【2024年最新】千葉県の粗大ゴミ処分
｜持ち込み･回収方法から料金まで

 千葉県の自治体に粗大ゴミの処分を依頼する方法

千葉県で粗大ゴミを出すときは、お住まいの自治体によって粗大ゴミの基準を知る必要があります。ここでは主要な市について傾向をまとめ、粗大ゴミの基準と出し方、回収方法等についてご説明します。詳細は各自治体のホームページなどで確認してください。

千葉県の粗大ゴミの回収規定

例えば千葉市では、「千葉市指定のゴミ袋に入れたとき、口が結べないもの、あるいは口は結べるがはみ出してしまうもの」については粗大ゴミと規定しています。ただし、木の枝は、太さ10cm・長さ50cm以下の場合可燃ゴミとして、太さ20cm・長さ100cm以下の場合は資源ゴミとしてだすことができます。さらに、傘や一斗缶、一升までの炊飯器、20L以下のポリタンク、ふろ用椅子は不燃ごみとして出せるので、活用しましょう。

また、カーバッテリーやタイヤ、スプリング入りのソファーなどは回収できないとしています。詳細については、粗大ゴミ受付センター(TEL:043-302-5374)へ問い合わせて確認した方が良いでしょう。

対象 千葉市内にお住まいの方
費用 有料
申し込み 事前申込制(電話・インターネット)
持ち込み 可
申込先 粗大ごみ受付センターTEL:043-302-5374(月～金曜日、午前9時から午後4時までと、土曜日午前9時から午前11時30分まで)
注意事項1.事前申し込みの場合1度に10個まで2.インターネット申し込みでは、一部品目の粗大ゴミは受付していません。

粗大ゴミ分別の基準

千葉市では、千葉市指定のゴミ袋の口が閉まらない場合、あるいは口からはみ出てしまう場合は粗大ゴミとして捨てる決まりになっています。また、松戸市では1辺の長さがおおむね50cm以上のものは粗大ゴミという規定で、明確な線引きをしてはいません。市川市でも、18L用ポリタンク以上の大きさ、あるいは鉄アレイのような重すぎるものは粗大ゴミになるとしています。

ただし、どの自治体においても家電リサイクル法の対象となるエアコン・テレビ・冷蔵庫などは回収していません。これらは一般廃棄物処理業者へお願いするよう、自治体からも案内が出ています。また、家電リサイクル法以外にも、パソコン、電池、タイヤなどは販売店などに問い合わせするよう案内されています。

粗大ゴミの出し方・手順

ここでは主に千葉市の手順に基づいて説明します。どの自治体でもおおむね一緒ですが、例えば基本の電話以外にもLINEで申し込めたり、インターネットで申し込めたりするので、一度お住まいの自治体の案内を確認してみてください。

1.電話(またはインターネットなど)で申し込みます。電話の場合、受付時間があるのと月曜日の午前中は依頼が殺到するため電話がつながりにくく、注意が必要です。
2.指定された収集日までに、指定金額分の粗大ごみ処理手数料納付券を購入しておきます。粗大ごみ処理手数料納付券は、コンビニエンスストアを中心に取扱しているため、基本的にはどこでも買える認識でOKです。気になる人は申し込み時に確認しても良いでしょう。
3.インターネットで申し込みをして、支払い方法を納付券にした場合、購入した納付券に「収集日」と「受付番号または名前」を記入し、貼り付けしておきます。また、インターネットで申し込みをして、かつ電子決済にて処理手数料を支払った場合は対応方法が異なります。「収集日」と「受付番号または名前」を納付券ではなく紙またはガムテープ等に記入し、排出品目1個ずつに貼って出しましょう。
4.指定された収集日の午前8時までに、指定された場所に出しておきます。立ち会いは不要です。

もしも運び出すことが困難な、高齢者や障がい者のみの世帯の場合、粗大ゴミ受付センターでその旨を伝えてみましょう。職員が回収の対応をしてくれることがあります。また、持ち込みの場合は納付券を購入する必要はなく、自分の都合の良いときに廃棄できるため、自分で搬出できる人は持ち込みを検討してみても良いでしょう。

粗大ゴミ収集依頼方法

千葉県内で粗大ゴミの収集を依頼する場合、多くは電話またはインターネットで申し込むことができます。主な自治体について、依頼方法と連絡先を記入しておくので、参考にしてください(2022年8月時点)。各自治体で申し込みできる媒体にかなり違いがあります。LINEでできるところもあれば電話かFAXのみのところもあるので、このページを参考にするとともに、事前にお住いの自治体のホームページで確認するようにしてください。

