【2024年最新】富津の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 富津の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

富津市では、粗大ゴミを出す際のルールが市独自で決まっており、ホームページ上や冊子で市民に案内しています。そこで、富津市に粗大ゴミの処分を依頼する際に知っておきたい基本的な方法を紹介していきます。

富津の粗大ゴミの回収規定

富津市の場合、粗大ゴミとして出すものは品目で明確に決められています。サイズなどの基準を設けているわけではありません。例えば、食器棚やドレッサー、自転車、扇風機、タンス類、ベッド類、ソファー、カーペットや健康器具などは粗大ゴミとして扱われます。そして、これらの粗大ゴミの収集と処分を富津市に依頼するときは、事前の申し込みに加え、手数料として粗大ゴミ処理券が必要です。


収集対象：富津市内の居住者であり、富津市内で発生した粗大ゴミが対象です。
処分費用：有料で、粗大ゴミ処理券を購入する形で納めます。
申し込み：事前予約が必要です。
持ち込み：可能です。
個別収集の申し込み先：富津市環境センター（予約専用ダイヤル）0439-37-2288
※予約は電話のみです。
※申し込みの際、品目ごとの点数の数え方を確認しておきましょう。
事業系の粗大ゴミ：対応はしていません。

粗大ゴミ分別の基準

富津市では、粗大ゴミに該当するかどうかを品目で決めています。タンス類やベッド類などの大型家具類をはじめ、自転車やオルガン、ベビーカー、マッサージ器具、食器洗い機、畳やふすま、布団などが対象です。これらの粗大ゴミは、可燃ゴミのように集積所に出すことはできません。富津市で決められたルールに沿って処分する必要があります。富津市は、素材やサイズなどで粗大ゴミの基準を決めているわけではないため、処分したいものが該当するかどうか判断に迷うこともあるでしょう。


判断できないときは、富津市でまとめている「粗大ごみの出し方について」で確認できます。なお「粗大ごみの出し方について」は、富津市のホームページにある粗大ゴミの項目からも閲覧することが可能です。

粗大ゴミの出し方・手順

1.事前予約を済ませたら、富津市指定の粗大ゴミ処理券を対象の粗大ゴミに貼ります。
2.粗大ゴミ処理券は「環境センター」「市役所環境保全課」「天羽行政センター」「富津公民館」「中央公民館」「峰上出張所」「金谷連絡所」で取り扱っています。なお「金谷連絡所」では水曜日と金曜日の午前9時〜11時30分の間しか購入できないので注意が必要です。また、収集時に在宅しているときは収集のときに粗大ゴミ処理券を購入することもできます。
3.粗大ゴミ処理券には住所と氏名を記入しておきましょう。
4.1回で収集してもらえる量は5点までです。
5.1点当たりの重さは80kg以下、大きさは2.5m以下でなければ出せません。
6.収集日当日は、朝のうちに自宅前に粗大ゴミを出しておきます。富津市は、粗大ゴミを出しておく時間が明確にされていません。詳しい時間は、申し込みの際に確認が必要です。
7.自宅前に粗大ゴミを出すときは、交通の妨げや他の人の迷惑にならないよう配慮しましょう。

粗大ゴミ収集依頼方法

1.粗大ゴミ個別収集の申し込みは電話のみです。
2.富津市環境センター：予約専用ダイヤルは0439-37-2288番で、通話料は申し込み者の負担になります。
3.受付可能時間は、月曜日〜金曜日の午前8時30分〜午後5時15分までです。土日と祝日は対応していません。
4.富津市は、原則として粗大ゴミ1点当たりに対し粗大ゴミ処理券が1枚必要ですが、品目によっては複数で1点として扱われます。そのため、申し込みのときに粗大ゴミとして出す品目の数え方を確認しておく必要があります。
5.粗大ゴミに該当する品目は、富津市が発行している「粗大ごみの出し方について」で確認が可能です。一般的な家庭内から出る粗大ゴミを想定したものですが、すべて網羅しているわけではありません。「粗大ごみの出し方について」に掲載されていないものなど、不明な品目や疑問があったときは、申し込みのときに富津市環境センターに確認しておきましょう。
6.電話で申し込みの際は収集日や時間、必要な粗大ゴミ処理券の枚数などをメモしておくと粗大ゴミをスムーズに出せます。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

