【2024年最新】木更津の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 木更津の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

木更津市に住んでいて粗大ゴミを処分する場合、さまざまな方法がありますが、まずは木更津自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法について、回収規定や分別の基準、出し方など、いくつかの観点から紹介します。

木更津の粗大ゴミの回収規定

木更津市で粗大ゴミを処分する場合は、木更津市の家庭から排出されたゴミであることが条件です。そのため、木更津市内に住んでいない人は木更津自治体に粗大ゴミの処分を依頼できないため、注意しましょう。なお、粗大ゴミを処分する方法としては、クリーンセンターに持ち込む方法と、自宅への戸別収集を依頼する方法の2種類があります。クリーンセンターへの持ち込みと戸別収集についてはそれぞれ注意事項などがあり、詳しくは後述するので、利用する前に確認することが大切です。

また、引っ越しなどで多量の粗大ゴミが出るなど、上記の2つの方法どちらかの対応が難しい場合は、木更津市一般廃棄物収集運搬許可業者に相談してみましょう。木更津市一般廃棄物収集運搬許可業者は事業ゴミや多量のゴミ、家電リサイクル品などの収集や運搬を担っています。木更津市にもいくつかの業者があり、市のホームページに記載されているため、このような業者に依頼したい場合は確認して問い合わせてみてください。

粗大ゴミ分別の基準

木更津市では、市が指定するゴミ袋に入らない大きさのゴミを「粗大ゴミ」として扱っています。そのような粗大ゴミは、その他の指定袋に入る家庭ゴミと異なり、ゴミステーションに出しても回収してもらえないため、注意が必要です。処分するためには決められた手順を踏まなくてはいけないため、事前にしっかり確認しましょう。ただし、そのままでは指定袋に入らない大きさのゴミであっても解体や裁断をすることで指定袋に収まり、そのまま袋の口を縛れる場合は粗大ゴミではなく、燃やせるゴミや燃やせないゴミなど、家庭ゴミと同じ扱いで処分することが可能です。

また、粗大ゴミと一口にいっても、中には粗大ゴミとして処分できない品物もあります。具体的な品目については後述しますが、そのような回収できない粗大ゴミを出しても処分してもらえないため、気を付けましょう。

粗大ゴミの出し方・手順

木更津市で粗大ゴミの収集処分を依頼する場合の処分手数料の支払いは、粗大ゴミを収集してもらう際に直接支払う方法と、事前に「粗大ゴミ処理券」を購入する方法の2パターンがあります。前者の方法で処分手数料を支払う場合は、粗大ゴミ処理券の事前の購入は不要で、収集に来た担当者に直接現金で支払うことが可能です。収集日当日に現金支払いをする場合に限り、収集日の「午前・午後」の時間指定ができます。一方、後者の方法で処分手数料を支払う場合は、処分したい粗大ゴミ1点ごとに粗大ゴミ処理券を見やすい場所に貼って出さなくてはいけません。

粗大ゴミ処理券は指定の場所で販売されています。販売場所で購入した券には氏名と収集日を記載しましょう。粗大ゴミ処理券を貼って粗大ゴミを処分する場合は、収集日の「午前・午後」の指定はできません。なお、処分手数料は粗大ゴミ1点につき800円で、一度に6点まで出せます。ただし、「ギターとケース」「こたつと天板」「スキー板とストック」といったようにセットで1点と見なされるものや、「網戸は4枚」「カラーボックスは3個」「布団は3枚」といったように複数で1点と見なされるものもあるため、処分したいものが含まれているかどうか、事前に確認するとよいでしょう。

粗大ゴミ収集依頼方法

木更津市で粗大ゴミの収集依頼をする場合は、まず電話で収集の予約をおこないましょう。クリーンセンター内のまち美化推進課（0438-36-1133）に電話をかけて、収集日や粗大ゴミ処理手数料の支払い方法、収集する粗大ゴミを出しておく場所などの確認をします。予約の受付は月～金曜日は8時30分～17時15分、土曜日は8時30分～12時30分までです。日曜日と祝日、年末年始は受付していません。予約は収集希望日の2日前までの受付で、収集を希望する前日に電話をかけても予約受付はしてもらえないため、気を付けましょう。また、予約状況によっては希望する日にちでの受付が難しい場合もあるため、余裕をもって予約をすることが大切です。

