【2023年最新】君津の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 君津の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

千葉県君津市でも、粗大ゴミの処分を受け付けています。君津市に何年間も住み続けていれば、粗大ゴミが出てくるのは当然のこと。自治体によって粗大ゴミを回収してもらえるのは、その自治体に居住する住民だけが得られる特典です。

君津の粗大ゴミの回収規定

君津市で粗大ゴミを出す方法は、大きく分けて「戸別収集」と「直接搬入」の2種類があります。君津市の戸別収集では、市内の地域ごとに粗大ゴミの収集日が指定されているのが特徴です。各地域の粗大ゴミ収集日は、市が発行する「きみつクリーンカレンダー」によって確認できます。そこで、収集日に合わせて事前予約を入れ、前もって購入した「粗大ゴミ処理券」を貼って、自宅等から搬出し、収集日当日に回収してもらう方法が採用されています。つまり、君津市では自由に収集希望日を指定できるわけではありませんのでご注意ください。


直接搬入は、市が管理する「君津市清掃工場」（君津市三直1552-35／0439-52-5353）に、市民自らが粗大ゴミを運び込んで行います。清掃工場が開いている日時であれば、予約を入れずに搬入可能です。ただし、もし粗大ゴミとして市が受け付けられない不用品であっては、せっかくの直接搬入が無駄足になります。少しでも不安がある場合には、清掃工場に前もって確認しておくと確実に搬入できるでしょう。

粗大ゴミ分別の基準

粗大ゴミとは、日常生活で不用とされた耐久消費財のうち、比較的大型の廃棄物です。君津市では、粗大ゴミかどうかを判断する目安について「1辺が50cm以上、または3辺の合計が100cm以上で、長さが150cm以内・重さ80kg以内のもの」と指定しています。一部の品目については、君津市指定の不燃ゴミの袋に入る不用品であっても、その大きさを問わず粗大ゴミ扱いとなるものがありますので注意してください。たとえば、家庭用のガスコンロや石油ストーブなどです。


その一方、組立式の家具などは、分解して1枚の指定ごみ袋に入れ、口をしばることができれば、一般の可燃ゴミまたは不燃ゴミとして出すことが認められています。ただし、袋の口をテープなどで接着した場合は、一般ゴミとして出すことが認められませんので、粗大ゴミとして出すようにしましょう。

粗大ゴミの出し方・手順

君津市での粗大ゴミの出し方は「戸別収集」と「直接搬入」があります。まず、戸別収集による粗大ゴミの出し方の手順について説明します。戸別収集では「事前予約→粗大ゴミ処理券の購入→収集」の順で行われます。君津市内の地域ごとに粗大ゴミの収集日が決まっており、市が発行する「きみつクリーンカレンダー」で公表されています。このカレンダーの収集日に合わせて、都合のいい日に君津市清掃工場（0439-52-5353）に予約を入れます。


予約は、収集日の2日以上前に入れなければなりません。電話予約窓口は平日のみ開設していますので注意してください。予約では回収の日付と場所（屋外のみ）を指定します。もし、粗大ゴミとして回収できるかどうか不安な場合には、予約の電話を入れる機会に問い合わせて確認するといいでしょう。そして、粗大ゴミ処理券を購入して不用品に貼り、収集のときまでに指定場所に搬出しておきます。収集日の朝8時までに出すと確実です。


一方、直接搬入では事前予約や処理券の事前購入などが不要で、君津市清掃工場に粗大ゴミを運び込みさえすれば、手続きが完了するのでシンプルです。粗大ゴミは、自家用車や軽トラックなどで搬入します。運びきれない場合はレンタカーなどを借りるといいでしょう。また、君津市清掃工場に粗大ゴミを持ち込める資格があるのは君津市民のみですので、念のため、君津市に在住している事実を示すことができる身分証明書を携帯しておくと確実です。

粗大ゴミ収集依頼方法

君津市では、粗大ゴミの収集を依頼して、自宅の近くまで職員が訪問して回収してもらうことができます。依頼するには君津市清掃工場の清掃事務所（0439-52-5353）に電話を入れることによる事前予約が必要です。電話予約窓口は、平日のみ繋がります。週末や祝日、年末年始は受け付けていませんのでご注意ください。粗大ゴミの典型例は自転車、タンス、ベッド、マットレス、カーペット、ソファ、布団、ベビーカーなどです。事前予約は、収集日の2開庁日よりも前に入れておかなければなりません。君津市では、市内の地域ごとに粗大ゴミの収集日が決まっており、どの地域も「きみつクリーンカレンダー」で月に1日のみが指定されています。その収集日を過ぎたら、翌月まで待たなければなりませんので、余裕を持って予約を入れるようにします。