1.富津市環境センターに直接粗大ゴミを持ち込む場合は、事前の電話予約は必要ありません。
2.搬入時間内であれば、事前予約なしで富津市環境センターに直接粗大ゴミを搬入できます。
3.持ち込みの場合は粗大ゴミ処理券も不要です。手数料は、搬入したときに富津市環境センターで支払います。
4.手数料は原則として現金払いです。クレジットカード決済やWeb決済には対応していないため、事前に必ず現金を用意しておきましょう。
5.持ち込みは事業系ゴミの搬入も可能です。
6.草木類や雨どい、塩ビパイプなどを持ち込むときは、必ず50cm以内になるように断裁しておきます。


富津市環境センター
持ち込み可能日：月曜日〜土曜日であれば持ち込み可能です。日曜日は対応していません。祝日や年末年始などの対応や日程については、富津市役所市民部環境保全課環境センター（電話番号0439-37-2020）まで問い合わせが必要です。
持ち込み可能時間：午前9時〜午後4時までとなっています。ただし、正午〜午後1時までの間は持ち込みできません。
持ち込み場所：富津市環境センター（千葉県富津市総稱桜井総稱鬼泪山8-1）
持ち込みの対象：富津市内の一般家庭から出た粗大ゴミの他、事業系粗大ゴミについても対象になります。
処理手数料：一般家庭から出た粗大ゴミは10kg当たり90円、事業系の場合は10kg当たり150円です。
持ち込み方法：事前予約は不要です。対応時間内であれば直接搬入して問題はありません。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

富津市は、粗大ゴミを個別収集してもらう際に専用の粗大ゴミ処理券が必要です。処理券は1枚につき800円で「環境センター」「市役所環境保全課」「天羽行政センター」「富津公民館」「中央公民館」「峰上出張所」「金谷連絡所」で購入できます。「金谷連絡所」のみ、購入できる日が水曜日と金曜日に限定されています。時間帯も午前9時〜11時30分と短いので、間違えないようにしましょう。なお、収集当日在宅であれば、収集のときに粗大ゴミ処理券を購入することもできます。


富津市では、収集当日に粗大ゴミ処理券を対象の粗大ゴミに貼って出さなければなりません。1点につき1枚が原則ですが、品目によっては複数まとめて1点になるものもあります。実際にはどのようになるのか、手数料の一覧表として次に紹介していきます。また、手数料の減免制度についてもどのようなものがあるのか見ていきましょう。

粗大ゴミ処分手数料一覧

ここでは、富津市が発行している「粗大ごみの出し方について」をもとに主な品目の手数料を紹介します。なお、ここで掲載していない品目も粗大ゴミとして収集してもらうことが可能です。詳細は、富津市の「粗大ごみの出し方について」で確認しましょう。不明な品目については環境センターに問い合わせが必要です。


編み機：800円
ギター：800円
一輪車：800円
自転車：800円
扇風機：800円
じゅうたん：800円
掃除機：800円
犬小屋：800円
除湿機：800円
ソファー：800円
ベッド類：800円
乳母車：800円
ドレッサー：800円
食器洗い機：800円
畳：800円
オーブンレンジ：800円
車椅子：800円
タンス類：800円
オルガン：800円
下駄箱：800円
水槽：800円
本棚：800円
ついたて：800円
マッサージ器具：800円
ストーブ：800円
ガステーブル：800円
テーブル：800円
スピーカー：800円
電子レンジ：800円
アコーディオンカーテン（2枚または1対）：800円
網戸（4枚まで）：800円
トタン（3枚まで）：800円
こたつと天板：800円
パイプ類（5本まで）：800円
ふすま（4枚まで）：800円
毛布を含む布団（3枚まで）：800円
座布団（5枚まで）：800円
物干し竿（3本まで）：800円

粗大ゴミ処理手数料等の減免

富津市は、2022年時点では粗大ゴミや一時的に出たゴミの処理手数料などを減免する制度は特に設けていません。ただし、2021年には突風により発生した廃棄物の処理に対して手数料を減免もしくは無料にするという措置が取られています。2021年の条件は、家屋などの損壊によって発生した廃棄物が対象になっています。り災証明書交付申請もしくは被災証明書交付申請の手続きを行うことで、富津市環境センターで減免または無料で受け入れてもらえるという内容でした。