なお、収集日については、ゴミステーションでの家庭ゴミの収集と同様に、木更津市内を14地域に区分して、それぞれの地域で曜日を振り分けて収集しています。粗大ゴミ処理券を事前に購入し、粗大ゴミに貼り付けて出す場合は、前もって購入し必要事項を記入した粗大ゴミ処理券を粗大ゴミの見やすい場所に貼りましょう。そして回収日当日の8時30分までに、予約の電話をした際に指定した場所に置いておく必要があります。粗大ゴミ処理券ではなく、収集担当者に直接支払う場合は在宅が求められます。担当者が来たら現金で必要金額を支払いましょう。

なお、粗大ゴミを外に置いておく場合、敷地外の公道に出すことはできないため、自宅の玄関先や車庫、駐車場などの収集しやすい場所に出す必要があります。また、雨が降っている場合でも収集はおこなわれるため、指定場所に出しておきましょう。自宅の中など、収集担当者が建物の中に入って粗大ゴミを収集することはできないため、収集車に載せやすいように、あらかじめ外に出しておかなくてはいけません。大きい家具や重たい家具などを処分する場合も、収集時刻までに外に出せるように、誰かに手伝ってもらうなどの手配をすることが必要です。

ちなみに一度に収集に出せる粗大ゴミの数は6点までであるため、処分したい粗大ゴミの数がそれ以上である場合は、別の週で収集の予約をしましょう。収集日当日に事前に予約した数から追加して収集を依頼することはできません。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

木更津市で粗大ゴミの持ち込み処分をする場合は、クリーンセンターを利用しましょう。受付時間は月～金曜日が8時30分～16時、土曜日が8時30分～11時、日曜日・祝日・年始はお休みです。クリーンセンターでは処分したい粗大ゴミを自分で持っていくことができます。なお、クリーンセンターを利用する場合は、木更津市内の家庭から出たゴミであることが条件です。また、原則として、ゴミを持ち込む場合は該当のゴミを排出した家庭に住んでいる本人が行く必要があります。車で運ばなくてはいけないものの、車の運転ができない場合などは本人が同乗して行くことが求められるでしょう。

持ち込みの際は、本人確認をするため、搬入受付時に受付票（家庭系廃棄物臨時処理願）の提出と、排出者が木更津市内に住んでいることを証明できるもの（免許証・保険証・公共料金の領収書など）の提示が必要です。受付票は持ち込みの際にその場で記入して提出することもできますが、木更津市のホームページから用紙をダウンロードすることも可能なため、土曜日や年末など混雑が見込まれる時期には、事前にダウンロードと記入をして持参するとよいでしょう。

なお、排出者本人が持ち込めない場合、親族が代わりに持ち込むことも可能ですが、その際は排出者本人の免許証などのコピーを持参しなくてはいけません。排出者本人または親族以外の他人が排出者の代わりにゴミを持ち込む場合は原則として木更津市一般廃棄物収集運搬許可業者でなければならず、それ以外の代理人による持ち込みはゴミの持ち込みを「業」として担っていることが確認できない限り、受付は認められていません。

クリーンセンターに粗大ゴミを持参する場合、平日は予約不要で受付可能です。ただし、引っ越しなどで多量のゴミを持ち込む場合は事前に連絡しておくとよいでしょう。ゴミの処分手数料は持ち込みゴミの総重量によって異なり、20kgまでは200円で、以降10kg超えるごとに65円加算となります。なお、土曜日に持ち込む場合は事前予約が必要です。木更津市公式アプリ「らづナビ」を利用するか、電話(0438-36-1133)で予約します。前者で予約する場合は事前にアプリをダウンロードし、アカウント登録をする必要があります。後者で予約する場合は、平日の午前9時～午後4時で受付可能です。

持ち込みの予約は持ち込みする日の1カ月前から可能で、持ち込みする日の前日正午(前日が祝日の場合は前々日正午)まで受け付けています。予約時には持ち込みの日時・予約者の氏名・メールアドレス（アプリ利用者のみ）・連絡先・住所・ゴミの種類と量・持ち込む車両の車種などが聞かれるため、それぞれに回答しましょう。土曜日に持ち込む場合、1回の予約で持ち込める回数は1回です。2回以上に分けて持ち込みたい場合は、持ち込む回数分の予約を取らなくてはいけません。