戸別収集の場合、一度に出せる粗大ゴミは5点までが上限です。大量に粗大ゴミがある場合は、大きなものを優先して出すか、君津市清掃工場に直接搬入しましょう。そして、収集日までに必要な枚数の粗大ゴミ処理券を購入し、粗大ゴミに貼った上で、収集日の午前8時までに予約で指定した場所まで搬出しておきましょう。職員が屋内まで粗大ゴミを回収しに行くことはしません。自宅近くの門の前や駐車場など、近隣の迷惑にならない場所に置いておくようにします。通常のゴミ収集の支障になるおそれがあるため、粗大ゴミの置き場所を一般のゴミ捨て場（ごみステーション）に指定することはできません。


回収当日の立ち会いは不要です。粗大ゴミ処理券が回収手数料の支払い証明となっているためです。当日に職員へ直接、手数料を現金払いすることはできません。つまり、事前予約を入れていても、粗大ゴミ処理券を前もって購入しておかなければ、粗大ゴミの回収は拒否されますので注意してください。もし、回収を拒否された場合は、責任を持って粗大ゴミを路上等から片付けて、次の収集日を待つようにしましょう。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

君津市では、君津市清掃工場に粗大ゴミを直接持ち込むことによる処理依頼も受け付けています。受付日時は、月曜から土曜の午前9時から11時30分／午後1時から4時です（祝祭日や年末年始を除く）。ただし、君津市に在住している市民しか受け付けていません。また、市民であっても君津市外で出た粗大ゴミを君津市で処理することもできません。よって、粗大ゴミ持ち込みの際には念のため、現住所や粗大ゴミ排出地などが確認できる身分証明書などを携帯しておきましょう。君津市清掃工場の所在地は、千葉県君津市三直1552-35で、市の中心地であるJR君津駅からは、約7kmの位置にあります。駅前から路線バスが出ていますが、清掃工場の最寄りのバス停は、日東交通周西線の「君津バスターミナル」か、日東交通君津市内循環Aの「八重原A8棟前」で、いずれも徒歩20分以上かかる計算です。


両手で抱えられる粗大ゴミが1個程度であれば、徒歩で持ち込んでもいいかもしれませんが、自家用車かレンタカーで運搬して持ち込むのが一般的といえるでしょう。もし運転免許がない市民ならば、粗大ゴミがある近所同士で声を掛け合って、協力して1台の車両で運んでいくのもいい方法です。ただし、他人の代理として君津市清掃工場に直接搬入する場合には、本人の現住所や粗大ゴミ排出地が確認できる、身分証明書のコピーを携帯していなければなりません。


清掃工場内は、時速20km以下で走行してください。一度に持ち込むことのできるゴミの量は、粗大ゴミ以外の品目も含めて200kgが上限です。もし、市外への引っ越しなどでやむをえず200kgを超える場合は、事前に清掃工場にご相談ください。「家庭廃棄物臨時処理届出書」を記載する所定の手続きが必要となります。


粗大ゴミと一緒に、可燃ゴミ・不燃ゴミ・資源ゴミ・剪定木なども出すことができますが、品目ごとに降ろす場所が異なります。きちんと分別した上で搬入するようにしてください。会社や工場などで排出された粗大ゴミも、事業系一般廃棄物として君津市清掃工場で受け入れできます。ただし、産業廃棄物に分類されるものは受け入れできませんのでご注意ください。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

君津市での粗大ゴミ戸別収集では、事前予約とともに、品目ごとに決められた所定の枚数の「粗大ゴミ処理券」を貼って行います。粗大ゴミ1個につき1枚の処理券が必要ですが、品目によっては、複数まとめて1枚の処理券で回収してもらえる場合もあります。君津市指定の粗大ゴミ処理券は、1枚860円で、排出者の記名がなければ無効となり、粗大ゴミの回収が拒否されるおそれがありますので、ご注意ください。粗大ゴミ処理券は、市内の一部のコンビニやスーパー、ホームセンター、個人商店など、37カ所（2021年11月時点）で販売されています。購入後は払い戻しをすることができません。よって、買いすぎないよう注意して適切な枚数を購入してください。

