫子市に粗大ゴミを収集してもらうとき、必要になるのが「粗大ゴミ処理券」です。「粗大ゴミ処理券」は、先述した通り市内のコンビニエンスストアや個人商店で購入できます。ここでは、実際にかかる手数料や減免制度について説明していきます。

粗大ゴミ処分手数料一覧

家具類（タンス、本棚、食器棚、テーブル、下駄箱など）：700円（税込み）
電化製品類 （マッサージ機、電気カーペット、オイルヒーターなど）：700円（税込み）
木製建具類（ドア、雨戸）：700円（税込み）
寝具敷物類（スプリング入り及びウレタンマットレス、カーペット、ベッドパッドなど）：700円（税込み）
洗面化粧台：700円（税込み）
趣味遊具類（琴、サーフボード、ブランコ、滑り台）：700円（税込み）
アコーディオンカーテン：700円（税込み）
仏壇：700円（税込み）
太さ20cm以内で長さ1.5m以内木材：700円（税込み）
机とその椅子：700円（税込み）
電気こたつとその天板：700円（税込み）
3人掛けのソファー：700円（税込み）
ふすま4枚まで：700円（税込み）
障子4枚まで：700円（税込み）
ビニールトタン4枚まで：700円（税込み）
ブラインド4枚まで：700円（税込み）

※我孫子市では、粗大ゴミ1点につき「粗大ゴミ処理券」1枚が原則です。ただし、セットで1枚でも良い場合もあります。また、ここで紹介している品目以外にも処分可能なものやセット扱いになるものもあるので、詳しくは申し込みのときに確認が必要になります。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

2022年現在において、我孫子市で粗大ゴミ処理手数料等の減免に該当するような制度は見当たりません。市のホームページ上でも記載がないため、減免制度は設けられていない可能性が高いといえます。もしも、災害などで一時的にまとまって粗大ゴミが出たときなどは、我孫子市役所に確認してみたほうがいいでしょう。何らかの事情で、本来個人が負担するべきではない粗大ゴミの片付けをする機会があったときも相談したほうがいいかもしれません。

 我孫子の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

我孫子市で自治体に収集を依頼するのが難しいという場合、他にも粗大ゴミを処分する方法はあります。ここでは、自治体に頼る以外の処分方法を紹介していきます。

リサイクルショップに持っていく

リサイクルショップは、基本的に中古品の買い取りを行う専門業者です。製品として購入したものであれば買い取りの対象になるため、実際には使わずにしまっておいたものについても引き取ってもらうことができます。出張買い取りに応じている業者も多いので、使わないものを手軽でお得に処分できる点はメリットといえるでしょう。リサイクルショップは、金額にこだわることなく使わないものをお得に処分したいときに向いています。

ただし、希少価値のあるものでもあくまで中古品という扱いになり、買い取り額が低めになるのはデメリットかもしれません。また、リサクルショップごとに買い取り基準を決めていることも多く、売れないと判断したものは買い取ってくれないこともあります。たとえ新しいものでも、需要が低ければ引き取ってもらえないこともあるでしょう。壊れていないものや新しいものなら処分できるという安易な考えは持たないほうが賢明です。

リサイクルショップは、中古市場での売れ筋商品をいかに適正価格で買い取るかが利益につながっていきます。そのため、持ち込みをしても買い取ってくれるものがないことも想定しておかなければなりません。

販売店で引き取ってもらう

ここでの販売店とは、主に家電量販店などを指します。家電量販店や個人の家電品販売店などで引き取ってもらえるのは、リサイクル家電です。エアコンやテレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機についてはリサイクルが必要になるため、我孫子市では処分できません。収集はもちろん、自分で持ち込む場合も対象外になっています。先ほどあげた家電品以外に、パソコンもリサイクルが必要です。

リサイクル家電を引き取ってもらいたいときは、対応している家電量販店や個人の家電品販売店を探してみましょう。対応している店舗があれば、持ち込みして処分してもらえます。中には、回収に来てくれるケースもあるので、自分で運ぶ手段がないときは相談してみるといいかもしれません。また、新しいものを購入するときに、古いものは販売店に引き取ってもらうのもリサイクル家電を上手に処分する方法の一つです。買い替えを検討しているときは、購入前に引き取りに対応しているかどうか確認しておくといいでしょう。

家電量販店など販売店でリサイクル家電を引き取ってもらう場合、原則としてリサイクル料金が必要です。リサイクル料金は、品目やサイズ、製造年やメーカーによって異なります。リサイクル料金は現金払いが主なため、引き取ってもらうときは事前に金額の確認が必要です。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は、品目や数量に関係なくさまざまな不用品を回収してくれます。危険物や処理が困難なものなど一部対応していないものもありますが、リサイクル家電のような自治体では処分に応じていない品目も回収の対象です。そのため、自治体の処分対象になっているかどうか判別が難しい品目でも、気にせずに引き取ってもらえる点が特徴です。中には、買い取りに応じている不用品回収業者もいるので、売れそうなものがあれば、その分お得に粗大ゴミを処分できることもあるでしょう。

不用品回収業者の場合、自宅など不用品が置かれている場所まで取りに来てくれるのが基本です。利用者が自分で持ち込むということはありません。自分で運べない大きな粗大ゴミや重さのある不用品も、運び出しを行ってくれるのは不用品回収業者のスタッフです。解体が必要な場合もすべて対応してくれるので、運び出しが困難なものでも気にすることなく依頼できます。

