【2024年最新】市川の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 市川の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

市川市に粗大ゴミの処分を依頼する方法としては、自治体に回収をお願いすることと車でクリーンセンターに持ち込むことの2通りがあります。この段落では、市川市に粗大ゴミの処分を依頼する方法を詳しく解説します。

市川の粗大ゴミの回収規定

市川市では粗大ゴミは市に回収を依頼するか、クリーンセンターに持ち込むことになっています。市に粗大ゴミの回収を依頼する場合には、電話またはインターネット、あるいはLINEでの申し込みが必要です。店舗や事業所から出た粗大ゴミについては、回収の対象外となっています。クリーンセンターに持ち込む場合には、事前予約の必要がありませんが、自ら運転する車にのせて搬入し、ゴミを自分で下ろさなければなりません。クリーンセンターに持ち込む際には、作業しやすい服装で軍手やタオル、マスクを用意することを推奨しています。また、安全のためサンダルやハイヒールでの来場は控えてください。

・費用：有料
・申し込み：事前予約制
・持ち込み：可（事前予約不要）
・問い合わせ先：市川市清掃事業課大型ごみ担当（電話：047-712-6300／FAX：047-712-6302）

粗大ゴミ分別の基準

市川市では、灯油のポリタンク（18L）より大きなゴミや重量のあるゴミを粗大ゴミとして回収しています。市川市指定のゴミ袋に入れられるかどうかが目安となるわけではないため、注意が必要です。粗大ゴミはほかのゴミと同じように集積場に出すことができないので、決められた方法で処分しなければなりません。処分したいものが粗大ゴミに該当するかどうかは、市が配布している『資源物とごみの分別ハンドブック』に詳しく書かれています。また、処分したいものが粗大ゴミに該当するかどうかが分からない場合には、市川市清掃事業課大型ごみ担当（047-712-6300）に確認をしてください。

粗大ゴミの出し方・手順

粗大ゴミの収集日には、事前に購入した「市川市大型ごみ処理券」を粗大ゴミの見える場所に貼って出します。「市川市大型ごみ処理券」は1050円券と520円券の2種類があり、1枚でたりない場合には組み合わせて使用します。「市川市大型ごみ処理券」には、申し込んだときに伝えた氏名と収集日を記載します。LINE Payあるいはクレジットカードで決済した場合には、決済時に表示される申請番号を任意の紙に記入して、氏名・収集日を書いて貼り付けておきます。粗大ゴミに直接処理券や紙を貼りにくい場合には、ひもなどではがれないよう固定してください。粗大ゴミは収集日の午前8時までに指定の場所に出します。立ち会いの必要はありません。「処理手数料領収書」については、粗大ゴミの回収が完了するまで大切に保管してください。

粗大ゴミ収集依頼方法

市川市で粗大ゴミを出す際には、電話、インターネット、LINEのいずれかで申し込みます。また、1回の申し込みで5点まで受け付けていて、連続して粗大ゴミの回収を申し込みたい場合には、7日以上の間隔をあけなければなりません。電話での申し込み方法は、「大型ごみ専用電話（047-712-6300）」に電話をかけます。受付時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までと、土曜日の午前9時から正午までとなっています。日曜日・祝日・年末年始はお休みです。申し込みの際に、収集日と粗大ゴミを出す場所、処分費用を教えてもらえます。

聴覚・言語障がいのある人は、FAXによる申し込みも可能です。住所・氏名・FAX番号・粗大ゴミの品目・材質・大きさ・個数を書いて、FAX番号047-712-6302に送ってください。後日、担当者より収集日、粗大ゴミを出す場所、処分費用の案内が届きます。

インターネット経由で申し込む場合は、下記サイトより申し込みます。申し込みの変更や取り消しに関しても同サイトから可能です。申し込みは24時間受け付けていますが、大型連休と年末年始は休業となります。インターネットからは、処分依頼が多い300品目の申し込みができます。それ以外の品目については、電話による申し込みを利用してください。

市川市大型ごみインターネット受付
https://www.sodai-web.jp/chiba/

LINEによる申し込みは、LINEで「市川市大型ごみ受付」アカウントを検索し、友だち追加してから申し込みます。『資源物とごみの分別ハンドブック』に記載のQRコードから友だち登録を行うこともできます。申し込みは24時間受け付けていますが、大型連休と年末年始は休業です。こちらも、LINEから申し込めない品目は、電話での申し込みが必要になります。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