粗大ゴミ処分手数料一覧

粗大ゴミの戸別収集の手数料は、粗大ゴミ処理券を購入して行います。処理券は1枚860円で、原則として粗大ゴミ1個の回収につき1枚が必要です。ただ、販売店の表記や排出者の記名などがなければ無効となり、職員による回収が拒否される場合がありますので注意してください。ただし、例外的に同じ品目の複数個の粗大ゴミを、処理券1枚で回収してもらえる場合もあります。


複数個セットを処理券1枚で回収可能なのは、こたつ＆こたつ天板／ゴルフクラブ＆ゴルフバッグ／スキー板＆ストック／電気カーペット＆上掛け／五月人形セット／ひな人形セット／ギター＆ギターケース／キャンプ用テントと骨組み／ドラムセット／布団や座布団（3枚まで）／寝袋（3枚まで）／椅子や座椅子（2脚まで）／雨戸や網戸（2枚まで）／1.5mまでの雨樋や塩ビ管（5本まで）／1.5mまでのパイプや棒類・木材（5本まで）／金属板や木の板（2枚まで）／ござやすだれ（2枚まで）／植木鉢やプランター（3個まで）／桶やタライ（3個まで）／額縁（2枚まで）／カーテンやブラインド（2枚まで）／サッシやトタン板（2枚まで）／家庭菜園用の支柱や虫取り網（5本まで）／物干し竿（5本まで）／スケートボード（2枚まで）／スコップやほうき・モップ（5本まで）／すのこやふすま（2枚まで）／釣り竿やリール（5本まで）／ポリタンクやポリバケツ（3個まで・60ℓ以下のもの）／ウレタンスポンジ製マットレス（3枚まで）／鍬やカーテンレール（5本まで）などです。


粗大ゴミを君津市清掃工場に直接持ち込んだ場合、処理費用は統一料金で1点につき430円です。剪定木などの場合、50kgまでは10kgごとに80円、50kgを超えたら10kgごとに170円となります。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

君津市の粗大ゴミ処理手数料は、市民誰もが平等に徴収されます。一部の自治体では、より実質的な公平を図るため、類型的に生活費に困窮していると考えられる家庭や、公共性の高い粗大ゴミ処理などで、処理手数料が減額されたり免除されたりする場合があります。たとえば、生活保護を受給している人や、児童扶養手当や特別児童扶養手当を受給している人（ひとり親）、老齢年金や遺族年金の受給者、地震や水害など天災の被災者については、粗大ゴミを処理する際、手数料が免除されることがあるのです。また、町内会のボランティア活動などによる清掃で出た粗大ゴミなども、自治体が無料で回収に応じる場合があります。


しかし、君津市の粗大ゴミ回収事業では、手数料の減免措置が採用されていません。それは君津市内での粗大ゴミ回収手数料が、他の自治体に比べて突出して高額とまではいえないからでしょう。また、戸別収集・直接搬入ともに、粗大ゴミ処理手数料の計算方法がシンプルで、市民にとっての負担が比較的軽いため、実質的な公平性よりも事務処理の簡便さを優先させたとも考えられます。市民が手数料の減免を受けるには、申請書を書いて提出し、市役所がそれを処理しなければならないため、むしろ市民と役所ともに負担が増大するおそれもあるのです。

 君津の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

君津市が自治体をあげて、市民の出した粗大ゴミを回収している事業は、比較的充実しているといえます。しかし、出したいと思ったときに緊急で回収してもらえないなど、一部で制約があるのも確かです。こうした自治体がカバーしていない粗大ゴミ回収の需要に応えられる存在が、民間の不用品回収業者です。

リサイクルショップに持っていく

粗大ゴミを民間のリサイクルショップに持っていくと、品目によっては無料で回収してもらえる場合がある他、査定結果によっては有料で買い取ってもらえることもあります。リサイクルショップでは、不用品の中から中古品として販売する価値が残っている品物を見極める力を持っているので、将来、販売によって得られる利益を見越して、有料で買い取ることができるのです。世間で人気が沸騰しているブランド品やゲーム機、ゲームソフト、漫画単行本などは、ほぼ定価か、プレミアが付いて定価を超える買取が提示されることもあります。

