【2024年最新】南房総の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 南房総の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

南房総市では、家庭ゴミを可燃ゴミ・可燃ゴミ以外のゴミ・粗大ゴミの3種類に分けて収集を行っています。ゴミを自治体の収集に出す場合は、種類別の規定を守らなければなりません。ここでは、南房総市の自治体に粗大ゴミの収集を依頼する場合の方法について解説します。

南房総の粗大ゴミの回収規定

南房総市における粗大ゴミの規定は「一辺の長さが50cm～2mほどのもの」「45リットルのゴミ袋に入らないもの」の両方の条件を満たすものです。自治体で粗大ゴミを処分する場合、市内の清掃センターに持ち込むか、事前に電話をして戸別に収集に来てもらうかのいずれかの方法があります。市内の清掃センターに持ち込む場合は、事前に予約する必要はありません。連絡を入れなくても、受付時間内に清掃センターに自力で搬入すれば引き取ってもらえます。清掃センターでは家庭から出る粗大ゴミも事業系のゴミも受け付けており、どちらも有料です。


南房総市の清掃センターは以下の3カ所です。
・鋸南地区環境衛生組合大谷クリーンセンター
対象地区：富浦・富山・三芳
搬入可能時間：平日8:30～12:00、13:00～16：00／第2日曜日8:30～11:30
連絡先：0470-57-2646
・白浜清掃センター
対象地区：白浜
搬入可能時間：平日9:00～12:00、13:00～16:00／土日9:00～11:30
連絡先：0470-38-4560
・千倉清掃センター
対象地区：千倉・丸山・和田
搬入可能時間：平日9:00～12:00、13:00～16:00／土日9:00～11:30
連絡先：0470-44-1263


戸別収集をお願いする場合は、事前に電話をして収集日を予約することが必要です。後ほど詳しく説明します。

粗大ゴミ分別の基準

上でも述べたように、南房総市で粗大ゴミとして扱われるのは「一辺の長さが50cm～2mほどのもの」「45リットルのゴミ袋に入らないもの」です。たとえば、家庭用電化製品、自転車や三輪車、家具などが該当します。一辺が50cmを超えていても、45リットルのゴミ袋に収まるようであれば粗大ゴミとして扱いません。45リットル袋に入るものであれば、分類ごとに分別して該当する収集日に出しましょう。


なお、家電リサイクル法の対象となる家電4品目やパソコン、産業廃棄物や建築廃材、焼却灰、大型の農機具などは回収対象外のため、注意が必要です。回収してほしい不用品が粗大ゴミに該当するかどうか判断できないときは、南房総市の公式サイトから「ごみの出し方・分け方」をダウンロードしましょう。「粗大ごみとして取り扱う物」のページに詳しく書かれています。

粗大ゴミの出し方・手順

ここでは、南房総市で粗大ゴミの回収に来てもらう場合の手順を紹介します。


1.戸別収集を依頼する場合は、清掃センターに電話で申し込みます。その際は氏名や住所、回収してほしい品目などを伝えましょう。「粗大ゴミ収集券」の必要枚数も確認します。粗大ゴミ収集券は、処分費用の支払いに必要なものです。
2.粗大ゴミ収集券の必要枚数を確認したら、収集日までに購入しておきましょう。粗大ゴミ収集券は、1枚576円（税込）です。収集日当日に立ち会いができる場合は、その場で粗大ゴミ処理券を購入することもできます。
3.粗大ゴミ収集券に必要事項を記入し、処分したい不用品の目立つところに貼りましょう。1つにつき1枚ずつです。
4.収集日当日の午前8時半までに、粗大ゴミを指定場所に出しておきましょう。収集員が粗大ゴミ回収を申し込んだ家庭を順番に回り、収集していきます。そのため、回収時間が遅くなる可能性がありますが、そのままにしていても問題はありません。なお、粗大ゴミ収集券を貼っていないものや申し込みをしていないものは回収されないので、注意しましょう。

