【2023年最新】いすみの粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 いすみの自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

いすみ市の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法を詳しく説明します。個人の状況によって依頼方法が異なるため、手続きする内容が変わってきます。また、粗大ゴミの中には自治体で引き取ってもらえないものもあるため、併せて把握しておきましょう。それぞれの項目ごとに詳しく説明していきます。

いすみの粗大ゴミの回収規定

いすみ市での粗大ゴミ回収規定は以下のとおりです。


対象：いすみ市にお住まいの方


費用：有料
（持ち込み：1kg20円/戸別収集：1kg30円）


回収方法：持ち込みまたは戸別収集


申し込み：戸別収集は事前の申請が必要


申し込み先：
大原クリーンセンター TEL 0470-62-3942
いすみクリーンセンター TEL 0470-86-3721
（※お住まいの地域によって申し込み先が異なる）


上記のとおり、いすみ市での粗大ゴミ回収方法は2パターンあります。基本的な粗大ゴミの処理方法は、持ち込みです。「いすみクリーンセンター」に直接ゴミをもっていきます。大原クリーンセンターでは、持ち込みの受付をしていませんので、ご注意ください。また、いすみ市では、高齢者や粗大ゴミを持ち込むための車をもっていない世帯を対象に「戸別収集」も実施しています。戸別収集は、家庭の玄関先や集合住宅の前などにゴミを出しておき、決められた時間内に職員が回収に向かう収集方法です。


戸別収集は、住んでいる地区によって申し込みできる「月」と「申し込み先」が決められていて、事前に電話予約が必要になります。自宅まで職員が収集に来てもらえるのは楽ですが、市から指定された日が回収日になるため、スケジュールを合わせるのも大変です。自治体での粗大ゴミ処理は、費用は抑えられますが手続きや日程調整に手間がかかるので、利用するのであれば事前にしっかりと方法を確認しておきましょう。


また、いすみ市では粗大ゴミの他に「事業系のゴミ」についても規定が定められています。事業活動によって発生するすべてのゴミは「廃棄物の処理および清掃に関する法律」によって「自己処理」が義務づけられています。そのため、ゴミステーションに捨てることができません。事業系のゴミは「直接クリーンセンターへ持ち込む」か「一般廃棄物収集運搬業者」への依頼が必要です。クリーンセンターへの持ち込み料金は、一般と同様で1kg20円です。

粗大ゴミ分別の基準

いすみ市で発行している「家庭ごみの分け方・出し方」で詳しく分別の基準が記載されています。「家庭ごみの分け方・出し方」を参考にいすみ市の「収集・処理できる粗大ゴミの種類」を以下にまとめました。


【家庭粗大金物】
自転車
トタン
ストーブ
扇風機
電子レンジ
ガスレンジ


【家庭粗大ゴミ】
タンス
つくえ
いす
ふとん
ソファー（可燃と金属に分ける）


上記に当てはまらない粗大ゴミで判断に迷う場合は、クリーンセンターへ問い合わせしてみるとよいでしょう。また、可燃ゴミに該当する「生枝・生木」は太さ9cm以下、長さ50cm程度の長さにして専用袋に入れて出すという決まりがあります。粗大ゴミに出すほどの量でない場合は、専用の用具でカットして可燃の収集日に出すとよいでしょう。

粗大ゴミの出し方・手順

いすみ市での粗大ゴミの出し方・手順は「直接持ち込み」か「戸別収集」によって、方法が異なります。それぞれ分けて説明していますので、該当するほうをご覧ください。


【クリーンセンターへ直接持ち込み】


いすみ市が推奨している一般的な処理方法です。


1.収集・処理できる粗大ゴミであるか確認
2.重さを確認し、手数料といすみ市民である証明書（保険証や運転免許証）を準備する
3.「いすみクリーンセンター」へ粗大ゴミを持っていく
（※受付時間は平日の午前8時30分～12時と午後1時〜午後4時30分まで）


受付時間は平日のみのため、時間の確保が必要になります。粗大ゴミを載せられる大きさの自家用車を所有しているのであれば、費用も抑えられて簡単に処理してもらえます。また、事前に電話の予約も不要です。ゴミ処理にかかる手数料といすみ市に在住している証明書を忘れずに持参しましょう。