販売店で引き取ってもらう

エアコン・テレビ・冷凍冷蔵庫・洗濯乾燥機などは、そもそも自治体に粗大ゴミとして出すことが法律で認められていません。家電リサイクル法の基準に従って、原則として購入した店舗に回収してもらわなければならないからです。また、プリンターのインクカートリッジや乾電池、充電池なども、一部の家電量販店で回収を受け付けています。君津市が回収しない中古タイヤも、カー用品店やカーディーラーなどが回収を受け付けている場合があります。いずれもリサイクルされることが前提の回収です。

不用品回収業者に依頼する

君津市の粗大ゴミ回収日は、月に1日しかありませんが、思い立ったときにいつでも粗大ゴミを訪問回収してくれるのが、民間の不用品回収業者です。重たくて大きい粗大ゴミでも、屋内まで回収に来てくれるため、依頼主はほとんど全てを任せることができます。中にはリサイクルショップと連携している業者もありますので、中古品としての商品価値が残っている粗大ゴミなら、買い取ってもらえることも珍しくありません。回収を買取と組み合わせれば、全体として処理費用を安く抑えられます。

 君津の自治体と回収業者のメリット・デメリット

君津市の自治体に粗大ゴミの回収を依頼した場合、処理費用が安く抑えられるという点が大きなメリットです。戸別回収を依頼した場合、原則として粗大ゴミ1点あたり860円で回収してもらえるほか、品目によってはセットでまとめて860円で回収してくれる場合もあります。君津市清掃工場に粗大ゴミを持ち込んで直接搬入した場合であれば、1点あたり430円に減額されます。しかし、戸別回収の場合は回収を月に1回の特定の日しか指定できず、しかも前もって粗大ゴミ処理券を購入し、氏名をサインして粗大ゴミに貼っておき、屋外に搬出しておかなければならないなど、手続きがやや煩雑なのがデメリットです。直接搬入の場合も運搬の手間が掛かるだけでなく、ガソリン代などを合わせれば合計の処理費用がそれほど安くならない場合もあるのです。


一方で、民間の不用品回収業者に粗大ゴミの回収を依頼する場合は、都合のいい日にすぐに駆けつけてくれて、重たい荷物も屋外へ搬出してくれるため、依頼主はほぼ何もせずに立ち会っていれば済むという大きなメリットがあります。また、君津市に住んでいなくても、君津市で排出された粗大ゴミでなくても問題なく回収してもらえるため、手間が掛かりません。その一方、不用品回収業者に依頼した場合の報酬は、数千円から数万円単位と、比較的高額になりうるのがデメリットといえるでしょう。ただし、不用品の買取と組み合わせれば、報酬と相殺することで安く抑えられるため、デメリットが大きくならない場合もあります。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

君津市の粗大ゴミ処理事業は、戸別収集・直接搬入の2種類があり、いずれも処理費用が高額とまではいえません。他の自治体であれば、数千円の処理費用がかかってもおかしくない重量の粗大ゴミでも、君津市では統一料金の860円で戸別収集に対応しています。直接搬入の場合も、1点あたり430円の統一料金で、やはり重量のある粗大ゴミでも比較的安く回収してもらえる点では有利です。また、一度に200kgまでの粗大ゴミの搬入を受け付けているのも利便性が高いといえるでしょう。


不用品回収業者に依頼する場合、請求される料金が比較的高くなってしまうのは欠点かもしれません。しかし、回収希望日の融通が利き、相談に乗ってもらえるのは大きなメリットといえますし、粗大ゴミを外へ運び出す作業がまったく必要ない点で、依頼主にとっては非常に負担が軽いです。また、分別をせずに大量の粗大ゴミをごちゃ混ぜにしていても、回収業者が分別してくれます。また、粗大ゴミの中に価値がある品物があれば、買い取ってもらえる場合もあるため、君津市の住人にとっては不用品回収業者の利用がお勧めです。

まとめ

君津市は、粗大ゴミの回収を比較的丁寧に行っている自治体だといえます。粗大ゴミ処理券を発行しているため、手数料を銀行などの金融機関に納付しなくても、コンビニなどの身近な店で決済でき、手間が掛かりません。また、君津市清掃工場への直接搬入でも、粗大ゴミと合わせて可燃ゴミや資源ゴミなどを搬入しても問題なく受け付けてもらえる点も便利です。とはいえ、戸別回収では月に1回の回収日しか指定できず、直接搬入では車両での運搬の手間が掛かります。そのような制約や負担が掛からない点で、粗大ゴミの片付けは自治体よりも民間の不用品回収業者に依頼するのがいいでしょう。