依頼方法
1.千葉市
電話:043-302-5374(ただし月～金曜日の午前9時から午後4時と、土曜日の午前9時から午前11時30分まで)
FAX:043-302-0250
Mail:sodaigomi_info@callcenter-chibacity.jp
インターネット:24時間受付可(https://www.sodai-web.jp/chiba/index.html)

2.市川市
電話:047-712-6300(ただし月～金曜日の午前9時から午後5時と、土曜日の午前9時から正午まで)
LINE:24時間受付可
インターネット:24時間受付可(https://ichikawa-seiso.com/ichikawa/home/)

3.船橋市
電話:047-457-4153(ただし月～金曜日の午前9時から午後4時)
FAX:047-457-4221(所定の粗大ゴミの受付票をダウンロードし印刷、記入後添付)
Mail:sodaigomi@city.funabashi.lg.jp(所定の粗大ゴミの受付票をダウンロードし、記入後添付)
ハガキ:〒274-0082船橋市大神保町1360番地1船橋市粗大ごみ受付センター行
①住所②氏名(フリガナ)③電話番号④粗大ゴミの持ち出し場所⑤粗大ゴミの品名・個数⑥昼間の連絡先(電話番号)を記入のうえ、投函
インターネット:受付なし

4.習志野市
電話:047-453-7979(ただし月～金曜日の午前9時から午後4時)
FAX:047-452-8299(言語・聴覚障がいをお持ちの方のみ)
インターネット:24時間受付可(https://s-kantan.jp/city-narashino-chiba-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=1335)

5.浦安市
電話:047-305-4000(ただし月～金曜日の午前9時から午後5時)
FAX:043-302-0250
Mail:sodaigomi_info@callcenter-chibacity.jp
インターネット:24時間受付可(https://s-kantan.jp/city-urayasu-chiba-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=957)、事前に電子申請利用者登録が必要

6.市原市
電話:0436-36-1191
FAX:0436-36-1931
市の窓口:福増クリーンセンター、支所または市役所(クリーン推進課)の窓口(ただし月～金曜日の午前8時30分から午後5時15分)

6.木更津市
電話:0438-36-1133(ただし月～金曜日の午前8時30分から午後5時15分、土曜日午前8時30分から午後0時30分)
予約は収集希望日の2日前まで。収集日が住所によって決まっているため、定期的な収集日に合わせて自分で捨てる必要があります。

粗大ゴミとして出せないもの

粗大ゴミの持ち込みについて

千葉県内で粗大ゴミの持ち込みをする場合、各自治体によってルールが異なります。事前に予約が必要な場合もあれば、直接持ち込んで良い場合もあります。主要な自治体について粗大ゴミを持ち込む場合のルールについてまとめているので、参考にしてください。なお、こちらに載っていない自治体や、最新の情報は各自治体のホームページなどをご参照ください。

千葉市
1.持ち込みの場合、事前の申し込みは必要ありません。
2.受付は月～金曜日の午前9時から午後4時、土曜日午前9時から正午までです。ただし、一部のゴミ処理センターは月～金曜日午後1時から午後4時までのみです。
3.支払いは現金のみで、持ち込み時に支払います。
4.一部ゴミ処理センターは、粗大ゴミの持ち込み数を1日10個までに限定しています。

市川市
1.持ち込みの場合、事前の申し込みは必要ありません。
2.受付は月～土曜日の午後1時から午後4時。
3.受付で配布する「般廃棄物持込申請書」へ記入します。事前に印刷して持ち込んでも構いません。

船橋市
1.持ち込みの場合、事前の申し込みは必要ありません。
2.粗大ゴミを持ち込みできる施設は、「北部清掃工場」と「西浦資源リサイクル施設」です。
3.受付は月～土曜日の午前9時から正午、午後1時から午後5時。
4.現地で直接手数料を支払うため、処理券を事前に購入しておく必要はありません。

習志野市
1.インターネットで事前予約が必要です。予約可能日は火～金曜日と第2,4土曜日です。
2.持ち込みは、予約した日にち、時間のみ可能です。
3.支払いは現地で直接行うため、小銭またはキャッシュレス決済の準備をしておく必要があります。

浦安市
1.持ち込みの場合、事前の申し込みは必要ありません。
2.粗大ゴミを持ち込みできる施設は、浦安市のクリーンセンターです。
3.受付は月～土曜日の午前9時から午前11時、午後1時から午後4時。
4.現地で直接手数料を支払うため、処理券を事前に購入しておく必要はありません。

市原市
1.持ち込みの場合、事前の申し込みは必要ありません。
2.粗大ゴミを持ち込みできる施設は、福増クリーンセンターです。
3.受付は月～土曜日の午前8時30分から午後4時。
4.現地で直接手数料を支払うため、処理券を事前に購入しておく必要はありません。