粗大ゴミ収集依頼方法

南房総市の自治体に粗大ゴミの回収を依頼する場合、事前に電話で申し込む必要があります。ここでは、粗大ゴミ収集の依頼方法について解説します。


1.戸別収集は大谷クリーンセンターに電話をかけて申し込みます。南房総市のどのエリアに住んでいても、粗大ゴミの回収依頼は大谷クリーンセンターで受付けています。電話番号は0470-57-2646です。かけ間違いのないように十分注意して電話しましょう。
2.電話では、氏名・住所・電話番号・回収してほしいものの品目を伝え、必要な粗大ゴミ収集券の必要枚数を確認しておきます。収集日当日に粗大ゴミを置いておく場所の説明も必要です。家の前に出すことが一般的ですが、道路が狭くて回収車が入れない場合は、少し離れた場所を指定することもあります。


収集希望日の日の前日午前中までに電話しましょう。複数の不用品の回収を希望する場合は、スムーズに伝えるためにあらかじめ何を捨てたいのか整理しておくのがおすすめです。なお、粗大ゴミの回収依頼は電話でのみ受付けています。南房総市では、インターネットによる申込みや問い合わせには対応していません。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

粗大ゴミは自力で清掃センターに持ち込むことも可能です。すぐに処分したい場合や引っ越しなどで大量の粗大ゴミが出た場合に利用すると良いでしょう。ここでは、粗大ゴミの持ち込みに関し、手順や注意点を説明します。


1.清掃センターへの持ち込みの場合、事前の連絡は不要です。住んでいる地区を担当する清掃センターに、受付時間内に持ち込みましょう。富浦・富山・三芳地区は大谷クリーンセンター、白浜地区は白浜清掃センター、千倉・丸山・和田地区は千倉清掃センターに持ち込みます。
2.清掃センターで持ち込んだ粗大ゴミの重さを測ります。その重量によって料金が決定します。
3.費用は粗大ゴミ処理券ではなく、現金で直接支払います。


清掃センターによって搬入可能時間が異なるため、事前に確認してから行くようにしましょう。それぞれの搬入可能時間は以下のとおりです。
・鋸南地区環境衛生組合大谷クリーンセンター：平日8:30～12:00、13:00～16：00／第2日曜日8:30～11:30
・白浜清掃センター：平日9:00～12:00、13:00～16:00／土日9:00～11:30
・千倉清掃センター：平日9:00～12:00、13:00～16:00／土日9:00～11:30

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

清掃センターに粗大ゴミを持ち込む場合は必要ありませんが、回収に来てもらう場合は粗大ゴミ処理券を購入する必要があります。南房総市の粗大ゴミ処理券は、以下の取扱所で購入可能です。
・大谷クリーンセンター
・衛生組合事務所
・JA安房富浦支店
・JA安房富山支店
・JA安房鋸南支店
・JA安房三芳支店
なお、回収日当日に、収集員から粗大ゴミ処理券を購入することも可能です。とはいえ、収集時間がいつになるか分からないため、事前に購入しておいたほうが安心でしょう。もし、収集時間に立ち会えず粗大ゴミ処理券が買えなかった場合、粗大ゴミを回収してもらえません。

粗大ゴミ処分手数料一覧

粗大ゴミの処分費用は、戸別収集と清掃センターへの自力持ち込みとで異なります。戸別収集のほうが高く、清掃センターに持ち込むと、費用を抑えることが可能です。


戸別収集では、料金を直接支払う代わりに事前に必要分の粗大ゴミ処理券を購入します。南房総市で扱っている粗大ゴミ処理券は576円の一種類しかなく、基本的に不用品1つにつき1枚貼る決まりです。たとえば、アイロン台でもオーブンレンジでも、同じ576円の粗大ゴミ処理手数料を1枚貼ります。他県では不用品の重量や大きさによって違う費用が設定されていることが多く、たとえば東京都（新宿区）ではアイロン台400円、オーブンレンジ800～1200円ですが、南房総市ではこのような異なる費用の設定はしていません。


基本的に、処分費用は一律で576円なので分かりやすいでしょう。ただし、あまり重量がないものは複数個で1組としてカウントします。たとえば、網戸は4枚で1組、座椅子は3個で1組、カーテンは4枚1組です。そのため、粗大ゴミ処理券が何枚必要なのかは、回収を申し込んだ際にきちんと確かめる必要があります。


