ほとんどの自治体で推奨されている、基本的な液体の処分方法は**「紙や布に吸わせて、可燃ゴミとして出す」**ことです。
用意するもの(便利なアイテム)
液体処分専用の凝固剤がなくても、家にあるもので代用可能です。
吸収させるもの: 新聞紙、古布(タオル・Tシャツ)、キッチンペーパー、トイレットペーパー
容器: 牛乳パック、厚手のビニール袋(レジ袋なら2重にする)
その他: ガムテープ、ハサミ
もし大量に処分する場合は、吸水性の高い**「ペットシーツ」や「紙おむつ」、100円ショップでも買える「高吸水性樹脂(吸水ポリマー)」**を使うと作業が圧倒的に楽になります。
牛乳パックや袋を使った「吸わせる」捨て方
容器の準備: 牛乳パックの口を開けるか、ビニール袋を2重にして箱やバケツにセットします。
吸収材を入れる: くしゃくしゃにした新聞紙や古布を中に詰め込みます。
液体を注ぐ: 液体がこぼれないようにゆっくり注ぎ、吸収材に染み込ませます。
・ポイント 一気に入れすぎず、吸ったのを確認しながら注ぎましょう。
封をする: ガムテープで口を厳重にふさぎます。空気を抜いてから止めると破裂しにくくなります。
捨てる: お住まいの自治体の分別ルールに従って「可燃ゴミ(燃やすゴミ)」として出します。
中身が入った容器の分別方法
中身を出した後の容器(ボトルや缶)は、軽く水ですすいで汚れを落としてから分別します。
プラスチック容器: プラマークがあればプラスチック資源へ。
ビン・缶: 資源ゴミへ。
汚れが落ちない容器: そのまま「可燃ゴミ」または「不燃ゴミ」へ(自治体により異なります)。
ここからは、よくある液体ゴミごとの具体的な処分方法を解説します。
水
ただの水なら処分方法として最も単純で簡単なのは流してしまうことです。
キッチンや洗面所などに流してしまえばきれいに処分できます。
お茶やコーヒー、ジュースなどの清涼飲料水でも、ビールや日本酒などのアルコール類であっても流しに捨ててしまって問題はありません。
アルコール度数が高いと水と同じようにして流して良いのか迷うかもしれませんが、テキーラや焼酎、泡盛などでも流してしまって大丈夫です。
飲料であれば大丈夫だとしても、飲めないものだとどうなるのかが気になるでしょう。
腐ってしまった水は流しても良いのかと迷いがちですが、基本的に問題になることはありません。
自治体では下水処理をしているのでもともと飲用可能なものだったのであれば流しに捨ててしまって構わないと考えると良いでしょう。
食用油(サラダ油・オリーブオイルなど)
油は水と分離してしまうので流しに捨ててしまうのは問題です。
河川の汚染の原因にもなってしまうため、大量の油を流すのは避けましょう。
油を処分したい場合には紙に吸わせて可燃ごみとして捨てるのが良い方法です。新聞紙のように油をかなり吸うことができる紙を使って油を吸い込ませていき、袋に入れて可燃ごみとして自治体の収集に出しましょう。
油でなくとも可燃性で爆発する恐れのない液体であれば紙に吸わせて捨てることができます。
適当な紙がない場合にも吸わせることができるものがあれば問題はなく、綿や布などを使用しても構いません。
自治体のルールに従って燃えるごみとして捨てるものに吸わせることが大切です。資源ごみになるものに吸わせてしまわないように気を付けましょう。
少量の場合: キッチンペーパーや新聞紙に吸わせて可燃ゴミ
多量の場合: 市販の「油凝固剤」で固めるか、牛乳パックに新聞紙を詰めて吸わせます。
※自治体によっては資源として拠点回収(リサイクル)を行っている場合があるので確認してみましょう。
液体調味料(醤油・ソース・ドレッシング・マヨネーズ)
塩分濃度が高く、環境負荷が大きいため流してはいけません。
サラサラした液体(醤油・みりん・酢・酒): 基本の「吸わせる方法」で処分。
ドロドロした液体(ソース・マヨネーズ・ケチャップ・ジャム): 新聞紙やチラシの上に出して包み、ビニール袋に入れて可燃ゴミへ。
飲料・アルコール類(ジュース・酒)