【戸別収集】


ご高齢の方やクリーンセンターへ持ち込みするための車を所有していない方は、自治体に戸別収集を依頼できます。
1.収集・処理できる粗大ゴミであるか確認
2.対応している「クリーンセンター」へ電話申し込み（※収集月の前月20日、20日が休日の場合は前日までの申し込みが必要）
3.クリーンセンターから日程が調整されて収集日が確定
4.手数料を収集日までに準備しておく
5.収集日に玄関先に粗大ゴミを出しておく
6.収集日は立ち会いが必要


以上のように、回収方法によって対応が変わってくるため事前の確認が必要になります。戸別収集は、ご高齢の方や車を所有してない方には嬉しい制度ですが、確認事項が多く面倒な手続きが増えます。下記では、さらに深堀りして「戸別収集」の依頼方法を説明しています。戸別収集を検討している方は、ご確認ください。

粗大ゴミ収集依頼方法

ここでは、「戸別収集」の依頼方法を説明します。まずお住まいの地区によって電話予約する先が異なります。大原地区にお住まいの方は「大原クリーンセンター」、夷隅・岬地区にお住まいの方は「いすみクリーンセンター」へ電話申し込みが必要です。


大原クリーンセンター TEL 0470-62-3942
いすみクリーンセンター TEL 0470-86-3721
（お問い合わせ時間：土曜日・日曜日・祝日を除く平日の午前8時30分～午後5時15分）


申し込みするときには、粗大ごみの「種類・大きさ・量」を伝えます。また、収集月の前月20日（休日の場合：前日）までの申し込みが必要になるので、ご注意ください。申し込みが済んだ方には、後日センターから日程を調整して連絡が届きます。収集日には、トラックへ積み込めるよう粗大ゴミを玄関先などに準備したうえで、立ち会いが必要になります。 収集料金は、1kgあたり30円です。


また、お住まいの地区によって実施する「収集月」と「申し込み先」が異なりますので事前に確認しておくとよいでしょう。「収集地区および収集月」と「申し込み先」は以下のとおりです。


【申し込み先：大原クリーンセンター】
大原地区…5月・11月
東海・東地区…6月・12月
布施・浪花…7月・1月


【申し込み先：いすみクリーンセンター】
千町・国吉・中川地区…7月・1月
長者・中根地区…9月・2月
太東・古沢地区…10月・3月


（※土・日・祝日・年末年始を除く）


申し込み月の前月20日までに電話による申し込みが必要になるため、日付を間違えないようにしましょう。例えば、大原地区にお住まいの方で5月に処分を依頼したい場合は、大原クリーンセンターに「4月の20日（20日が休日なら前日）」までに申し込むことになります。間違えのないように「収集月」と「申し込み先」は把握しておきましょう。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

いすみ市の粗大ゴミの持ち込みは「いすみクリーンセンター」のみで実施しています。受付は、平日の午前8時30分〜12時と午後1時〜午後4時30分までです。また、木枝・草・木材は1日のうち軽トラックで1台分までの受付となっています。生木は直径9cmを超えるもの、長さ2mを超えるものは、持ち込みできません。そのため、専門業者や廃棄物処理業者への依頼が必要です。


その他に、持ち込みができない粗大ゴミは「クリーンセンター」で収集・処理ができないものと同じです。


【粗大ゴミ持ち込み】


場所：いすみクリーンセンター/いすみ市小又井170番地


引き取り対象：可燃・不燃・資源・粗大ゴミ


電話： 0470-86-3721


持ち込み日：平日の午前8時30分〜12時/午後1時〜午後4時30分


持ち込み方法：受付時間内に持ち込む（予約は必要ない）


必要な持ち物：ゴミの手数料金（1kg20円）と市内在住が確認できるもの


戸別収集で粗大ゴミの回収依頼の申し込み先でもある「大原クリーンセンター」は、直接持ち込みができません。施設の老朽化が進んでおり、市民の安全確保を図るため平成30年6月1日から受付を行っていないのです。以前は持ち込み可能であったことから、長くいすみ市に在住している方はご注意ください。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

ゴミ処理券とは、自治体で粗大ゴミを回収してもらうときに使用するものです。コンビニなどで簡単に購入できます。しかし、いすみ市ではゴミ処理券の購入は不要です。ゴミ処理券の代わりに手数料を納めます。各粗大ゴミの重さによって手数料も変わってくるため、依頼前に準備しておくと安心です。処理する当日は、スムーズに手続きが済ませられるようにしておきましょう。