清掃センターに自力で持ち込んだ場合は、その場で現金で支払います。料金は以下のとおりです。
・（家庭から出たゴミ）0kg～100kg：10kgごとに52円
・（家庭から出たゴミ）100kg以上：10kgごとに157円
・（事業系のゴミ）10kgごとに：157円
たとえば、家庭から出た粗大ゴミを10kg持ち込んだ場合の処分費用は、52円です。100kg持ち込んだ場合は、10kgごとに52円なので520円と計算します。110kg持ち込んだ場合は、100kgを超えると10kgごとに157円加算されるので、520円＋157円で677円です。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

南房総市では、粗大ゴミ処理手数料の減免措置は特に行っていません。2019年に大型台風が発生して広範囲に被害をもたらした際、災害ゴミを清掃センターへ持ち込む場合の処分手数料に関しては減免措置が取られていました。とはいえ、この措置も2021年3月31日をもって終了しています。

 南房総の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

粗大ゴミを処分する方法は、自治体の回収や清掃センターへの搬入以外にも存在します。ここでは、主な方法を3つ取り上げて解説します。

リサイクルショップに持っていく

捨てようと思っている不用品の状態が良い場合は、リサイクルショップで買い取ってもらうのも1つの方法です。大手メーカー製の家電や人気のブランド家具などであれば、意外な高値で買取りしてもらえる可能性があります。とはいえ、必ずしもすべて引き取ってもらえるとは限らないため、注意が必要です。リサイクルショップは、不用品を買い取って店舗に並べ、再販売して利益を得ています。店に置いても売れないと判断したものは、当然ながら買い取ってもらえません。状態の悪いものを持ち込んでも、断られてしまうでしょう。


重い粗大ゴミを持ちこんで買取りを断られてしまうと、労力も時間も無駄になってしまいます。リサイクルショップによっては出張買取にも対応しているので、利用してみるのも良いでしょう。出張買取は、専門スタッフが自宅まで来て不用品を査定するというものです。査定額に納得したら、買取りしてもらえます。わざわざ運ぶ必要がなく、便利です。不用品を宅配便で送り先方で査定してもらう宅配買取に対応しているリサイクルショップもあります。


リサイクルショップで少しでも高く買い取ってもらうためには、きれいに掃除しておくことが大切です。家電製品は、もしあれば取扱説明書やケーブルなどの付属品もそろえておくと良いでしょう。

販売店で引き取ってもらう

家電リサイクル法の対象品目（テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・エアコン）は、販売店に引き取りを依頼しましょう。買い替える場合は、新しく購入する店舗にお願いすれば、ほぼ確実に対応してもらえます。買替えはせず処分だけする場合は、古い家電を購入した販売店に依頼しましょう。引き取り方法は販売店によって異なるため、店舗でよく確認することが大切です。リサイクル料のほかに運搬料もかかるので、いくらになるかも確かめておきましょう。買替えの場合は、運搬料が安く設定されていることもよくあります。処分したい家電を購入した店舗が閉店している、遠方で行けないといった場合は、別の販売店に依頼してみましょう。


回収を依頼した店頭かスタッフが家まで回収に来たときのいずれかのタイミングで、「家電リサイクル券」に記入し料金を支払います。このとき、リサイクル券の控えをわたされるので、保管しておきましょう。控えに記載されている管理番号を家電リサイクル券センターのサイトに入力すると、リサイクル状況が確認できます。なお、家電量販店で引き取ってもらえない場合は、郵便局で家電リサイクル券を購入し、収集運搬業者に電話して引き取りに来てもらうか、指定引き取り場所に自分で持ち込むかします。指定引き取り場所は清掃センターではなく、房州物流株式会社館山営業所です。

不用品回収業者に依頼する

粗大ゴミをすぐに処分したい場合や大量に出て困っている場合などは、不用品回収業者に依頼する方法もあります。不用品回収業者とは、自宅まで来て不用品を回収する民間の業者です。粗大ゴミだけでなく、家にあるさまざまな不用品を回収してもらえます。料金は、不用品の数量や回収に必要なトラックのサイズで決まることが一般的です。


指定した日に自宅まで来てもらえ、粗大ゴミだけでなく細かな不用品もまとめて回収してもらえます。スタッフが家のなかまで入って依頼した不用品を搬出してくれるため、大きな粗大ゴミでも簡単に処分できます。粗大ゴミを持ち出す際は廊下や壁をきちんと養生するので、傷つく心配もありません。もちろん、家のなかに入られたくない場合は家の前に出しておいて回収してもらうことも可能です。