市川市の家庭から出たゴミは、粗大ゴミに限らずクリーンセンター（千葉県市川市田尻1003）に直接持ち込むことができます。クリーンセンターは、首都高速湾岸線の高野ジャンクション近くにあり、市内でゴミの受付をしているのは1カ所だけです。クリーンセンターにゴミを持ち込む際には、予約の必要はありません。クリーンセンターの受け入れ日は、月曜日から土曜日の午後1時から午後4時までとなっています。土曜日が祝日の場合は休業となるため、注意が必要です。午後4時には閉門してしまうため、時間厳守で利用してください。また、土曜日、3月下旬から4月上旬、5月の大型連休前後、年末は混み合い、渋滞する可能性があります。市川市はできるだけ平日の来場を求めています。

引っ越しや遺品整理など、一度に大量のゴミが出た場合でもクリーンセンターに持ち込むことができます。事業所で出た紙類のゴミについても受け入れをしています。ただし、ゴミを持ち込む場合には事前に分別をしておく必要があり、分別がされていないゴミについては回収してもらえません。また、特別に大型の車両で持ち込まれたゴミは回収の対象外です。このほか、クリーンセンターで受け入れていないゴミがあるため、注意が必要です。

クリーンセンターで受け入れていないゴミとしては、粗大ゴミとして回収していない家電やオートバイのほか、ピアノ（電子ピアノ、オルガン、エレクトーンは持ち込み可能）、消火器、自動車部品、建築廃材、農薬・殺虫剤などの薬剤です。また、裁断されていない畳は1日6枚まで、ベッドのスプリングマットレスは1日1枚までと枚数に制限があります。

クリーンセンターにゴミを持ち込む際には、運転免許証などの身分を証明する書類が必要です。クリーンセンターでは「一般廃棄物持込申請書」に必要事項を記載することになりますが、ホームページから用紙を印刷し、記入して持参するとスムーズです。クリーンセンター内は一方通行になっていて、係員の指示に従って車を進めます。そして、車に人とゴミをのせた状態で1回目の計量を行います。次に、指定された場所でゴミの搬出を行います。その後、再度人が車に乗った状態で2回目の計量を行います。1回目の計量と2回目の計量の差がゴミの重さとなるので、その重さに応じた手数料を支払います。持ち込みの際の料金と、市が回収する際の料金は異なるため、事前に「市川市大型ごみ処理券」を購入する必要はありません。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

電話またはインターネットで粗大ゴミの回収を申し込んだ場合は、指定の取扱店で「市川市大型ごみ処理券」を購入します。取扱店は、店の見える場所に「市川市大型ごみ処理券取扱店」のステッカーが貼ってあるのが目印です。例えば、市川市内のスーパーマーケットやホームセンター、コンビニエンスストアのほか、一部小売店やクリーンセンター3階の清掃事業課、行徳支所、大柏出張所で購入できます。最寄りの取扱店については、下記サイトからも確認できます。

大型ごみ処理券取扱店一覧（市川市公式サイト）
https://www.city.ichikawa.lg.jp/env07/1111000034.html

なお、一度購入した「市川市大型ごみ処理券」を使わなかった場合には、購入から5年以内であれば払い戻しを行っています。払い戻しが必要な場合は、市川市 環境部 清掃事業課（047-712-6301）に問い合わせてください。販売店で払い戻しの手続きは行っていません。

LINEから申し込んだ場合には、LINE Payまたはクレジットカード（VISA・マスターカード・JCB・American Express・ダイナースクラブ）を使ったオンライン決済が可能です。オンライン決済の場合は、決済時に申請番号が発行されるのでそれを控えてください。

粗大ゴミ処分手数料一覧

市川市の粗大ゴミの処分手数料は、品目ごとに決められています。また、同じ品目でも大きさによって処分手数料は異なります。代表的なものの処分手数料は次のとおりです。

・テーブル（1m未満）：520円
・テーブル（1m超）：1050円
・テレビボード（1.2m未満）：1570円
・テレビボード（1.2m以上）：2100円
・布団（敷布団・掛け布団2枚まで）：520円
・ベッド：1570円
・介護用ベッド：2620円
・戸棚（1.2m未満）：1570円
・戸棚（1.2m以上）：2100円

具体的な処分費用は、下記サイトから検索できます。なお、ここで検索できない品目については、電話で申し込み・問い合わせをしてください。

市川市大型ごみインターネット受付検索
https://ichikawa-seiso.com/ichikawa/home/item

クリーンセンターに直接ゴミを持ち込む際には、ゴミの重量によって処分手数料が決められています。市川市では10kgあたり220円（税込み）の手数料をとっています。例えば、10kg以下の場合は220円（税込み）、10kg超20kg以下の場合は440円です。なお、処分手数料はクリーンセンターで計測した重量をもとに計算していて、家庭などで計測した重量と異なる場合があります。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