なお、新型コロナウイルス感染症の感染予防として、持ち込みの際はマスク着用が義務付けられています。マスクをしていない場合は受け入れを断られてしまうため、注意が必要です。また、ゴミステーションに出せるゴミはゴミステーションに出すことが推奨されています。そのため、クリーンセンターへの持ち込みはゴミステーションに出せない粗大ゴミに限定するなどの協力が求められています。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

木更津市で粗大ゴミ収集を依頼する場合、収集日に回収場所に置いておくためには事前に粗大ゴミ処理券を購入して必要事項を記入し、粗大ゴミに貼り付けなくてはいけません。粗大ゴミ処理券は、クリーンセンター、市民活動支援課(市役所 朝日庁舎)、公民館(中央・岩根・中郷・清見台・畑沢・波岡・八幡台・鎌足・富来田)、金田出張所(金田地域交流センター「きさてらす」内)で販売されています。販売時間は平日の8時30分～17時15分（土曜日はクリーンセンターのみで8時30分～12時30分）です。

粗大ゴミ処分手数料一覧

粗大ゴミ処分手数料について、木更津市では戸別収集かクリーンセンターへ持参するかによってかかる費用が異なります。戸別収集の場合は原則として大きさにかかわらず、処分する粗大ゴミ1点につき800円の処分手数料が必要です。ただし、「ギターとケース」「こたつと天板」「ゴルフセット」のようにセットで1点と見なすものや、「アコーディオンカーテン2枚」「網戸4枚」「衣装ケース3個」といったように複数で1点と見なすものもあります。詳しくは木更津市のホームページもしくはクリーンセンター内のまち美化推進課に電話で確認してみてください。

なお、収集を依頼する場合は1度に処分できる点数は6点までです。そのため、戸別収集の場合は1回につき、最大で4800円が必要になるでしょう。一方、クリーンセンターに直接持参する場合は、持ち込んだゴミの重さが20kgまでは200円、以降10kg超えるごとに65円が加算される仕組みです。持ち込みの場合は数ではなく重さによってかかる処分手数料が異なります。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

自治体によっては、生活保護受給者や身体障害1級または2級・精神障害1級・知的障害A1またはA2・重複障害(身体障害3級かつ知的障害B1)の認定を受けている人が属する世帯など、特定の対象者に対して粗大ゴミ処理手数料の減免をおこなっているところもあります。しかし、木更津市では特にこのような粗大ゴミ処理手数料の減免措置はおこなっていません。

 木更津の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

ここまでは木更津市の自治体に依頼して粗大ゴミを処分する方法を紹介しましたが、自治体に依頼する以外にも粗大ゴミを処分する方法はあります。ここからは、木更津市の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法について紹介します。

リサイクルショップに持っていく

粗大ゴミはリサイクルショップに持って行って買い取ってもらう方法もあります。汚れや傷が少ないものや大手メーカーのもの、ブランド品などであれば高く売れる傾向がありますが、買い取りといっても店頭で販売する価格の10分の1程度での金額になることも多いため、高額買取は期待しないほうがよいでしょう。また、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品は古いものの場合、買い取ってもらえないこともあるため、注意が必要です。製造年月日が5～7年より古いものは引き取り不可になることもあるため、事前に確認しましょう。

なお、リサイクルショップで買い取りを依頼する場合はお店に持ち込みのほか、出張買い取りや宅配買い取りを実施しているところもあるため、車を持っていない場合など、持ち込みが難しい場合はそのような買い取りに対応しているかどうかも重要なポイントになります。出張買い取りは、お店の査定スタッフが自宅まで来て査定から買い取りまでをおこなってくれるサービスです。取引が成立すればスタッフが家具を持って行ってくれます。一方、宅配買い取りは査定してもらう粗大ゴミをリサイクルショップまで宅配便で送り、査定と買い取りをしてもらう方法です。どちらもお店まで運ぶ手間を省けるでしょう。