こうした過去の事例があることから、今後も自然災害などで一時的に大量の粗大ゴミが出たときは手数料の減免措置が取られる可能性は高いといえるでしょう。自然災害や火災など、やむを得ない事情で大量の粗大ゴミの処分が必要になった場合は、富津市に問い合わせてみたほうがいいでしょう。状況にもよりますが、2021年のように処理手数料を減免もしくは無料にしてもらえるかもしれません。

 富津の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

粗大ゴミが出たときは、自治体に処分してもらうのは一般的な方法です。しかし、自治体の場合は時間や収集日が決められていることが多く、なかなか出せないこともあるでしょう。富津市も例外ではなく、粗大ゴミを出せる曜日と時間は決められています。そこで、自治体に依頼する以外で粗大ゴミを処分する方法を紹介していきます。

リサイクルショップに持っていく

粗大ゴミといっても、中にはまだ使えるものもあります。例えば、引っ越しや生活の変化など何らかの事情で不用になったものを捨てるというケースも珍しいことではありません。要らなくなったというだけで機能的に問題のないものであれば、リサイクルショップに売却するのも賢い選択です。アンティークなど希少性のあるものなら、専門店に買取してもらうことで欲しい人の手に渡すこともできます。リサイクルショップは、自分で直接持ち込む以外に出張買取にも応じている店舗が増えています。自宅まで引き取りに来てもらえれば、車がない人でも気軽に粗大ゴミの処分が可能です。


訪問時間も自分の都合に合わせてくれることが多く、早朝のような忙しいタイミングに時間を取らずに済みます。ただし、リサイクルショップはどのようなものでも買取に応じてくれるわけではありません。たとえまだ綺麗で使えるものでも、売れないと判断されれば買取してもらえないこともあります。どのようなものが買取の対象になるかはリサイクルショップで変わってきますが、処分したいものをすべて引き取ってくれるわけではないと考えておくほうが無難です。場合によっては、何一つ買取ってもらえないかもしれません。リサイクルショップを利用するときは、過度に期待しないようにしましょう。

販売店で引き取ってもらう

粗大ゴミの中でも処分に困りやすいのが、リサイクル法の対象になっている家電品です。そもそも、リサイクル法の対象になる家電品は富津市では処分してもらえません。基本的には、自分で処分してくれるところを探す必要があります。リサイクル法に該当する家電品は、販売店に引き取ってもらうのが一般的で無難な処分方法です。できれば、新しい製品を購入するときに引き取ってもらうと、個別に依頼するという手間を省くことができます。


しかし、新しい製品の購入予定がなく処分できないままのリサイクル家電を抱えているときは、購入した販売店で対応してくれるかもしれません。リサイクル料金はかかりますが、購入した店舗が引き取ってくれることは多いものです。どこで購入したものかわからないときや、すでに店舗がなくなっている場合でも心配は要りません。家電量販店や個人の販売店など、リサイクル家電の処分に応じてくれる店舗を探してみましょう。訪問回収を行っている店舗なら、自宅まで引き取りに来てもらうことも可能です。ただし、回収に応じていない店舗もあります。その場合は自分で運ばなければならず、結果的に処分は難しい可能性が出てきます。

不用品回収業者に依頼する

売れるかどうかわからない不用品や、引き取り先が見つからないリサイクル家電など、処分に困った粗大ゴミをまとめて片付けてくれるのが不用品回収業者です。不用品回収業者は、その名の通り自宅まで回収に来てくれるのが基本的なサービスで、自分から持ち込むという手間がかかりません。部屋からの運び出しはもちろん、必要に応じて解体作業や片付け、運び出した後の掃除まで行ってくれます。実際に提供しているサービスは業者ごとで異なりますが、中には遺品整理やリフォーム、ハウスクリーニング、建物の解体まで応じてくれる業者もいるので、状況に応じて上手に選ぶといいでしょう。


また、買取にも応じてくれる業者もいるため、売れるものがあるときには手数料を節約することもできます。業者によって回収が難しいという品目もありますが、自治体と比べたら処分できない品目は少ないのが特徴です。富津市の場合でいえばタイヤやバッテリー、自動車部品、二輪車、耐火金庫、サーフボードなどは処分の対象外ですが、ほとんどの不用品回収業者はこういった品目も回収してくれます。回収してくれるタイミングも柔軟性があり、早い場合なら即日での対応も可能です。そのうえ、早朝から深夜まで回収に応じてくれる業者もいるので、自治体のように忙しい時間を割いて粗大ゴミを出す必要もありません。