粗大ゴミ処分手数料一覧

いすみ市の「粗大ゴミ処分手数料」は以下のとおりです。


戸別回収：1kg30円
直接持ち込み：1kg20円


以前は、直接持ち込みの場合の手数料は1kgにつき「家庭ごみ3円」「粗大ゴミ5円」「事業所ゴミ6円」でした。平成28年10月から現在の一律1kg20円に変更になっています。また、同時に戸別回収手数料も1kg15円から30円に変更になりました。そして、現在の手数料金を比べると直接持ち込みのほうが、戸別回収より1kgあたり10円低い設定となっています。


また、家庭の粗大ゴミで出やすいテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機（4品目）などは、家電リサイクル法によりクリーンセンターでの処理ができません。そのため、処分として「購入した販売店」または「買い替えをする販売店」に引き取りを依頼できます。家電を販売店で引き取ってもらうときには、リサイクル料・収集運搬料などがかかります。しかし、販売店の廃業や譲り受けた家電などといった購入先が分からないケースもあるでしょう。このような場合は、以下の指定取引場所に問い合わせのうえ、直接持ち込むといった対応になります。

指定引取場所：上総通運（株）/いすみ市深堀360-3/ TEL0470-62-0181


【引取料金】
エアコン 990円～
テレビ（15インチ以下）1870円～
テレビ（16インチ以上）2970円～
冷蔵庫・冷凍庫（170リットル以下）3740円～
冷蔵庫・冷凍庫（171リットル以上）4730円～
洗濯機・衣類乾燥機 2530円～


上記の引取料金は、メーカーによって異なる場合があります。また、金額が変更になる場合もあります。詳しい料金は「一般財団法人 家電製品協会」のホームページで確認しましょう。支払い方法は、郵便局でリサイクル料金を振込用紙（家電リサイクル券）に記入して完了です。また、手続きにはリサイクル料金のほかに振込手数料が別途必要になります。支払いが完了したら、証明できる用紙が発行されるので依頼当日まで大切に保管しておきましょう。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

自治体ごとに条件によって、粗大ゴミ手数料が減額または免除になるところもあります。例えば、天災を受けた・生活保護を受けているなど指定の対象に当てはまる場合、申請をすることで減免制度を活用できます。しかし、いすみ市では残念ながらゴミ処理手数料の減免制度はありません。いすみ市で実施している各種割引制度は、市のホームページで閲覧できます。いすみ市に在住している方は1度確認してみるとよいでしょう。

 いすみの自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

これまで、いすみ市の自治体で粗大ゴミを処分する方法を説明してきました。自治体への依頼は費用が抑えられます。しかし、日程を合わせたり、手続きが面倒だったりします。そこで、自治体以外に粗大ゴミを処分する方法を紹介します。


リサイクルショップに持っていく
販売店で引き取ってもらう
不用品回収業者に依頼する


自治体以外に依頼する方法は、主に3つあるためそれぞれ説明していきます。もっと楽に粗大ゴミを処理したいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

リサイクルショップに持っていく

リサイクルショップは、不要になったものを買取してくれるお店です。最近のリサイクルショップは持ち込みだけでなく、自宅まで査定しにきてくれる「出張買取」や宅配便などを利用して、査定をしてくれる「宅配買取」があります。リサイクルショップでは、買取のときに身分証明書の提示を求められます。利用する前には、準備しておくとよいでしょう。


ゴミとして処分するはずだったものを買い取ってくれるのは、嬉しいサービスですが、劣化や汚れの多いものでは買取不可になる場合もあります。買い取ってもらえずに時間コストだけがかかってしまうことのないように、買取可能なものかを事前に問い合わせしてみるとよいでしょう。

販売店で引き取ってもらう

粗大ゴミの中でも家電製品であれば、販売店に引き取ってもらえます。これは、家電リサイクル法9条により販売店側に引取義務が課せられているからです。引取義務と対象家電は以下のとおりです。