基本的にはキッチンやトイレに流しても問題ありません。
ただし、一度に大量に流すと下水処理に負担がかかるため、少しずつ流すか、水を流しながら希釈して捨ててください。
賞味期限切れの牛乳やプロテインなど、ドロドロしたり固形物が混じったりしているものは、流さずに「吸わせる方法」で可燃ゴミに出しましょう。
洗剤・柔軟剤・漂白剤
少量: 水で薄めながら少しずつ流せば問題ありません。
大量: 基本の「吸わせる方法」で処分します。
※「塩素系(カビ取り剤など)」と「酸性(サンポールなど)」の洗剤は、混ざると有毒ガスが発生します。絶対に同時に捨てないでください。 別々の袋に入れ、できれば収集日も分けるのが安全です。
シャンプー・リンス・ボディソープ
粘度が高いため、原液のまま大量に流すと詰まりの原因になります。
基本の「吸わせる方法」で可燃ゴミとして捨てましょう。
容器に残ったごく少量は、水ですすいで流しても構いません。
化粧品(化粧水・乳液・香水・マニキュア・除光液)
化粧品類は容器に処分方法が記載されているケースもあります。
ここでは、一般的な処分方法について解説します。
化粧水・乳液: 基本の「吸わせる方法」で可燃ゴミへ。
香水・ネイル(マニキュア)・除光液: 引火性が強いため、火の気のない通気性の良い場所(ベランダなど)で作業してください。新聞紙や布に吸わせて乾燥させ、ビニール袋に入れて可燃ゴミへ出します。
固まったマニキュア: 「マニキュアうすめ液」で溶かして出すか、どうしても出なければ容器ごと「不燃ゴミ」として出せる自治体もありますので、公式サイトをご確認ください。
医薬品(目薬・飲み薬・消毒液)
薬の成分が生態系に悪影響を与える可能性がありますので、慎重に処分してください。
シロップ薬・目薬: 紙や布に吸わせて可燃ゴミへ。
栄養ドリンク: 中身は流してOKですが、ニオイが強い場合は水を流しながら行ってください。
アルコール消毒液: 引火性があるため、香水と同様に火の気のない場所で布などに吸わせ、揮発(乾燥)させてから可燃ゴミへ出します。
有害性や危険性のある液体物
有害性や危険性のある液体物も液体物の一つとして考えることができます。
家庭から出てくるものはあまりないかもしれませんが、ガソリンや灯油、ライターのオイルなどは危険性がある液体物の代表例です。
有害性や危険性が懸念される液体物については流しに捨ててしまうことも、紙に吸わせて捨てることも好ましいとは言えません。
有害性や危険性があるかもしれないと疑われる場合には、その製品のメーカーに連絡して回収を依頼するのが適切な方法です。
自分が不安になっているだけで特に流しに捨てても問題がないようなときにはメーカーが教えてくれます。
有害性や危険性がある液体物はメーカーが回収対応をしているので、問い合わせれば処分の仕方がわかります。
指定の方法で送ったり、自宅まで回収に来てもらったりするのが典型的です。
その他(除湿剤の水・ハーバリウム・保冷剤)
除湿剤(タンクタイプ)に溜まった水: これは「塩化カルシウム水溶液」です。水道水を大量に流しながら、一緒に排水口へ流してください(金属につくとサビるため、シンクもしっかり洗い流すこと)。植物への水やりには使えません。
ハーバリウム: 中身はオイル(シリコンオイルやミネラルオイル)です。食用油と同様に、紙や布に吸わせて可燃ゴミとして捨てます。
保冷剤: 中身(高吸水性ポリマー)は流すと詰まります。中身を出さずに、そのまま「可燃ゴミ」として捨ててください(自治体により不燃の場合あり)。
液体物の入っていた容器は分別して廃棄する
液体物としての液体物は必ず何らかの容器に入っているでしょう。中身の水や清涼飲料水、油やライターのオイルなどを処分できたとしても、容器が残ってしまって困る場合があります。液体物の入っていた容器も適切な方法で処分しなければならないので注意しましょう。液体物の入っていた容器の処分方法は、容器の材質や大きさなどによって異なります。自治体によって定められている分別方法に従って廃棄することが必要です。