市川市では、高齢者や障がい者などを対象とした、粗大ゴミの処分手数料の減免は行っていません。しかし、高齢者や障がい者など、自力でゴミを外に出せない人をサポートする事業は行っています。対象となるのは、65歳以上の1人暮らしの高齢者か1人暮らしの障がい者で、市川市内に親族が住んでいないことが条件です。サポート事業では、職員が家庭を訪問し、屋内からゴミを搬出する作業を手伝います。利用するためには申し込みが必要です。利用を希望する場合は、市川市 環境部 清掃事業課（047-712-6301）に問い合わせをしてください。

 市川の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

市川市では、粗大ゴミを回収する場合、1回あたり5点までと決めていて、一度に大量のゴミが出る場合は自分でクリーンセンターに持ち込むか一般廃棄物収集運搬業者（以下、不用品回収業者）に依頼するよう求めています。また、ゴミの排出量を削減する目的からも、不要になった家具や家電を処分するのではなく、リサイクルショップ（リユースショップ）を活用するよう案内しています。この段落では、粗大ゴミを自治体以外で処分する方法を紹介します。

リサイクルショップに持っていく

家電や家具でまだ使えそうなものは、リサイクルショップで買い取ってもらえるかもしれません。民間のリサイクルショップであれば、市川市内のお店を探す必要がないため、市境に住んでいる人は近くの店舗を探せるのがメリットです。リサイクルショップは家電を扱うところ、家具を扱うところ、家電も家具も扱っているところと、お店によって違いがあります。定休日をもうけている店舗もありますが、ほとんどの店は土日祝日にオープンしていて、自治体よりも営業時間が長いのが特徴です。中には、出張買い取りサービスを行っているところもあります。

リサイクルショップならば、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機、パソコンなど市川市で回収できないものも買い取ってもらえる場合があります。一方、リサイクルショップでは使えなくなったものや汚損がひどいもの、状態の悪いものは引き取ってもらえません。また、パソコンを買い取ってもらう場合にはあらかじめデータをすべて削除しなければなりません。個人情報を残したまま査定に出すと、クレジットカードの情報や機密情報が漏えいするリスクがあるので、注意してください。

販売店で引き取ってもらう

家電リサイクル法の対象品目やパソコン、オートバイなどは法律で販売した店が引き取ることが義務づけられています。家電リサイクル法で決められた家電、パソコン、オートバイを処分する際には、原則、販売店に依頼をします。処分費用はかかりますが、対象となる家電やオートバイを購入した店に問い合わせをしてください。販売店が遠方で引き取りを依頼できない場合には、メーカーの引き取りを依頼します。買った店もメーカーも分からないなどの事情があれば、「家電受付センター」に依頼し、引き取ってもらいます。

不用品回収業者に依頼する

リサイクルショップで買い取ってもらえない家具や、販売店で引き取ってもらえない家具・家電、その他引っ越しや遺品整理で大量に粗大ゴミが出た場合には、不用品回収業者の利用を考えてみましょう。市川市では、粗大ゴミの回収は1回5点までとなっていますが、不用品回収業者ならそのような点数の制限がなく、まとめてゴミを回収してくれます。また、集合住宅の上階に住んでいる場合や1人暮らしの人など、家の中から粗大ゴミの搬出ができない場合でも、ほかの家財道具を傷つけずにスタッフがゴミを搬出してくれます。中には、遺品整理やゴミ屋敷の清掃も行っているところがあり、片付けが苦手な人も安心して依頼できます。なお、市川市では引っ越しや遺品整理などで大量にゴミが出る場合には、交通渋滞などにつながるおそれがあることから集積場を利用しないよう求めています。

 市川の自治体と回収業者のメリット・デメリット

自治体の回収を利用するメリットは、処分手数料が安く、分かりやすく提示されていることです。最も高くても1点2620円なので利用者はかかる費用がどれぐらいなのか、見当を付けることができます。特に、車を所有している人は自分でクリーンセンターに持ち込むことが可能です。予約の必要がなく、10kgあたり220円（税込み）と回収を依頼するよりも安い費用で済むのが魅力です。自治体の処理施設で適切に処理をしてくれるというのも、利用する人にとって安心材料といえるでしょう。