南房総市にも不用品業者は数多く存在し、料金設定や評判はそれぞれ異なります。なかには、不当に高額な費用を請求するなど悪質な業者もいないわけではありません。そこで、不用品回収業者を利用する際は、複数の会社に見積もりをお願いし、じっくり比較検討するようにしましょう。見積もりを取った際は、作業員に見積書の内訳や作業内容について確認します。誠実に回答してくれる業者なら信頼できる可能性が高いです。地域の評判や公式サイトに掲載されている実績も、判断の参考になるでしょう。

 南房総の自治体と回収業者のメリット・デメリット

粗大ゴミの回収は、自治体にも民間の回収業者にも依頼できます。とはいえ、それぞれ利用方法や料金は大きく異なるため、どちらにしようか迷っている人もいるでしょう。依頼先を決めるためには、それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるかを把握することが欠かせません。


自治体に粗大ゴミの回収を依頼する最大のメリットは、処分費用が抑えられる点です。先に述べたように、南房総市の粗大ゴミ処理手数料は1点あたり576円です。仮に、粗大ゴミが8点出たとしても、処理手数料は総額で5000円を超えません。自治体が行っている回収のため、悪質な業者に不当な請求をされるといった心配も不要です。回収を申し込んだ際に伝えられた枚数どおりに粗大ゴミ処理券を用意しておけば良く、追加費用は発生しません。


デメリットは、急ぎで処分したい場合でも指定日まで待たなければならない点が挙げられます。電話してすぐに来てもらうことはできません。また、重量やサイズのある粗大ゴミでも、指定場所まで運ぶ必要があります。家の前や近くになることが多いものの、自宅から粗大ゴミを運び出すのは大変です。女性や年配者であれば、苦労するケースもあるでしょう。また、リサイクル家電やパソコンなどは回収してもらえません。それぞれ個別に販売店やメーカーなどに連絡する必要があり、手間がかかる点もデメリットです。また、粗大ゴミ以外のゴミもまとめて処分したくても、それぞれ分別して出さなければなりません。


不用品回収業者に粗大ゴミの回収を依頼するメリットは、基本的にどのようなものでも回収してもらえる点です。粗大ゴミ以外のゴミも一緒に持っていってもらえ、分別する必要がなく手間がかかりません。家電リサイクル法の対象品目も回収してもらえます。こちらが指定した日に対応してもらえるのも、大きなメリットです。業者によっては即日対応してくれる場合もあり、収集日まで不要な粗大ゴミを保管せずに済みます。スタッフが家のなかから運び出してくれるため、大きく重い粗大ゴミを自分で家の外に出さなくて済む点も大きなメリットです。


デメリットとしては、自治体に比べて処分費用が高くなりがちな点が挙げられます。確かに1、2点だけ処分するケースなどであれば、割高に感じるでしょう。とはいえ、大量の粗大ゴミを処分したい場合などは、トラック積み放題サービスを利用すれば割安になります。これは、トラックのサイズごとに料金が決まっており、積めるだけ積んでも料金は増えないプランです。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

南房総市で粗大ゴミの処分を検討しているなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。自治体に依頼した場合、処分費用は安く抑えられるものの、あらかじめ粗大ゴミ処理券を買っておき、重い粗大ゴミを自宅の前まで運び出さなければなりません。さらに、処分したい不用品のなかに家電リサイクル法の対象品目やパソコンが含まれていた場合は、別々に手配する必要があります。手間がかかって大変です。


不用品回収業者であれば迅速な回収が可能で、リサイクル品目やパソコン、可燃ゴミなどもまとめて引き取ってもらえます。自力で粗大ゴミを運ぶ必要もなく、スタッフの作業を見ているだけでかまいません。自治体に比べれば割高な費用も、トラック積み放題パックなどにすれば抑えられます。

まとめ

南房総市で粗大ゴミを処分する場合、自治体に回収してもらうこともできますが、手間と時間がかかります。民間の不用品回収業者であれば、手間がかからずスピーディーな処分が可能です。関東一円をカバーするゴミ回収バスターズはさまざまな格安プランを提供しており、状況に合わせて安価でゴミの処分が可能です。粗大ゴミの処分で頭を悩ませている人は、一度ゴミ回収バスターズに相談してみてはいかがでしょうか。電話で概算の見積もりを出してもらうこともできます。