容器を見ると正しい捨て方について表示がある場合もあります。プラスチック製の容器の場合には資源ごみにできるかどうかが表示されているのが一般的です。材質が明記されていることも多く、自治体のルールを見てみると可燃ごみか不燃ごみかといったことも判断可能です。蓋と本体で別々の捨て方をしなければならない場合もあるので注意しましょう。本体にフィルムが付いているときにはフィルムも正しく分別して捨てることが必要になります。
処分方法+料金1:流しに捨てられる液体物は粗大ごみにする必要がない
液体物は水や清涼飲料水のように流しに捨てられるものもあります。このような場合には粗大ごみにする必要がなく、下水に流してしまえば料金もかかりません。正確に言えば下水処理料を支払うことになり、一般的には流した液体の量によって決まる仕組みになっています。何キロリットルという量になると処分料金がかかりますが、数リットル程度であれば普段の家庭排水の量に比べて微々たるものなので、液体物を処分したために追加で大きな費用がかかることはありません。
処分方法+料金2:液体物としての液体物は粗大ごみにできない
食用油などの液体物が大量にあるときには、大きな容器に入れて粗大ごみにして自治体に処分してもらうことができるのではないかと思うかもしれません。しかし、全国的な傾向として自治体では、液体物が入っている場合には粗大ごみとしての収集や処分をしていません。液体物が入っている場合には、容器の中身を空にしてからゴミとして出すように指示されることになります。
中身を空にしてしまえば、液体物の容器は大きさによっては粗大ごみの収集に出したり、粗大ごみの持ち込み処分をしたりすることが可能です。まずは液体物自体を上述の方法で適切に処分した上で、大きな容器については粗大ごみとして処分するという流れになると覚えておきましょう。
処分方法+料金3:液体物容器の可燃ごみや不燃ごみの収集
可燃ごみや不燃ごみとして扱うことができる大きな液体物容器は収集に出すことができる自治体が多くなっています。収集の仕方は自治体によって異なりますが、戸別収集かステーション収集が一般的です。粗大ごみは大型でステーションまで運ぶのが難しいことから自宅の前やマンションの集積所まで戸別収集に来てくれる場合がほとんどです。
可燃ごみや不燃ごみとして取り扱われる大きな液体物容器を粗大ごみとして出すときの料金は自治体のルールによって定められています。一般的には500円から1500円くらいの料金を支払うことになります。容器の種類によって同じ自治体でも料金が違うことがあるので注意しましょう。ほとんどの自治体では典型的な粗大ごみのリストを作成しているので、該当する容器を探せば料金がわかります。液体物クーラーや液体物ジャグなどといった形で一般的な名前で記載されているのが通例です。
処分方法+料金4:液体物容器の資源ごみの収集
液体物容器の中には通常の自治体のルールでは資源ごみに該当する素材のものもあります。ペットボトルが代表的なもので、自治体によっては金属のものも資源ごみになる場合があるでしょう。この場合にも資源ごみとして捨てられる大きさの上限を超えていて、粗大ごみに該当する大きさの場合には粗大ごみとして収集してもらって捨てることになります。資源ごみになる場合でも収集のルールは可燃ごみや不燃ごみになる場合と同じ自治体がほとんどです。戸別収集かステーション収集に対応していて、戸別収集が主流になっています。
資源ごみになる素材の液体物容器のときには自治体によっては料金が安くなっています。粗大ごみの料金を見てみると素材によって料金が異なる場合があり、プラスチックでリサイクル可能な容器、金属製で自治体で資源ごみにすると定めている素材の容器といったときには料金が安く済むことがあるのです。料金相場としては500円から1500円程度となっています。
処分方法+料金5:液体物容器の持ち込みによる処理