【引取義務】
過去に販売した家電を引き取る義務
買換えのときに同種の家電を引き取る義務


【対象家電】
エアコン
テレビ
冷蔵庫・冷凍庫
洗濯機・衣類乾燥機


以上のように、対象家電商品を「購入した販売店」または「買い替えをする販売店」に依頼ができます。反対に購入してない店舗には依頼できません。購入した店を覚えていない場合は、思い当たる販売店に問い合わせてみるとよいでしょう。型番から過去の販売データと照合してくれる場合もあります。そして、回収のときに負担する費用は、リサイクル料金・収集運搬料金などです。リサイクル料金は「一般財団法人家電製品協会」のサイトで確認ができます。収集運搬料金は、店舗によって異なります。


処分したい粗大ゴミが引き取ってもらえる家電だけの場合は、販売店に依頼するのがよいでしょう。しかし、家具や引き取り対象外家電も処分に含まれている場合は、まとめて処理するほうが時間も料金もコストがかかりません。まとめて処分をする方は下記で紹介する「不用品回収業者」への依頼がおすすめです。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者は、粗大ゴミも含めた不用品を回収する民間業者です。家具や家電だけでなく、パソコンやOA機器などもすべてまとめて回収してもらえます。依頼方法は、各業者のWEBサイトに記載されている電話またはメールなどで問い合わせするのが一般的です。


見積もりは無料で行っている業者が多く、費用を確認してから申し込みできます。自宅まで専門業者が回収に向かってくれるため、手間がかからずに済みます。


【不用品回収業者の上手な選び方・3つの確認ポイント】
1.料金がわかりやすく明確に提示されているか確認する
2.ホームページで業務の実績事例を確認する
3.口コミ評価またはお客様の声などが記載されているか確認する


以上の3つの確認ポイントをすべて満たしている業者は優良であるといえます。また、1点のみから回収処分してくれる業者もあるので、まずはホームページから問い合わせしてみましょう。

 いすみの自治体と回収業者のメリット・デメリット

自治体へゴミ収集を依頼する最大のメリットは、費用が低く抑えられる点です。また、自治体が回収してくれるため、安心して任せられます。しかし、予約が必要であったり混み合っている時間帯だと、なかなか受け付けまで時間がかかったりする場合もあります。タイミングが合わないと処分まで時間がかかるのがデメリットといえるでしょう。


一方で、回収業者は不用品を買い取ってもらえるケースを除き、自治体と比べて費用が高くなりがちですが、いつでもスケジュールに合わせて依頼ができます。また、家具や家電といった粗大ゴミをまとめて1カ所に依頼できるのも嬉しいところです。回収業者が自宅まで回収に来てくれるため、不用品を運ぶ手間がかからないところもメリットといえます。プロの専門業者が重くて運びづらい家具や家電をスムーズに回収してくれます。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

いすみ市が実施している粗大ゴミの回収方法は、持ち込みの場合は回収先が「いすみクリーンセンター」のみのため、時間帯によっては混み合う場合もあります。また、戸別収集ではお住まいの地域ごとに「収集月」が設定されているため、決められた期間内でしかゴミの処理ができません。さらに、持ち込み・戸別収集の受付は平日に限定されているため、日中お仕事をされている方はタイミングが合わないのが現状です。


また、家庭で最も出やすい粗大ゴミである「テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機」の4品目は法律により、いすみ市では引き取ってもらえません。そのため、家具の処理はクリーンセンターで行い、家電4品目は販売店などで処理してもらうといった面倒な対応が必要になってしまいます。


そこで、いすみ市で粗大ゴミ処理に困ったときは専門の「不用品回収業者」へ依頼するのがおすすめです。電話やメールで簡単に見積もりをだしてもらえて、スケジュールの都合も合わせられるので、面倒な手続きをしなくて済みます。また、業者によっては「平日割」などといったお得な割引サービスを展開している会社もあるため、ホームページをチェックしてみるとよいでしょう。

まとめ

粗大ゴミの処分は何かと面倒な手順が多く、事前に流れを把握しておかないと余計な時間がかかってしまいます。いすみ市の粗大ゴミ処理は、基本的にご高齢の方や車を持っていない方以外は持ち込みをお願いしています。また、受付時間も平日のみに実施しているため、タイミングが合わずに、なかなか処分するまで時間がかかる場合もあるでしょう。 また、家電製品によっては、いすみ市で処分できないものがあるため1度にまとめて処分できないケースも考えられます。「早急に処分したい」「まとめて処分したい」「こちらの都合のよい日に依頼したい」このように思われる方は、不用品回収業者の利用を検討してみるとよいでしょう。