販売店で引き取ってもらう

テレビやエアコン、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法の対象商品は、新しいものを買う際に家電量販店で引き取ってもらうことが可能です。店頭もしくは家電引き取りの際に家電リサイクル券に必要事項を記入し、料金を支払うことで引き取ってもらえます。リサイクルにかかる料金はメーカーによって異なるため、お店で確認しましょう。また、リサイクル料金のほかに、別途運搬費用がかかることもあります。

不用品回収業者に依頼する

また、不用品回収業者に依頼するという方法も挙げられます。木更津市でクリーンセンターに持参する場合は原則として排出者本人が持って行かなくてはなりません。車を持っていない場合や、持って行く粗大ゴミによっては運ぶのが大変という場合もあるでしょう。不用品回収業者に依頼すれば、そのような持ち運びが難しい粗大ゴミでも自分で運搬する必要はありません。直接クリーンセンターに行く手間も不要になります。自分で運ぶ場合、ガソリン代もかかりますが、業者に依頼すればそのような負担も必要ありません。

不用品回収業者に依頼する場合は、業者によって金額が異なるため、いくつかに見積もりを依頼するとよいでしょう。なお、極端に安い金額を提示してくる業者の中には追加料金を請求してくる場合もあるため、しっかり見比べてから決めることが大切です。

 木更津の自治体と回収業者のメリット・デメリット

自治体と回収業者に粗大ゴミ処分を依頼する場合、それぞれにメリットとデメリットがあります。まず、自治体に依頼するメリットは回収費用を安く抑えられる可能性が高い点が挙げられるでしょう。クリーンセンターに直接持ち込む場合は個数に関係なく、20kgまでは200円、以降10kg超えるごとに65円の加算で粗大ゴミを回収してもらえます。戸別回収の場合は1回につき6点までという個数制限はありますが、処分にかかる手数料は1点につき800円と決まっている点が特筆すべきでしょう。また、行政によるサービスであるため、不法投棄などのトラブルが起こる心配もありません。

一方のデメリットとしては、処分したい粗大ゴミは自分で運ばなければならない点が挙げられます。戸別収集でも建物の中に入って運び出してもらうことはできず、自分で回収場所まで出さなくてはいけません。クリーンセンターに持ち込む場合も車などを使って自分で持ち込む必要があるのです。また、クリーンセンターへの持ち込みであれば個数制限はありませんが、戸別収集の場合は1度に6点までという個数制限がある点もデメリットとして挙げられます。引っ越しなどで処分したい粗大ゴミが多量にある場合は、何回かに分けて出さなくてはいけないため、時間がなくて一度に処分したい場合には適していないといえるでしょう。

回収業者に依頼するメリットとしては、処分だけでなく粗大ゴミの運搬もしてもらえる点が挙げられます。自分で運び出す必要がないため、作業にかかる手間を省くことが可能です。持ち出しにかかる時間の節約にもなるでしょう。一方のデメリットとしては、業者によっては不法投棄などのトラブルに巻き込まれる恐れがある点が挙げられます。そのような不安を解消するためには、かかる費用が安い業者の場合はなぜその価格になるのか、理由を説明しているところを選んだり、口コミを確認したりして依頼する業者を選ぶことが大切です。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

木更津市で粗大ゴミ処理を依頼する場合は不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者に依頼すれば、個数制限もなく、自分で運ぶ必要もありません。一度に多量の粗大ゴミを処分したい場合にも適しているでしょう。出張料金がかからない業者やトラック積み放題プランを用意している業者もあり、処分費用を低く抑えられる可能性もあります。中には即日対応可能な業者もあるため、すぐに回収に来てほしい場合はそのようなサービスを提供しているところに頼むことで迅速な粗大ゴミ処分ができるでしょう。

また、不用品回収業者の中には、買い取りを実施しているところもあります。そのような業者に依頼すれば、捨てる予定の粗大ゴミの中でお金になるものが出てくるかもしれません。

まとめ

木更津市で粗大ゴミを処分したい場合、自治体に依頼する際は、戸別収集を頼むかクリーンセンターに直接持ち込む方法があります。それぞれで依頼方法や処分可能個数などが異なるため、事前に確認しましょう。一方、不用品回収業者に依頼する場合は運搬も担ってもらえるため、処分にかかる手間を省くことが可能です。業者に依頼する場合は各社から見積もりを取って納得できるところを選びましょう。