料金は、品目ごとに設定されているケースとトラック積み放題のプランなどがあります。1点からの回収も可能ですし、一度に大量の粗大ゴミを処分してもらうことも可能です。トラックも、軽トラックから2トン車まで用意している業者も多く、ゴミの量に応じて柔軟に対応してもらえます。引っ越しや大掃除などまとめて粗大ゴミを回収して欲しいときはもちろん、ゴミ屋敷の片付けにも適しています。

 我孫子の自治体と回収業者のメリット・デメリット

我孫子市が実施している粗大ゴミの処分方法に慣れている市民は多いかもしれません。しかし、実際には細かいルールが決められているなど、対応が難しい面も見られます。中には、ルール通りに粗大ゴミを出せない人もいるでしょう。さまざまな事情から粗大ゴミを出せずにいる人は、民間の不用品回収業者を利用することで解決できることもあります。そこで、自治体と不用品回収業者では実際にどのように違うのか、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

自治体のメリットは、立ち会いが不要なことです。指定の日時に決められた場所に出しておけば、本人がその場にいる必要はありません。「粗大ゴミ処理券」をきちんと貼っておけば、収集自体は市の職員や委託業者が対応してくれます。1点だけ粗大ゴミを出したいときは、費用を抑えられるのも自治体のメリットです。我孫子市の場合は1点につき税込み700円なので、品目によってはお得に処分できます。

一方、品目に関係なく原則として自分で運び出しをしなければならない点は自治体を利用するデメリットです。我孫子市の場合、自宅の玄関前に出しておけば収集してもらえます。しかし、例えば2階から運び出すときでも職員の手を借りることはできません。運び出しができないことで、自治体に粗大ゴミの処分を依頼できない人は多いでしょう。収集してもらう日時の指定ができないことや即日での対応はしてもらえないこともデメリットです。我孫子市の場合、点数に上限がないことで引っ越しなどで出た粗大ゴミもまとめて処分できます。ただし、すぐに応じてもらえるわけではないので、収集日までそのまま保管するしかありません。

リサイクル家電をはじめ、収集してもらえない品目があることもデメリットです。結局、自治体ですべて処分することはできず、家の中が片付かないという世帯は少なくないでしょう。

不用品回収業者のメリットといえば、利用者が自分の都合で日時を指定できることです。土日はもちろん、早朝から夜間まで対応している業者もいるため、日中は時間が取れない人も対応しやすいといえます。一度に大量の粗大ゴミを処分できるのも、不用品回収業者のメリットです。そのうえ即日の対応も可能なので、引っ越しや大掃除などでまとまったゴミが出たときでも、その日のうちに片付けられる場合もあります。基本的にゴミの分別や解体、運び出しなどは業者が代行してくれるのもメリットでしょう。

解体や運び出しができないために自治体に処分を依頼できなかった人でも、粗大ゴミをまとめて処分できるのは大きなメリットです。ゴミ屋敷の片付けに対応している業者を選べば、気になっていた片付けも一気に進められます。中には買い取りにも応じてくれる不用品回収業者もいるため、粗大ゴミの中にまだ使えるものがあれば売却もできます。ゴミの処分にかかる料金と買い取りのお金を相殺すれば、通常より費用を安く抑えることも可能です。

不用品回収業者のデメリットをあげるなら、立ち会いが必要なことかもしれません。しかし、依頼者が立ち会うのは運び出しを代行してもらうためです。不用品回収業者は、粗大ゴミや不用品が置かれている場所から運び出してくれます。依頼者は指示をするだけですし、日時も自分の都合で希望できるので、メリットのほうが大きいといえます。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

粗大ゴミは、サイズが大きいだけでなく重さのあるものも多く、自分ではなかなか運べない人は多いでしょう。我孫子市の場合、高齢者など自力での運び出しが難しい世帯については、相談のうえ玄関に運ぶ前からの収集を行っています。しかし、こうした特別措置は一般の世帯では対応してもらえません。通常は、玄関の前など職員が回収しやすい場所まで自力で運んでおくのが原則です。1回で出せる数量の制限はないものの、実際にはまとめて粗大ゴミを出すのは無理があります。

こうした事情も考えると、粗大ゴミをスムーズに片付けるには不用品回収業者を利用したほうがいいでしょう。我孫子市でも、運び出しが難しい場合は一般の不用品回収業者などの利用を推奨しています。我孫子市に処分してもらう場合は自分で運べる1〜2点の品目に限定し、それ以外のときは不用品回収業者に依頼したほうがいいでしょう。無理な作業をして体を痛めたり壁などにキズをつけたりしては大変です。不用品回収業者なら建物にも配慮して作業にあたってくれますから、安心して任せられます。

まとめ

我孫子市では、粗大ゴミ1点あたり税込み700円（2022年8月時点）で収集してもらうことが可能です。持ち込みであれば、事業所から出るゴミも受け入れてもらえます。ただし、いずれの場合も運び出しや荷下ろしは原則として本人が行わなければなりません。重さがあって運べないときや解体などができないときは、不用品回収業者を利用するほうが便利です。市では処分できないリサイクル家電にも対応している点も安心できます。