 富津の自治体と回収業者のメリット・デメリット

富津市による粗大ゴミの処理方法は、富津市で暮らす人にとって馴染みのあるものでしょう。しかし、慣れている手段であっても、不便に感じる人もいるかもしれません。富津市の制度では柔軟に粗大ゴミの片付けができないと考えている人は、民間の不用品回収業者の利用で簡単に解決できる場合もあります。そこで、自治体の個別収集と不用品回収業者のメリットとデメリットをそれぞれあげながら、両者を比較してみましょう。


富津市に粗大ゴミを収集してもらうメリットは、1点からでも気軽に出せることです。1点につき手数料は800円と決まっており、安く手軽に処分することができます。当日の立ち会いが原則として不要な点もメリットといえます。ただし、事前に粗大ゴミ処理券を購入していないときは当日立ち会う必要が出てきます。購入の手間が省ける反面、面倒と感じる人もいるでしょう。また、粗大ゴミは基本的に自分で運び出す必要がある点はデメリットです。重さのあるものは運ぶだけでも労力をともなうため、粗大ゴミを処分できずにいる人もいるかもしれません。


収集の日時を自分で決められないことも、自治体に依頼するデメリットです。富津市の場合、粗大ゴミの収集は朝という漠然なもので、出すタイミングの判断がつきにくいのもデメリットといえます。さらに、一度に出せる粗大ゴミが5点までと決まっていることで、引っ越しなどで大量に不用品が出たときはすぐに片付けることができない点もデメリットです。


一方、不用品回収業者は、基本的に依頼者自身が回収に来てもらう日時を決めることができます。日曜日や夜間にも対応している業者もいるので、仕事が終わった時間帯や休日にゆっくり片付けることも可能です。即日の回収に対応している業者なら、思い立ったその日のうちに粗大ゴミを処分できるかもしれません。一度に回収できる点数に上限がないことも不用品回収業者のメリットです。不用品回収業者には、トラックの積み放題プランなどお得に利用できるプランも用意されています。単品だと割高になることもありますが、引っ越しや大掃除、災害時などで大量にゴミが出たときは割安になる点もメリットでしょう。


不用品回収業者のデメリットといえば、当日立ち会いが必要なことです。ただし、回収日時を自分の都合で決められるため、予定に無理が出ることはありません。富津市では処分できないリサイクル家電などにも対応しており、不用品をまとめて処分できるのは不用品回収業者の大きなメリットです。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

富津市で粗大ゴミや不用品が出たとき、自治体に頼るのは納税者の権利です。しかし、重い家具類や家電品類を外まで自分で運び出すのは容易なことではありません。軽量なもので1〜2点程度なら運ぶのも簡単ですが、実際には収集してもらうことも難しい人は多いのではないでしょうか。その点、不用品回収業者であれば、粗大ゴミを部屋の中から運び出してくれます。依頼者は、基本的に処分して欲しいものを指示するだけです。女性スタッフが対応してくれる業者を選べば、女性の一人暮らしでも不安を感じることはないでしょう。


不用品回収業者のサービスは多様化しており、片付けや収納のアドバイス、ハウスクリーニングなど住まいの悩みを解決してくれる業者もいます。自治体は粗大ゴミを運んで処分してくれますが、こうした悩みの解決を図ることはできません。自治体の粗大ゴミ収集に疑問を感じていたり不便に思っていたりするなら、民間の不用品回収業者を利用するほうが簡単に問題を解決できます。

まとめ

富津市は、電話で事前予約をしておけば、粗大ゴミを個別収集してくれます。しかし、1回で出せる点数は決まっているうえに、出しておく時間帯は特に明確になっていません。引っ越しなどでまとまった粗大ゴミが出ても、なかなか片付かないということもあるでしょう。不用品回収業者なら、1回で回収できる点数に上限はなく、早い場合は即日の対応も可能です。支払いも、現金の他にクレジットカード決済や後払いなど柔軟に対応しています。富津市の制度に不便を感じているなら、不用品回収業者を利用するほうが粗大ゴミの問題解決につながります。