ごみ処理場への持込みによる処分に対応している自治体では、液体物容器を自己搬入して処分することが可能です。受付時間内に液体物容器を車に積んで運んでいけば処分できます。自治体によっては事前予約が必要になるので確認を取っておきましょう。持ち込みによる処分では重量あたりの費用が定められているのが一般的です。10キログラムあたり20円から200円くらいが相場になっています。他に持ち込んだごみと合わせた総重量に基づいて料金が決まる仕組みです。自治体によっては100キログラムくらいまで無料で処理しているので、液体物容器だけなら無料で処分できる場合もあります。料金体系は自治体によって異なるので、処理場のオフィシャルサイトなどで確認をすることが必要です。
以下の液体は、引火性・有毒性が高く危険なため、一般的なゴミ集積所に出すことも、下水に流すことも法律や条例で禁止されています。
ガソリン・灯油・エンジンオイル
これらは「特別管理産業廃棄物」や「危険物」に該当する場合があります。
処分方法: ガソリンスタンド、カー用品店、購入した店舗へ相談し、引き取ってもらってください(有料の場合が多いです)。絶対に自分で処理しようとしないでください。
ペンキ・塗料・シンナー
液体の状態では自治体で回収していないケースがほとんどです。
少量: 不要な布などに塗り広げて完全に乾燥させれば、可燃ゴミとして出せる場合があります。
大量: 専門の塗料処理業者や不用品回収業者へ依頼してください。市販の「残塗料処理剤」で固化する方法もあります。
中身や成分が不明な液体
「物置から出てきた茶色い液体」「ラベルが剥がれて何かわからないボトル」。 これらは絶対に開けたり、混ぜたりしてはいけません。爆発や有毒ガス発生のリスクがあります。
処分方法: 自分で判断せず、お住まいの自治体の清掃事務所に電話で相談するか、危険物も扱える不用品回収業者へ依頼してください。
液体物は不用品回収業者に依頼して処分することもできます。自治体での処分が難しいものでも専門業者なら回収してもらえるので検討してみましょう。
「捨てたい液体が何本もある」「中身を出す作業をする時間がない」「成分が分からず怖い」等のお悩みがある場合、無理に自分でやろうとせず、プロの不用品回収業者を頼るのがよいでしょう。
不用品回収業者を利用するメリット
中身が入ったままでOK: 面倒な「吸わせて分別」などの作業を丸投げできます。
危険物も対応可能: 自治体では断られる塗料や工業用オイルなども回収できる場合があります。
即日対応・まとめて回収: 引っ越し前などで急いでいる場合でも、家具や家電と一緒にまとめて回収してもらえます。
※液体回収の可否は業者によって異なります
不用品回収業者への依頼手順
液体物の処分を依頼するときには、まず業者に電話やメールなどで連絡をして液体物を回収して欲しいことを伝えます。
液体物というだけでは何なのかがよくわからないので、水なのか、アルコール類なのか、油なのかといったことを聞かれるでしょう。
わかる範囲で回答をすれば十分で、正体がわからない場合には正直に伝えましょう。
業者によっては液体物を回収していないのでこの時点で断られることもあります。
しかし、柔軟な対応をしている業者なら回収可能かを正確に判断するために訪問見積もりを提案されるのが一般的です。
訪問見積もりを依頼すると約束した日時にスタッフが来てくれます。処分したい液体物を見せるとどのくらいの費用で回収できるか、そもそも回収可能かといったことを説明してもらえます。
液体物の正体がわからないと適切な処分をするのが難しいので、この時点で断られることもないわけではありません。
しかし、丁寧な対応をする業者なら正体が不明でも分析費用を含めた見積もりを出してくれます。
その内容に納得できたら契約をすると液体物を回収してもらえます。
不用品回収ならゴミ回収バスターズ
液体の処分ならゴミ回収バスターズへお任せください。
即日対応が可能なほか、液体の処分実績が多数ございますので、安心してご依頼いただけます。
まずはお電話またはお問い合わせフォームからご連絡ください。