木更津市
1.電話で事前予約が必要です。予約可能日は平日の午前9時から午後4時、土曜日の午前8時30分から午前11時です。
2.持ち込みは、予約した日にち、時間のみ可能です。
3.受付票を施設にて配布されますが、事前に印刷して持ち込んでおくとスムーズに搬入できます。
4.支払いは現地で直接行います。

 粗大ゴミ処理券を購入する方法

粗大ゴミ処理券は、各自治体によって多少異なりますが、おおむねセブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアや、地域の商店などで購入できます。市役所や区役所、市民センターでも購入できますが、生活の導線内ではコンビニエンスストアが最も便利でしょう。粗大ゴミの種類によって購入すべき金額が異なります。処理券の金額の種類は限られているので、指定の金額になるように処理券を購入します。2021年(令和3年)以降では、一部の自治体で処理券をオンラインで支払うことにも対応しました。インターネットで申し込みをした場合支払い方法にてオンラインを選ぶと、クレジットカードやPayPay、その他オンライン決済でも手数料を支払えるため、便利になりました。

粗大ゴミ処分手数料一覧

各自治体により、手数料形態は異なります。ここでは、主な自治体の手数料についてご紹介していきます。詳細は各自治体のホームページなどで確認するとともに、料金改定が行われていることもあるので、粗大ゴミを出す前に電話などで確認してみましょう。

千葉市
1.390円(布団、照明器具、プリンター、ガステーブル、ストーブ、扇風機、掃除機、ゴルフセットなど)
2.780円(ミシン、脚立、90cm以下の食器戸棚、自転車(15インチ以上)、畳など)
3.1170円(ステレオセット、90cmを超える食器戸棚、シングルベッドなど)
4.1560円(椅子型マッサージ器、たんす、セミダブル以上のベッドなど
5.持ち込みの場合、センターによって上記4段階の場合と、10kgごとに270円の料金形態の場合あり

市川市
1.520円(大型ごみの中でも、比較的小さい物)
2.1050円(大型ごみの中でも、比較的大きい物)
3.その他超大型ごみ、または複雑なものは品目ごとに処理料金が設定されている場合がある。
4.持ち込みの場合、10kgごとに200円＋消費税

船橋市
1.370円(加湿器、2口までのガスコンロ、扇風機、照明器具、電気こたつ、プリンターなど、または重さ15kg未満のもの)
2.740円(1人用ソファー、3口以上のコンロ、電子レンジなど、または重さ15kg以上25kg未満のもの)
3.1110円(シングルベッドなど、または重さ25kg以上35kg未満のもの)
4.1480円(セミダブル以上のベッド、電動式椅子、卓上型以外のミシンなど、または重さ35kg以上のもの)
5.持ち込みの場合、10kgごとに150円＋消費税

習志野市
1.670円(加湿器、空気清浄機、ストーブ、扇風機、座椅子、ゴルフバッグなど)
2.1340円(ステレオセット、電子レンジ、ミシン、ベビーベッドなど)
3.2010円(ドレッサー、1m以上のソファー、犬小屋など)
4.2670円(ベッド)
5.3350円(スプリング入りベッドマット)
6.持ち込みの場合、10kgごとに250円(税込み)

市原市
1.事前申し込みの際に伝えられる処理料金
2.持ち込みの場合、10kgごとに200円(税込み)

木更津市
1.1点につき800円
2.持ち込みの場合、20kgまでは200円、以降10kgごとに65円。

粗大ゴミ処理手数料等の減免

千葉県では、粗大ゴミの処理手数料に減免制度はありません。臨時で台風などの災害時に発生した災害ゴミについて、処理手数料の免除を行っている場合があります。また、住宅火災に伴い家財道具などの一時多量ゴミについて、自ら搬入する場合は手続きを取ることで処理手数料の減免措置を受けられる自治体もあります。

 千葉県の自治体以外で粗大ゴミを処分する方法

ここまでは千葉県内の自治体で粗大ゴミを処理する方法について説明してきましたが、ここからは自治体以外に粗大ゴミの処理をお願いする方法をご紹介します。リサイクルショップや不用品回収業者など、いくつか他にも方法があります。

リサイクルショップに持っていく

まずはリサイクルショップに持っていく方法についてです。基本的に通常のリサイクルショップであれば冷蔵庫、洗濯機、その他家電をはじめ大きめの家具なども買取してくれます。出張買取以外でしたら、基本的に予約は不要なことが多いです。一部店舗では、製造から何年経過したものは買取不可という決まりがある場合もあります。リサイクルショップに持っていく際は、数店舗比較してから持っていくと、買取できないというトラブルに見舞われることもないでしょう。リサイクルショップに持っていくことができない場合は、出張買取という選択もあるので検討してみてください。ほとんどが出張料を取られることなく可能なので、近隣のリサイクルショップに問い合わせてみると良いでしょう。