一方、自分で粗大ゴミを搬出しなければならない点がデメリットです。市川市では高齢者や障がい者をサポートする仕組みはありますが、健康な人であっても品目によっては1人で搬出するのが難しい粗大ゴミもあります。無理に1人で搬出しようとすると、家財や集合住宅の共用部を傷つけてしまうことや、思わぬけがをしてしまうこともあるかもしれません。

また、すぐに利用できないのもデメリットです。市川市では粗大ゴミの申し込みが増えていて、申し込んでから回収するまでの日にちがあいています。特に、3月下旬から4月上旬や年末年始などは希望する日に予約がとれないこともあり、急に引っ越しが決まった場合などは利用が難しいです。一度に大量にゴミが出る場合は、複数回に分けて申し込みをしなければならず、片付けを完了するまでに日数がかかるでしょう。車にのせることができる場合はクリーンセンターに持ち込むことができますが、自家用車や軽トラックで運び出せる量には限りがあります。軽トラックを所有していない場合は、処分手数料は安く済みますが、軽トラックをレンタルする費用がかかります。持ち込める時間も決まっていて、想像以上に時間がかかるかもしれません。クリーンセンターは市内1カ所にしかないため、松戸市や船橋市との市境に住んでいる人には遠く、利用しづらいでしょう。

不用品回収業者を利用するメリットは、一度に大量の粗大ゴミを片付けてもらえる点です。事前にゴミを分別したり粗大ゴミを玄関などに持ち出したりする必要もなく、利用者は業者が来るまで普段どおりの生活を行うことができます。目の離せない小さな子どもがいる家庭でも、安心して作業を依頼できます。家電リサイクル法の対象品目なども回収してくれるのもメリットです。エアコンや洗濯機などは、取り外す作業を行っているところもあり、安心して任せることができます。また、依頼してから回収に来てくれるまでの日数が短く、土日祝日に対応しているところがほとんどなのも大きな魅力です。利用者はゴミを出すためだけに仕事を休む必要がありません。

デメリットは、自治体の回収に比べて1点あたりの処分手数料がかかることです。粗大ゴミの点数が少ない場合には、自治体よりも高いと感じることがあるでしょう。しかし、不用品回収業者はまとめて回収する場合だとかえって安価になる場合もあります。自分で粗大ゴミを外に搬出しないで済むことなどを考えると、妥当な料金設定といえるでしょう。

一方、不用品回収業者に関するトラブルがあるのも事実です。例えば、無許可の不用品回収業者に粗大ゴミを引き渡したところ、粗大ゴミが不法投棄されていたという問題や「無料回収」をうたっている業者に回収を依頼したところ、思わぬ高額請求を受けたなどのトラブルが発生しています。不用品回収業者を利用する際にはその業者が「一般廃棄物処理業（収集・運搬）」の許可を受けているかどうか、確認をしてください。「産業廃棄物処理業」や「古物商」の許可だけでは、粗大ゴミの回収はできません。また、「一般廃棄物処理業」の許可を受けているかどうかが分からない業者には粗大ゴミの回収を依頼しないでください。例えば、町の中を巡回している不用品回収業者の中にはトラックに何も書かれていないところもあります。

よい業者かどうかを見分けるためには、自治体側のホームページも確認し、「一般廃棄物処理業」の許可を得ているかどうか、確かめましょう。また、利用者の口コミや実績を確認することも大切です。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

市川市では粗大ゴミを回収する点数が決められていて、一度に大量の粗大ゴミを回収してもらうためには自力でクリーンセンターに持ち込まなければなりません。粗大ゴミを持ち込む車がない人や、ゴミの片付けに時間がとれない人、自力で粗大ゴミを外に出せない人は、不用品回収業者にお願いをするのがおすすめです。不用品回収業者では、自治体の粗大ゴミ回収では受け付けていないものも運び出してくれます。また、エアコンや洗濯機など取り外しが難しい家電を取り外す必要がありません。回収を依頼してから引き取りに来てくれるまでの時間も短く、片付けを一気に進めることができます。ゴミ屋敷や遺品整理のように片付け方が難しいケースにも対応している業者があります。粗大ゴミの処分に困っている場合は、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。

まとめ

市川市では粗大ゴミの回収を行っていますが、1回に申し込みできる点数に限りがあります。クリーンセンターに持ち込む場合には、渋滞で時間がかかる場合がありますし、車に積載できる量に限りがあります。大量の粗大ゴミを処分したい場合には不用品回収業者を利用するのがおすすめです。スタッフがゴミを家の中から運び出してくれるので手間がかかりません。家電リサイクル法の対象品目なども回収してくれるのでとても便利です。