販売店で引き取ってもらう

冷蔵庫や洗濯機、パソコンなどの家電であれば、買い替え購入で古い方を販売店で買取または下取りしてくれる場合があります。この場合は実質無料で引き取ってもらえるため、非常お得です。しかし、買い替えではなく単純に捨てたい場合、家電の場合は家電リサイクル法に基づいて引き取ってもらわなければなりませんし、販売店にも引き取りの義務があります。

1.小売店に依頼する場合
引き取りを依頼し、リサイクル料金と小売店が請求する収集運搬料金を支払います
2.自ら指定引き取り場所へ持ち込む場合
郵便局でリサイクル料金を支払い、リサイクル券を受け取ります。そして指定引き取り場所に家電とリサイクル券を渡します

リサイクル料金の目安は、エアコン990円～9900円(年式、大きさによる)、テレビ1320円～3756円(大きさ、形式による)、冷蔵庫3740円～6149円(大きさによる)です。これらはあくまで目安のため、実際に請求される金額と異なる場合があることをご理解ください。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者に依頼する場合は、電話、インターネットなどがあります。特に最近ではLINEで気軽に見積もりできるところもあります。業者や地域によっては、即日回収に来てくれるところもあるので大変便利です。

1.不用品回収業者に電話をかける
2.回収してほしいものや数を伝える。運搬してほしいかどうかも伝えましょう
3.回収してほしい日時を伝えます。回収業者とのマッチングもありますが、即日でも可能な場合があります。
4.回収日時になったら、回収業者に引き取ってもらい、支払いを済ませます。

 千葉県の自治体と回収業者のメリット・デメリット

自治体と回収業者、どちらも粗大ゴミの回収という面では大きな差がないように見られます。しかし、それぞれメリットとデメリットが存在します。いざ粗大ごみを回収してほしいと思ったときに、どちらを選ぶべきか、自治体と回収業者のメリットとデメリットを詳しく比べてみましょう。

1.回収業者
メリット
好きな日時に回収してくれる。土日でも可のところが多く、即日対応も可。
業者によっては、自治体では回収してくれないようなものまで回収してくれる
自分で運び出す必要がない
まとめて大量に出すことができる
デメリット
1つ2つ程度の回収では、割高になる
必ず立会する必要がある
買取業者であれば値段が付くものでも、お金を払って回収してもらう

2.自治体
メリット
処理費用が安い
多量でも重さあたりの金額は安い
指定日に出しておけば立ち会う必要なし
持ち込みで予約不要であれば、好きな時に回収してもらえる
デメリット
回収日程が少なく、合わせるのが大変
受付時間や持ち込み可能時間が短く、平日働く人にとっても利用しづらい
処理券の購入など手間が多い

まとめると、回収業者は自治体と比べて費用は高くなる可能性がある一方で、自由度は高くある程度どんなものでも好きな時に回収してもらえます。逆に自治体の場合は費用が安く済む一方、回収日は少なく日時も限定的です。回収場所に出す場合は朝8時までなど制限も多いので、世帯によっては回収してもらうことが難しいかもしれません。

 粗大ゴミ処理は不用品回収業者がおすすめ

自治体の粗大ゴミ回収は、費用が安く、持ち込みの場合はある程度好きな時間に捨てられるため魅力的です。しかし、持ち込むための労力や時間を考えると、不用品回収業者に依頼するのと比較してそこまで変わりません。家のすぐ近くであれば良いかもしれませんが、わざわざ片道1時間以上かけて捨てる労力は大変です。不用品回収業者であれば、自治体よりも多少割高ですが、好きな時に好きなだけ回収してもらえます。平日勤務の人であればなかなか自治体の回収を利用するのは難しいでしょう。不用品回収業者は、土日はもちろん夜間の回収も行ってくれることも多く、忙しい社会人にはありがたい存在です。特に引っ越しや家財整理の時は、大量の粗大ゴミが出ることもあります。自治体の場合は1日に廃棄できる粗大ゴミの量を制限していることも多くありました。家族の予定もあるでしょうし、なかなか自治体の日程に合わせて片付けすることの方が稀です。そんな時でも、不用品回収業者であれば、指定の日時に合わせて回収してくれるため、利便性は高いといえるでしょう。

まとめ

千葉県内でも、自治体によってさまざまなルールのもと粗大ゴミの回収がされています。電子決済に対応している自治体はまだよいですが、現金のみや処理券を買わなければならないところは不便です。粗大ゴミの中でも回収できるものとできないものがあり、分別が面倒です。不用品回収業者をうまく利用して、粗大ゴミを捨てることにまで労力を使わずに済ましてしまいましょう。